1分で読むオペラストーリー「セビリアの理髪師」

■あらすじ

 両親をなくしたロジーナは、後見人バルトロの家に監禁状態になっている。バルトロは、ロジーナの遺産を目的に

娘ほど歳の離れたロジーナとの結婚を狙っている。
 ふとしたことでロジーナをみそめたアルマヴィーヴァ伯爵は、「町の何でも屋」を自称するフィガロを使い、恋の成就のために、あの手この手の作戦を練る。
 こっそり恋文を渡したり、ロジーナの音楽教師の弟子に化け、レッスンのふりをしながら駆け落ちの相談をしたり・・・。アルマヴィーヴァ伯爵の狙いに気づいたバルトロも、負けずに応戦。陰口を広めたりとドタバタ。
 結局、アルマヴィーヴァ伯爵が、貴族の威厳を見せてロジーナを勝ち取り、バルトロには、ロジーナの遺産をやることで一件落着する。

 このストーリーで結婚した、アルマヴィーヴァ伯爵とロジーナの後日談が、モーツアルト作曲「フィガロの結婚」となっている。

■データバンク

   原題:Il Barbiere di Siviglia
   作曲者:ロッシーニ
   作曲年:1816年
   台本:チェーザレ・ステルビーニ
   初演:1816年2月 ローマ  アルジェンティーナ劇場

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?