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おすすめの時間捻出術

▼いつも時間がない人へ

めちゃくちゃ分かります。仕事も忙しいし、結婚してたりすると家事もちゃんとやらなきゃだし、子どもいたら尚更やることが多いはず。学生とか独身の人だって、やりたいこと一杯あったら全っ然時間なくないですか?この世、面白いこと多すぎんよー、やらなきゃいけないこと多すぎんよーって常々思う。

だけどそもそも考え方の前提として、①人間、全部が全部完璧には出来ないから、何かを得たいなら何かを捨てないといけないよね→②その上で本当にやりたいこと、やるべきことに向かうためにどうやって時間を塵積(ちりつも)で捻出するか考えよう。という流れの方が、根本から時間を作れる気がします。

▼何かを得たいなら何かを捨てる

何を捨てるかというと、まず真っ先に世間体や見栄だと思います。完全には捨てられないし、人間として勿論最低限必要だけど、周りから見てこれはどうか、という視点に縛られると、自分が本当にやりたいことが見えてこないし、そうでもないものに無駄な時間を費やすことになるので。例えば資格とか趣味、人間関係等で、この先の人生において本当に本当に必要なことか?誰も自分を見ていなくても、勝手にやりたくなるような心躍るものか?損得なしで付き合っていたいと思える人か?など本質的に自問自答してみる。

あとやりたいことを自分であれもこれもと肥大化させてしまう人は、ジャンルごとに自分が得たいことをひとまず一個に絞るってのもおすすめです。例えば健康というジャンルであれば、手間かけなくていいから肉・魚・野菜のバランスのよい食事を心がけるとか。仕事であれば、この分野の知識を深めたいから二冊の専門書をいつまでに読むとか。

ついついこれが終わったらこうして、これも出来たらいいなあと先のことまで考えてしまいがちですが、目先のことさえ終わっていないのに、それ以上のことは出来ない!と割り切って、足元の目標だけが見える状態にした方がいいです。一つのジャンルで一個の目標が達成出来たら次、みたいに一個ずつ潰していった方が、目の前のことに集中出来るし、達成した目標を継続して習慣化できる可能性が高いので、結果的に高い目標まで到達できます。

あと根本的に時間を作れるかどうかは、在宅勤務か通勤かでも雲泥の差なので、週に数回でもいいから在宅勤務OKな職場に転職できるのであればした方がいいです。どうしても時間を得たいなら、時間はあまりないけど慣れている今のぬるま湯の環境を捨てる。そんなの言われなくても分かってるわ、って感じかもしれませんが、効率よくやれば本当に人生が変わるレベルで時間が出来るので、念のため書いておきます。

▼時間を捻出するための細々した工夫

何を得たいか、何を捨てるかの思考の整理をしたら、実際に時間を捻出するための具体的な工夫を凝らすフェーズに入ります。このフェーズで大事なことを一言でまとめるなら、悪い習慣を淘汰して、良い習慣で身を固めること。また既婚子なし事務職の生活から生み出した時間捻出術なので、人によっては出来ないこともあるかもしれませんが、そこはご了承下さい。

①ベッドにスマホを持ち込まない

スマホは圧倒的時間泥棒なので、スマホといかに距離を置くかが時間捻出の最重要課題といっても過言ではないです。特に夜寝るときにスマホをベッドに持っていくと、確実に1時間以上は時間を奪われるので、死んでも持っていかない。充電スポットを設けて、そこで他のデバイスとかとまとめて充電するようにすると、充電ケーブルを探して繋いでの手間も無くせるし、本当におすすめ。こんなのとかオシャレだし、コンセント付近に埃も溜まらないし良いです。


②スクリーンタイムは何分まで、と自分で決める

ウィジットのところでスクリーンタイムだけを見られるようにして、何のアプリをどのくらい見たか確認し、明らかに見る頻度が高いものについて、どうすれば工夫して見ないようにできるか見直してます。例えばSafariやGoogle Chromeを入れておくと、そこから息をするようにYouTubeに飛んでしまうので、絶対アンインストールしておく。あと仕事のチャットやメールチェックは一日に何回までと決めておくとか。

③本当に集中したい時は、タイムロック南京錠を使う

ある程度まとまった時間勉強したいとか、何か作業に集中したい場合にはスマホをポーチに入れて、このようなタイムロック南京錠でロックしています。スマホは目に入ると何の気なしについ触ってしまうので、そもそも目に入らないようにする作戦。


