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【アメリカ滞在記1】いざニューヨークへ 2021.09.21-22

ハラハラの出国

天空橋から羽田空港第3ターミナルまでは1駅。フライトは16時20分の予定だったので、出発はゆっくりで良かったのだけど、朝9時半にはホステルを出て空港へ向かった。
空港に着いたらもちろん人はまばらで、通常手荷物の預かりはフライトの4時間前というのがお決まりらしく、空港内の手荷物保管所も閉まっていた。
私はでかい荷物を持ったまま、2時間程度ベンチで待つしかない状況に。
しかしこんなのは、遅刻するのと比べたら何百倍もマシだし、ありがたいことに空港WiFiがあるので、とりあえずiPadで最近やっと見始めた「BTS IN THE SOOP」を優雅に見ることに。

1時間半くらい経ったところで、手荷物預かり所が開き始めた。
予定より少し早く預けられそうで、一安心。
ここで初めてPCR検査の書類を確認され、今回の旅の目的を少し詳しく聞かれた。正直に話すとパスポートにセキュリティシールを貼られ、笑顔で見送ってくれた。
事前に荷物の重量も測っておいたので、追加料金も無かった。
いろんな情報をネットに上げてくれていた先駆者たちに、心の中でハグをして出国ゲートへ向かう。

最近は機械がパスポートを認識してくれるので、容易に出国を許されて搭乗ゲートへ向かう。普段は旅行客で賑わっているだろう搭乗エリアには全く人がおらず、少し異様な雰囲気だった。
唯一空いていたフードコートでお好み焼きを注文。サイズは小さかったけど、久々のお好み焼きは美味しかった。これから3ヶ月、このソースの味ともお別れか・・と思うと貴重な食事に思えた。

しばらくネットサーフィンをしたり、端っこにポツンと開いていたお土産屋さんを見たりして時間をつぶしていたら、搭乗時間になった。都内の道が混んでいて、搭乗員の到着が遅れていたらしく、搭乗時間が20分程度押していた。
その搭乗員、めちゃくちゃ焦っただろうな、、と気の毒になりながらやっと飛行機の中へ。なんとか飛び立つことができる状況になり、一安心。

私は普段あまり計画を立てたりリスクヘッジするのが苦手な性格なので、「なんとかなるだろ」という気持ちで適当に流してしまうことが多々あるのだが、今回は自分市場一番注意深く、事前準備と計画を行った。
その理由は、このパンデミックの状況下ということもあるのだが、旅立つ1週間前に知り合いのタロット占い師にアメリカ渡航の運勢を占ってもらったことが原因だった。
その結果、とにかく最初だけ気をつけろ!ということだったのだ。
具体的に何かあるというのは分からないのだけど、注意していなければトラブルが起こる可能性があるとのこと・・・
普段占いに振り回されたりはしないのだけど、今回は自分の性格上あり得ることだったし、リスクヘッジしておくに越したことはないということで、入念に色々調べて準備して、それでも少し緊張感のある出国だった。

恐怖の入国審査

今回のフライトはシアトルで乗り換えの便だった。
飛行機内はやはり人は少なく、私の横も誰もいない状態だった。だからシアトルまでの8時間と少しはほとんど横になって眠ることができた。
本やNetflixの動画ダウンロードなども準備していたのだけど、結局ほとんど寝ていた。でもこれが満員の座り姿勢だったらと考えると、かなり恐ろしい・・・
デルタ航空の機内食もめちゃくちゃ美味しくて、全くの文句なしという感じだった。

そして無事シアトルに到着。ここでまた新たなミッションが待ち受けており、緊張感が走る。入国審査を受け、荷物を1度ピックアップして乗り換えのコンベアに乗せ、搭乗口まで行かなければならない。
入国審査の列に並ぶと、警備員の制服を着た大きい黒人の女性が「なぜここにいる」と日本人に尋ねている。私の前の人はビジネスで来たらしく、それを証明するのに手こずっている様子。

そして私の番。観光で来たというところまでは良かったのだけど、80日という期間にものすごい怪訝な顔をされ、立て続けに仕事はなんだと聞かれる。それにビビって馬鹿正直に「今は仕事してない」と言ってしまった。
おそらくこれが良くなかったらしく、個室に連れて行かれ、荷物を全て確認され、日本人の通訳の人に繋いでもらってありとあらゆることを説明させられた。
作ってきたZINEも見られ、「ナニコレ」と聞かれて赤面。とにかく嘘はつかずに正直に全部説明したら分かってくれたらしく、なんとか釈放された。

