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【読書記録】おむすびの転がる町(著:panpanya)

上白石萌音さんがおすすめ?というか読んだ本として挙げていたのを知ってそこから購入しました。
「推し」の人が読んだ本ってどういうのだろう・・・?なんて楽しみ方できるの嬉しいよね。
私、彼女のお陰で本を読む機会が増えたもの。つい数年まえまで、小説を敬遠して、自己啓発系?の本だけ読んでいたのが嘘のよう。今は真反対の生活になりました。読みたいなぁ、って本がたーーーーーんとあるから。多分一生かけても「もう読めない」と思う位、読みたい本が出てきてるような気分にすらなります。

今回の方の本は、初でした。

とっても不思議な感覚です。
未だに、どう感想を書けばいいんだろう、って書きながら悩んでる。
私の好きな益田ミリさんの日常の切り取り方と少し違うような気がするんですが、どうやって目を向けているんだろう。在りそうなのにない、感じ。
日常から非日常にいつの間にか移動していて、更にまた日常に戻っていく。

好きか嫌いかと問われても「わからない」し
再度読みたいか、と言われたら「わからない」し
面白かったか、というと「多分」だし
じゃあ、つまらなかったか、というと「そんな事はない」し
何がいやだったのか、といえば、出てくる動物のようなキャラクター達の中に、私が嫌いな爬虫類とか両生類系のようなものが居た位だ

本当に不思議な本なんだ。

私が好きだったのはタイトルにもあった
「おむすびの転がる町」
「新しい土地」
「そこに坂があるから」
で、子供の頃同じことをしたような、したかったような記憶があったりする。

「新しい土地」なんてダムの建設でそこにあった集落がそのまま埋没する・・・なんて事に似ている。マンションとなり、そこにあった街並みが消えて、記憶の中にだけ存在するようになって、今に忘れてしまうんだろうな。新しく産まれてきた人達にとっては、その景色が当たり前なんだもんな。そういう私だって、私の親世代とかが小さかった頃の時代の映像とかをテレビでみると、日本でなかったような景色があったりするわけで。
まだ産まれることのない、未来に産まれてくるだろう人達は、どんな世界で生きるんだろう、どんな街をみるんだろう。

不思議な本だ。



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