④スマホのアプリの数を減らす

アプリの数が画面上に多ければ多いほど、スマホを触った時に何をしようかなと選択肢が増えてしまって無駄な時間を費やしがちなので、本当に頻繁に使わざるを得ないもの、スマホに入れておかないと緊急時にやばそうなものしかインストールしていません。それ以外は全てPCの奥底に入れてあります。あとそもそも使うSNSの数を絞ることが本当に大事。このアカウント、とりあえず作ったけど本当に必要か?と問うてみる。

⑤通知は基本的に全て切っておく

電話と仕事関係のアプリ以外は全て通知を切ってあります。鳴る度に反応してたら意識がそちらに持っていかれてしまい、キリがない。LINEの展開の早いトークについていけなくても、そこは気にしない。

⑥モバイルSUICAを使う、出来ればオートチャージにする

いちいちパスケースを鞄から探して取り出す手間を撲滅しましょう。使ったルートも履歴から一発で分かるので、営業職の人なんかは交通費の精算の時にも便利だと思います。モバイルにチャージする手間さえ省きたい場合はオートチャージを使うと良いです。

⑦カレンダーに今日したことを書き留めて、無駄がなかったか振り返る

私はGoogleカレンダーを日記代わりにその日したことを書き留めておいて、どの時間を無駄に使ってしまったか見直すのに使っています。家計簿じゃないけど、自分がどういうタイミングで時間を無駄にしがちなのかが可視化されるので、本当におすすめ。

⑧ネットバンキングを最大限活用する

振込のためにATMに行く手間を全て省きましょう。手数料もかかりますし、行って帰ってくる時間もかなりもったいない。最悪行く場合には、出勤した日の昼休みに行くことで、運動も兼ねてるからまあよし、という風に思ってます。

⑨支払いは出来るだけクレカか、引き落としにする

水道光熱費、携帯代、日常の買い物等、全てクレカか引き落としにしてます。クレカの方がポイントが貯まるので良いのですが、もし出来ない場合には引き落としにして、時間の無駄になる現金払いや振込の機会をほとんど作らないようにしてます。QRコード決済も楽ちんで非常におすすめ。

⑩紙の本にこだわらない

紙の本の方が記憶と心に残りやすいし、読んでいて本当に楽しいのですが、場所もとるし、読みたい時にすぐその場で読めないため、電子書籍と使い分けをしています。漫画とか冊数が多いものや実用書、試しに軽く読んでみたい小説、入門書等は全て電子書籍で、大好きな作家さんの本はゆっくり紙で読むことにしています。

⑪面倒くさいスキンケアを楽にする

スキンケアも毎日のことなので、出来る限り時短したいですね。私は洗顔バンドと泡洗顔にすることで、洗顔にかかる面倒くささのハードルを下げることに成功しました。洗顔バンドなんて必要か?と思ったのですが、あった方が髪が濡れなくてスッキリ洗えるし、非常に効率が良い。あと泡立てるのが地味に面倒なので、朝は絶対に泡洗顔がおすすめ。ついでに日焼け止めはポンプ式とスプレータイプにすると楽です。

⑫洗い物、ドライヤー、トイレの時間を無駄にしない

食洗器を置けるスペースがある場合はすぐに購入した方が絶対楽だと思いますが、そうでない場合、洗い物をしている時間は結構もったいないです。またドライヤーやトイレの時間は絶対に無くせないので、そういった時間には電子書籍を読んだり、勉強したいジャンルの動画を観たりしています。

⑬洗面所やお風呂、キッチンでの時間を無駄にしない

お風呂に入った時、洗面所に立った時、キッチンで料理をしている時の隙間時間には、水回りの掃除をするように心がけてます。大がかりな掃除道具だと心理的なハードルがあがるので、歯ブラシとウタマロ先生を水回りに常備しておき、気になったところをささっと掃除するのがポイント。これをしておくだけで、週末にがっつり掃除をする時間を省けます。


⑭運動するためだけの時間をわざわざ作らない

事務仕事だと運動する機会が本当に少ないので、社内であえて別の階のトイレに行くことで、そこまでの徒歩がちょっとした運動になります。階段で行ける階数の場合は、全て昇り降りするのも良いかと。あとは出勤時の昼に、晴れていたら外を20分くらい歩くことで、結構な運動になります。

