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🇷🇺ロシアのティータイム文化②:ロシア人の紅茶の楽しみ方を体験記と共に紹介

どうも!寝るカズキです^^!✨

ロシアのティータイム文化は、17世紀から18世紀にかけて庶民の文化として定着し、イギリスや中国、日本とは全く異なる紅茶文化が発展を遂げてきました。

ロシアの紅茶文化の歴史については、前回の記事で解説しています。

ロシア人にとっての"紅茶"とは知人や友人と集まるための口実であり、美味しい茶菓子を満喫しながら、ゆっくりとティータイムを楽しむための時間です。

この記事では、僕がロシアに滞在している中で感じる、今を生きるロシア人たちにとってのティータイム文化について紹介します。

主観的な意見を多分に含んでいる記事なので、気軽に読んでくださいね笑。

☕️ロシア人にとってのティータイムって?

ロシアにおけるティータイムは知人との集まり

僕は今までの人生の中でロシアに8回入国しています。最初は観光、次は大学院、そして今は彼女との同棲生活と、実に様々な目的でロシアに入国しています。

そんなロシア通?な僕が気になったのが、ロシアのティータイム文化でした。

ロシア人は外食しに行くことはあまりなく、その代わりに自宅に知人や友人を呼んで、紅茶と茶菓子を楽しみながら会話を満喫することが多いです。

というのも、ロシアにはアジア圏に見られるような外食文化が定着していません。

揚げパン「チェブレキ」:中身は肉と玉ねぎがたっぷり
三角サモサ:層状になっていて、中身は鶏肉と玉ねぎ
シャウルマは肉・野菜・チーズを生地に包んで焼く。マヨたっぷり

屋台飯や手軽なストリートフードといえば、マヨネーズたっぷりのシャウルマや、油分たっぷりな不健康サモサ、揚げパンくらいしかありません。

立ち食い蕎麦や立ち食い焼肉が食べられる日本や、道端で手軽に屋台めしを食べられる東南アジア地域の食文化とは訳が違います。

外食文化が一般的ではないので、外食代は高く設定されています(日本の2倍くらいになってしまうことも)。また、ロシアの大半の地域では、飲食店が街に数店舗しかないような地域も多いです。

無限に続くと思われる大自然とソ連時代に建てられた古臭い建物が立ち並ぶ。

これが大多数のロシア人たちが暮らしている実際の生活の様子です。

日本人観光客に馴染みがあるモスクワやサンクトペテルブルグのような都会は、広大なロシアの土地全体で見れば、ごくごく限定的な地域だといえます。

このような背景で、知人や友人と会う理由づけとして人を家に招き、ティータイムや飲み会をよく開催する文化が根付いたのでしょう。

日本で知人や友人と会うとなると、カフェや飲食店で集まることが多いですが、ロシアでは、自宅に人を招いて紅茶を楽しむのが一般的なのが興味深いですね。

ティータイムの中で身の回りの話や噂話、恋バナをします。会話のテーマはだいたい日本と同じですが、数日に一回はティータイムを開くので、ロシア人はこのティータイムを経て、自然と会話のスキルが身につくようですね。

☕️ロシアにおける紅茶と茶菓子

ロシアの茶菓子の可能性は無限大

ロシアのティータイムでは、様々な茶菓子を一緒に食べます。とくにチョコ味やベリー味、カッテージチーズクリーム入りの焼き菓子が人気ですね。

カフェでティータイムを過ごす時はケーキを注文する
薄いワッフル。クリームが挟まっている
中にヨーグルトクリームが入っている"シロック"

ロシア人に「好きな茶菓子は何?」と聞くと、本当に千差万別。

スーパーマーケットに行けば、新鮮なキャラメルクリーム、ジャム、ヨーグルトクリームが入ったスイーツが所狭しと並んでいます。

ロシア人たちは紅茶を飲みながら、好きな茶菓子を食べるのです。ただし、日本人の感覚からすると、極度に甘いスイーツもちらほら見かけます。

ロシア人は痩せている印象を持っている方もいると思いますが、実はガリガリな人と太っている人で二分されているように感じます。

太っている人が多い原因の一つは「豊富で甘すぎる茶菓子なのではないか?」とさえ思うことがありますね笑。

☕️ロシアにおける紅茶とピクニック

ティータイムはピクニック形式も

ロシア人とティータイムを過ごす場合は、外でピクニックを行うことも。

ピクニックスタイルのティータイムを過ごす場合は、軽食にサンドウィッチやジャガイモなど、昼食とおやつを兼ねた大規模なピクニックになります。

僕が暮らしているカリーニングラードにはバルト海や大きな人造湖があるので、ピクニックティータイムをすることが多いように感じます。

出会いや会話のきっかけであるロシアのティータイム、会話を前提にした集まりなので、気軽にお互いの近況報告ができるのも魅力です。

これからもロシア滞在中に、ティータイムを開催していく中で、交流を深めていきたいと思います(日本でも広がってほしいティータイム文化笑)。

続く。


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