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#28:久しぶりの夫婦の時間、家族の絆を思う

こんにちは。このお盆休み久しぶりに夫婦で出かけました。子供たちも成長し、手が離れたことで、ようやく夫婦二人の時間が持てるようになりました。定年も近くなってきた今、これからの人生を夫婦でどう過ごそうかと考えることが増えてきました。

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振り返ると、私たち夫婦の歩みも決して平坦なものではなかったと感じます。若かったな~と思わず笑みがこぼれる思い出もあります。

私たち夫婦には子供が三人いますが、二人目が自閉症だと診断されたときには、夫婦の関係が壊れてしまうのでは?と不安に思ったこともありました。

また、18年前に主人が単身で関東に行った際も、まだ幼い自閉症の息子を一人で抱える不安もありました。ですが、その時も主人は毎週帰ってきてくれて、子供たちと向き合う時間を積極的に作りながら私を支えてくれました。

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その時のことを思い出すと、私の気持ちの余裕はほとんどありませんでしたが、主人はいつも気持ちは私の傍においてくれていました。だから頑張れたのかなと実感します。私たち夫婦は、自然と気を配ることができていたので、苦労だと思うこともそれほど気落ちすることなく乗り越えてこられた気がします。抱える悩みが比較的大きかったことも、夫婦のきずなを強められたのかもしれません。

関東単身赴任の間、ほぼ欠かさず車で毎週金曜日に家に帰り、日曜に戻るという生活が8年間続きました。主人にとって負担も大きかった時期だと思います。そして、その間に長女が関東に進学して、1年間だけ主人と同居しながら過ごしました。
今思えば、狭い一人暮らしのスペースで二人で過ごすのは大変だったでしょうが、娘がどうしても寮に入ることを嫌がって、最終は父親と暮らすことにしました。結果的には経済的にも助かり、主人と娘から不便さに対する愚痴を聞くこともありませんでした。

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長女は特にお父さんが大好きだったので、単身赴任になったときはとんでもなく寂しかったと思います。でも、ごねたりしない子供だったので、寮に入ることを嫌がったことが初めてしっかり反発していたように記憶しています。反抗期がなかったので心配していましたが、このときに言いたい気持ちを伝えてくれて良かったと思いました。


今でも、自立したものの子供たちは主人が返ってくると、私が主人との時間を取るのが難しいほど、父親とコミュニケーションを取れることが大好きで大切にしています。そんな姿を見ると、私たちの努力は無駄ではなかったと感じます。

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ただ、そのために旅行にでも出かけないと、私たち夫婦が話す時間が確保できないのが悩みかもしれません。

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お父さんが大好きなのはとても嬉しいことではあります。ですが、時々主人と二人で話すことがあります。「これでよかったのかな?」と。
私たち家族は18年前から、父親が不在がちの中で子供たちは成長しました。私たち夫婦も、さみしい思いをさせないようにと頑張ってきました。その結果、両親共々良い面しか子供たちに見せていない気がするのです。子供たちにとって、父親が美化された存在になってしまったのではないかと感じることがあります…。

さみしさの方が大きくならないように考えながら、その穴を埋めるように接してきた子育てが良かったのかどうか。免疫のようなものが育っていないような、そんなことを夫婦で感じることがあるのです。もう少し打たれ強く育てられればよかったかしら?という風な後悔があるわけではないものの、正直には疑問符が浮かぶ日もなくはありません。

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何が良くて何が悪いかなんて答えはわかりませんが、この先もその時その瞬間を、きちんと立ち止まって向き合う両親でありたいなと考えています。前回の記事にも書きましたが、私たち夫婦は柔軟に考えること、いろいろな方向性でバランスをとって考えてきました。正解は今でもわかりませんが、こういう想いで乗りきってきた感じがします。

子供たちに、もう少し現実的な面も見せるべきだったかなと考えることもありますが、それでも過去を振り返って後悔するのではなく、これからの時間を大切にしようと思うお盆休みとなりました。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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