また寝る前にはベッド上で軽くストレッチしたり筋トレをすることで、わざわざ時間を作ってやらなきゃ、という抵抗感もなくなり習慣化しやすいし、毎日ジムに行ってランニング、トレーニングするよりはがっつりできないけど、多少でも運動したいレベルであれば時間の節約になります。ストレッチポールとか筋膜リリース用のボールを買って寝る前に使えば、定期的に整体やマッサージに行く時間も減らせます。


⑮洗濯物を畳まない

これも畳まないと割り切ると地味に時短になっておすすめです。私は部屋着とパジャマ、下着類を全てベッド下に収納しているのですが、全て畳まずにぶち込んでいます。またバスタオルの場合、畳まないと逆に嵩張って収納がしにくいので、そもそもバスタオルではなくフェイスタオルでしか身体を拭かないことに決めてます。

⑯冷凍、冷蔵を駆使しつつ、副菜は作り置きする

肉と魚は買ったら全て小分けにして冷凍して、ちょっとずつ使うようにしています。野菜は茹でてから、冷凍しても問題なさそうなものはして、直近一週間で使いそうなものはキッチンペーパーでくるんでからラップで巻いて冷蔵しています。副菜は4~5品くらいは土日に作って常備しておき、それを一週間で食べきるようにしてます。

保存容器はiwakiがおすすめ。またスープを結構作るので、無印のスープ用保存容器も使ってます。旦那さんが朝食はワンパターンでいい派の人なので、朝は自分で準備してもらい、お昼ご飯に土日で作った副菜+主食のパスタ、ラーメン、餃子、丼ものなど献立を固定化してちゃちゃっと準備して、夜ご飯のみ主食をちゃんと作るようにしています。平日に料理する機会を少しでも減らすと、かなり時間を捻出できるので工夫のし甲斐があります。


⑰良い炊飯器を買って、無洗米にする

以前は普通に白米で炊いていたのですが、良い炊飯器を購入してから、無洗米でもめちゃくちゃ美味しくなりました。お米そのものも勿論大事だけど、やっぱ釜も重要だなあと。まあ良い炊飯器で良いお米を炊けばより美味しいんでしょうが、そこまで味の違いにこだわらないので、我が家では美味しくてかつ楽な方を選びました。毎回米を研ぐ必要がないのって、地味に時短になりますよ。ちなみに買ったのはこちら。


⑱買い物には週に一度しか行かない

買い物するって結構時間かかりませんか?献立を考えてそれに合った食材を買ってという作業の頻度は、出来る限り減らした方が楽です。我が家では週末に夫婦で買い物に行って、大量に購入しておいて冷凍or冷蔵しておくスタイルにしています。二人で行くのをルーティンにすると買い物にかかる時間を短縮できるし、ちょこちょこした無駄な買い物が減るので食費も抑えられるし、コロナ渦での夫婦のお出かけの機会にもなって一石三鳥です。

⑲ここに行ったらこれを買うリストを作る

毎週ではないけど、たまに行く100均やお気に入りで覗くお店など、ここに行ったらこれは買いたい、というものをお店ごとにリストアップしておくと、いざ買い物するときにあれ、何が欲しかったんだっけと悩まなくていいので買い物の時間短縮となり、おすすめです。

⑳ネットでの買い物は、大容量のもの&まとめてする

飲み物、お米、調味料、日用品等は細々スーパーで買わず、ネットで箱買いやセット買い、大容量のものを購入することが非常に多いです。特に調味料って一瞬でなくなりませんか?その度に買い足したりしたくないので、醤油の1800mlのやつとか、どーんっていう大きさのものを買ってます。しかも思いついた時に買うのではなく、これそろそろないかもな、というものをリストアップしておいて、ある程度リストが溜まってきたらまとめて注文した方が、無駄な買い物ネットサーフィンをすることもなくなります。

㉑物を捨てる時間を処分する

別の記事でも書いたのですが、断捨離に慣れてくると、物を捨てる時間って結構もったいなくなります。メルカリで売るにしても、粗大ごみに出すにしても、処分する時間が手間なので、メルカリはある程度の期間出品して売れなかったらまとめてリサイクルショップに出す、粗大ごみになりそうなものはそもそも買わない(捨てやすいものを買う)等に気を付けてます。

