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[Blender]GreasePencilを使ってPrevisを作ってみた[3.アニマティクス]

前回の記事

プリビズ作るならアニマティクス要らないじゃんと言われそうですね。

絵コンテとストーリーボード。アニマティクスとプリビズ。
これらの定義は現場によってまちまちですが、個人的には絵の情報量の違いだと思います。

自分の認識ではこんな感じ。
・絵コンテ---ラフな絵とト書きで連続性を設計する。
・ストーリーボード---基本的に絵だけで伝えるので、絵の情報量が必要。
・アニマティクス---絵コンテやストーリーボードに時間の情報量を足す。
・プリビズ---アニマティクスより情報量が多く設計精度が高い。

とはいえ、Pre-Visualizationという言葉の意味だけで捉えれば絵コンテ~アニマティクスもプリビズになるわけで、場合によっては一緒くたに扱っても良いかもしれません。

これから作る映像の内容を決める段階では、試行錯誤を繰り返して、作っては捨ててを何度も行き来する必要があります。
少ない情報量でザックリ作っておけば変更に強くなります。
逆に情報量を増やして設計の精度を上げておけば後工程でのブレが小さくなります。但し作り直すのが大変です。
必要な塩梅は現場によって変わります。
コンテとかすっ飛ばしていきなりプリビズでも現場によってはアリだと思います。

今回はアニマティクス→プリビズにしました。
作ったアニマティクスはこんな感じ。

場合によってはこれをプリビズとして終わらせても良いと思います。

今回のアニマティクスはBlenderでCGをいじりながら1シーンで作りました。注釈(赤い線)はグリースペンシルです。
静止画をシーケンサーで並べたりしましたが今回の内容ではこの方法が適していました。
シーケンサーについてはこの後使っているので、後でまとめたいと思います。

↓こんな感じでFカーブの補間を一定にしておいて、

ドープシートで全体のキーいじりながらカットを追加したり入れ替えたりといった編集をします。

下記はアニマティクスの編集的な作業時に便利なツールです。


今回はここまで。


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