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自分の座右の銘が危険思想の入り口だった

座右の銘とはなんですか?

そんな質問を人生で一度くらいはされたか耳にしたと思う。その人の人生で大切にしている価値観みたいなものがわかるし、エピソードトークも同時に聞けて話を盛り上げる質問として優秀だったりする。

そんな自分も座右の銘はある。
ただ、最近になり、その座右の銘が危険思想の入り口になってしまっている気がしてならない。
その辺を振り返る。

座右の銘は、釈迦の「人生は苦なり」
初めて聞いたとき衝撃を受けたから、その時から座右の銘にしている。前職の苦しいときだった気がする。
仏教の四苦八苦の一つ、"一切皆苦"という人生は思い通りにならないから取ったんだと思う。釈迦と仏教は直接的な関係ないけど。

人生は苦しいから、さっさと悟り開いて解脱しよう。
みたいな発想が釈迦だったりするのかもしれない。

そんなことを考えながら時がすぎ、
先日、反出生主義のnoteを書いたとき、調べながら気づいた。
あれ?自分の座右の銘って危険思想の入り口なのでは…。

この反出生主義を掲げる思想家や哲学者の中に、同じように「人生は苦しい」という考えの人がいた。
主にショーペンハウアーとか。
その方々が掲げるのは、「苦しいこの世に、これ以上人を産み落とすのは良くない」と説いている。苦しいと考えるのであれば、確かにこれ以上の犠牲者を作らないようにしようとするのは自然なのかもしれない。
その先に、人類の絶滅まで考えている。人により異なるが、地球には人類が一番いらない。それ以上に存在自体が悪らしい。だから人類は滅ぶべきらしい。そのため、段階的に絶滅するため、反出生主義を掲げる。

例えで出すのもためらうけど、
オウム真理教もそれに近い思想があった気がする。

「人生は苦しい」→「じゃあその苦しみから開放してあげよう」→大量殺人

あれ?これって危険思想の流れじゃないか…。

といっても直ぐに代替の座右の銘は出会えない。
危険思想から見を引けてよかったのか、哲学を精通するべく突っ走るか、どちらがいいのだろうか。

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