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【ChatGPT】応用編 マイGPTを作ってみよう!


こんにちは!(株)オーテックの小川広佑です!
これまで、どちらかというとchatGPTの始めかたや初歩的な操作についてお話させて頂きましたが、今回は少し応用編をお話させていただきます!
chatGPTを業務などで使い始めると、期待しているような回答が得られず「あれ?なんか上手くいかないな」と感じる瞬間が生まれると思います。
もしくは、通常のチャットだとAIがこちらの意図を理解するまでに時間がかかってしまって、これまでの方法とあまり時間が変わらないということも・・・
そんな時に役立つのがGPTs機能です!
現在、GPT Plusの有料会員のみサービスではありますが、これを使うと業務の質が格段に上がりますので、一度使ってみて頂くことをお勧めします!

GPTs機能とは?

GPTs機能は、①ノーコードでオリジナルGPTを作成できる。②開発したGPTを公開・収益化できる③外部サービスとAPI連携できるといったメリットがある機能です。
詳しい内容については、以前の投稿もチェックしてください。

早速、つくってみよう!

GPTs機能でGPTを調べると、画像生成や文章生成のGPTを見つけることが多いです。このあたりの分野はAIでの利用が広がってきて、実務に合わせて自身でオリジナルのGPTを作ってたり、AI研修や啓蒙のコンテンツの一つとして人々のウケがいいからです。

今回、私が作成したGPTは「助成金・補助金の申請サポート」のGPTです。このGPTでは、①自身の業種やプロジェクトに合った助成金・補助金を探す②申請に必要な文書を作成する③作成した文書の審査をしてもらうの主に3つの機能を備えています。

中小企業の経営層や個人事業主の方だと、一度は申請されたことがある行政や国が支援している助成金・補助金制度ですが、下記のように申請に際して色々な障壁があります。

  1. 期限が厳格に決められており、公募期間も短い

  2. 文書のフォーマットが指定されているが、文書の書き方が独特で書きづらい

  3. 審査基準は定められているが、採択の可能性を上げるためにどうすればいいかイメージしづらい。

慣れている経営者や事業主の方は、公募要項から意図を汲みとって上手く申請を進めるのですが、やはり1つの申請書類を作成するのに数日時間を要してしまうことも多いと思います。通常業務もある中で申請も進めるとなると、非常に多くの負荷がかかってしまいます。

また、行政機関や国が発行する文書が独特の言い回しや難しい用語・単語を使用していることも多いですが、これには理由があります。それは、文化庁が発表している「公用文作成の考え方」が関係しています。今回は、これらの特定のデータを参照しながら、書類作成をしてくれるGPTモデルを作ってみます。

「助成金・補助金申請サポート」のレシピ教えます!

まず、1つめのステップは「GPTを探す」から「作成する」をクリックします。

二つの画面が立ち上がります。左側がGPTの作成画面、右側が作成したGPTのプレビュー画面です。
この時に「構成」で名称などを入力するページが表示されますが、GPT名やアイコン画像はchatGPTが自動で作成してくれるので、この段階では編集する必要はありません。

次に、「作成する」をクリックすると、GPT Builderが立ち上がります。いよいよ、ここからがオリジナルGPT作成です。
GPT Builderに、自分がどのようなGPTを作成したいかチャット形式で投げかけます。

これで、まず①制度の検索②書類の作成③審査の3つの機能を付与することが出来ましたが、プレビューの項目を見るといまいち意図が伝わっていないような印象を受けます。
そこで、新しく条件を設定するように追加の質問を投げかけます。

正しく設定できているか、プレビュー画面でチャットを開始します。

とりあえず、検索は問題なさそうです。このように、左の作成画面でより細かい設定や要望を入れつつ、右のプレビュー画面で実際に使用してみながら思ったような回答が出てくるようになっているか確認をしながら進めてください。4~5回やり取りをすると完成度がかなり高くなっていると思います。

私が作成したものは、最終的に下記のような仕上がりになりました。実際に使用すると、審査基準が厳しく指摘事項も的確で、かなり効率よく書類をブラッシュアップすることが出来ました。

さらに、改良するには!

基本的にウェブサイトから情報を取得するように設定する場合は、GPT Builderからチャット形式に質問を投げかければよいですが、Excelなどで管理しているデータを学習させたい場合は、「知識」からファイルをアップロードしてください。

また、「新しいアクションを作成する」を使用すると、API連携することができOpen AIが開発している他のモデルを使用するようにしたり、機能の拡張が行えるようになります。
詳しくは、こちらもご覧ください。
https://help.openai.com/en/articles/8554397-creating-a-gpt

まとめ

これで「マイGPT」の作成方法について、お分かり頂けたでしょうか。基本的な機能は、通常のGPTモデルやGPTsでほかの方が作成しているGPTを参照すれば問題ないと思いますが、「社内データを学習させたモデルを使用したい!」、「より複雑なタスクを持たせたモデルを使用したい!」という希望がある場合は、マイGPTを作成することをお勧めします。
完成するまで少し時間はかかりますが、完成すると実践的に使用できる良質なモデルになると思います。実際に、私はこのモデルを作成したことで、書類の作成時間が約半分に短縮できました!

当社では、その生成AIを基に製造業に特化した独自のGPTモデルの開発を進めております。当社が目指す姿は、AIを用いて誰でも・簡単に・思い通りに業務改善やノウハウ共有を行えるサービスを作ることです!

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