おそらく30分くらいだったのだろうけど、本当に神経削られた。。
まるおさんが言っていたのはこのことだったのかも知れない、と占いの信憑性に関心。それでもなんとか乗り越えることができ、乗り換えの時間にも間に合った。
今度から絶対仕事してないなんて言わない・・・(反省)

ニューヨークの洗礼

とりあえず最大のピンチも免れ、私は無事ニューヨークに着いた。
現地の日本人とコンタクトが取れるサービスで、送迎をお願いしていたのでその方と落ち合い、イエローキャブで宿泊先へ。
アテンドしてくれるのはニキさんという方で、NYには6年くらいいるらしく、その前は数カ国を点々と暮らしていたという、スーパー国際人という感じの方だった。
宿泊先もその方の紹介で、ちえさんという日本人の方が部屋を1つ貸していただける人がいるとのことで、そこにお世話になることになった。
部屋について挨拶をして一通り説明を受けたら、無事についた安心感と14時間フライトの疲れですぐに眠りについた。

次の日、早速ワクチンを打つことに。ニキさんと14時にタイムズスクエアに待ち合わせになった。早速あのザ・ニューヨークな場所に行くのか・・と興奮しつつ、ちえさんに地下鉄の乗り方を教えてもらっていざ出発。
正直地下鉄というだけで少し恐怖感があったのもあり、薄暗い感じと普通にゴミ箱あるし本当にいろんな人いるしで、少しハラハラしながらも、とにかく「Times Square」という文字を見落とさないようにしながら電車に揺られていた。

そして無事タイムズスクエアに到着。
右も左も分からないけど、私たちには「Google map」がある。おかげで、待ち合わせ場所に難なく着くことがきた。ありがとう文明。
ニキさんに連れられ、早速ワクチン接種会場へ。タイムズスクエアのど真ん中にある接種会場には割とたくさん人がいた。
列に並ばされて待っていると、仲間同士で割り込みさせている人がいて、その後ろに並んでいた人が怒って喧嘩になりそうになった。しかし同じ列の女性が宥めてくれておさまったのだけど、少しビビった。でも割り込みをしても、意外とみんながみんな注意する訳じゃないんだな、と少し意外な印象だった。

結局、私の並んでいた列は「NY市民はワクチン打ったら100ドルもらえるかもキャンペーン」的なやつの列だったらしく、別の場所に連れて行かれた。
100ドルもらえるってすごくね・・・
次は全く並ばず手続きすることができ、サラ〜っとワクチン接種完了。
インフルエンザのワクチンすら打ったことが無かったので、少しビビってたのだけど全く痛くなくて拍子抜け。

チェックするお兄さんが私の年齢を見てかなり驚いていて、めちゃくちゃティーンに見えていたらしい。アジア人は基本若く見られるのだけど、私は短髪で化粧もしてなかったので、余計幼く見えていたとのこと。
・・・まあ、老けて見られるよりいいでしょう。

ワクチン接種直後、特になんの症状もなかったので、会場を後にした。
そしてワクチン打ったらすぐにクリスピークリームへドーナツへ!なんと、ワクチン打ったら無料でプレーンのドーナツが貰えるとのこと。しかも、今年中毎日。。えぐい。。うまい。。。

お腹が空いたので、メキシカンのファストフード「CHIPOTLE」に行った。
Subwayのメキシカンバージョンという感じで、私はトルティーヤを注文。
肉の種類も大豆ミートまであって、さすがニューヨーク・・といちいち感心。
そして何よりトルティーヤのサイズが半端なくでかい!さすがの私でも食べきれず、3分の2くらい食べて持ち帰ることに。

とりあえず1回目のワクチン接種も完了したので、ニキさんと別れて少しタイムズスクエアとウロウロすることに。
しかしテレビで見ていたよりもチカチカしている。。360度とにかく情報量が半端ない・・渋谷のスクランブル交差点なんて比じゃないほど、とにかく騒がしい・・・
フライトの疲れがまだ取れてないのか、NYに圧倒されただけか、ワクチンの副反応かわからないけど、どっと疲れが押し寄せてきて、ひとまずこの日は帰ることに。

部屋について、また泥のようにすぐに眠った。
ちえさんが私のベッドを新しいマットレスにしてくれていたらしく、その効果もあってか本当に深い眠りだった。
多分、ワンピースのルフィが体力回復してる時ってこのくらい深い眠りなんだろうなあ、と思った。

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