㉒通勤電車の中ですることを決めておく

通勤電車の中では電子書籍を読むと決めているので、駅のホームについたら迷いなく読み始めます。何しようかなあ、みたいな感じだと大体スマホをいじって終わるので、この時間はこれ、とやることを固定化した方がいいです。

㉓在宅勤務の場合、環境を整えて効率よく仕事をする

在宅勤務を始めた当初、ダイニングテーブルを仕事場の代わりにしていて、キーボードもマウスも使わず、という感じだったのですが、これが本当に効率が悪く仕事が全然捗らない。試しに折り畳みのテーブルを買って、ワイヤレスキーボードとマウスを導入したところ、圧倒的に作業しやすくなったので、結果的に時間の捻出につながりました。ノートPCならPCスタンドもあった方が猫背になりにくいし、デスクトップと同じような環境で作業が出来て捗るのでおすすめです。


㉔タスクボードを使ってタスク管理をする

Windows純正の付箋アプリを使うことが多かったのですが、地味に使いにくくてタスクボードを使い始めたところ、革命的にタスク管理がしやすくなり時短になりました。今日やること、人に依頼していて待ちの状態なもの、急ぎじゃないけど重要なものとか、タスクの種類ごとに分けられて、そのタスクが完了したらすぐに消せて、タスクの種類が変わったら移動もできる(例えば今日やることから、人に依頼していて待ちの状態なものに移動とか)優れものです。

㉕人に任せられる仕事の量を増やす

人にある程度責任がある仕事を任せるのが本当に苦手なのですが、それが出来るようになったきっかけがあってやり始めたところ、最初はやはり大変なのですが、後々めちゃくちゃ仕事が楽になり、時間に余裕が出来ました。これやっておいてね、という単発な仕事だけだと結果的に自分にばかり負荷がかかるので、それに伴う責任まで含めて、結構まるっとお任せして後ろからフォローすると、そのお任せした人の成長にもなるなあと思います。

㉖帰宅してからのルーティンを決めておく

これが決まっていないと、せっかくの帰宅後の時間がスマホいじいじタイムになったり動画をがっつり見てしまったりして、無駄になりかねません。私の場合は、帰ってきたら手洗いうがい、その後上着等をすぐにハンガーにかけて、鞄の中のゴミなどを処分して綺麗にして、郵便受けに入っていた紙類の仕分けや処分をします。こういう細かい作業は溜めるとかなり面倒くさくなるので、すぐに処理してしまう習慣をつけた方が時間にゆとりが出来ます。あとご飯を食べてからすぐに食器洗いをして、お風呂に入ると無駄な時間が出来にくいです。

㉗プレゼント探しやお店探しに過度に時間を使わない

適当なものを選んだり、適当なお店にしろというわけではなく、この人にはこんなプレゼントがいいかなとか、この辺はこのお店が美味しいらしいとか、そういったものを何かで見たり聞いたりしたらメモアプリなりGoogle Mapなりで保存しておくと、後から何だっけとならずスムーズということです。父の日、母の日、誕生日とか毎年あることなので、その度に頭を悩ませるより、雑誌とか見ていいなと思ったものはストックしておいた方が、いざ買う時にかなり楽です。お店探しはこのご時勢なかなかないですが、結構手間ですし。最終的に相手に喜んでもらえるなら、こちらが掛けた時間はそんなに大事じゃないかな、という考えです。

㉘嫌な出来事をいつまでも引きずらない

最後にマインド的な話になりますが、マイナスの出来事がいつまでも心に残ったままだと、全ての効率が悪くなります。どうすれば極力引きずらないで済むか、自分なりに模索してそれを実践してみることも重要な時間捻出術です。私は思いっきり寝ること、大切な人に全部話すこと、美味しいものを食べること、相手を変えようとせずに、自分が気にならないように変わろうとすること等を実践しています。嫌なことを心に残すのは、それに心の家賃を払っているようなものだって、そんな言葉を見てから、そんなもんに何も払いたくねえ!時間がもったいねえ!って思うようになりました。

▼最後に

時間を捻出することにフォーカスしすぎると、効率厨というか機械みたいになりかねないので、バランスは大事ですが、何か目指したいものがある人に少しでも刺さったら嬉しいです。






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