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タンパク質摂取を増やしたら、歯茎まで変わった話

こんにちは。お受験は栄養が9割、第一志望校に合格する栄養療法きーこです。今回はタンパク質の重要性についてエピソードを交えてお話します。
お受験にも、大切な栄養となります。最後までおつきあい頂けると嬉しいです。

歯茎が変わった!―タンパク質摂取の効果


先日、歯医者に行った際のお話です。右の奥歯の歯周ポケットが以前から4ミリとかなり深いと言われ、進行を止めるのは難しいだろうと諦めていました。しかし、今回の歯肉検査でなんと!その歯周ポケットが3ミリに改善していたのです。歯科衛生士さんも何度も計り直し、「3ミリです。歯茎が引き締まっていますね。」と驚いておられました。

日本人のタンパク質摂取量は、昔に比べて減っていると知ってから、タンパク質不足を改善するために、プロテインを毎日飲むようなりました。さらに、3食の食事にも肉や魚を積極的に取り入れました。歯科衛生士の評価は、「歯茎が引き締まった」と言われましたが、私はひそかに、『これはタンパク質をしっかり取っていたおかげだ!』と心の中で叫んでいました。「からだは、食べたものでできている」ということを実感した出来事でした。

インプラントと栄養の関係

余談になりますが、分子栄養学の歯科医の先生から、インプラントに関する興味深い話を聞いたことがあります。インプラントは、骨との結合が非常に重要となります。
そして、個人の栄養状態にインプラントの成果は左右され、栄養状態がイマイチだと、うまく定着しないこともあるそうです。タンパク質をしっかり摂取している状態なら、良好な栄養状態が保たれますので、インプラントするなら、タンパク質をしっかり食べて、施術するといい結果につながります。

タンパク質が体を作る

では、なぜタンパク質が大切なのでしょうか?
それは、私たちの体はすべて、タンパク質を原料にして、毎日新しく体は、作り変えられているからなんです。

「そんなこと知ってるよー」と思われるかもしれませんが、実は、見た目は全く変わっていなくても、骨や皮膚、赤血球、内臓、髪の毛、爪、歯肉など、体の構成要素はすべて、タンパク質が原料です。
日々、『スクラップアンドビルド』のプロセスのように常に新しい細胞と、入れ替わっているのです。

この入れかわるサイクルは、年齢に関わらず、赤ちゃんからご高齢の方まで多少のずれがあるかもしれませんが、同じように行われています。

さらに、脳の中のホルモン物質や、胃や腸の消化液も、タンパク質が原料です。つまり、タンパク質をしっかり摂取することは、消化力も強くなり、さらつまり、心の安定や、やる気も生まれてくることになるのです。

さらに、さらに、抗菌タンパクというのも、作られるため、免疫も強くなり、抵抗力もつくのです。
素晴らしい限りですね。

実例:コロナ感染後の母の驚異的な回復

私の母は87歳で新型コロナウイルスに感染し、体重が37Kgから、
27kgまで落ち込むほど衰弱し、寝たきりになってしまいました。

私たち娘3人は交代で実家に泊まりこみ、看病を続けました。(もちろんN95マスクとガウンを着用)。その後、少しずつ、プロテインを取り入れた食事を続けた結果、母の体重は徐々に増加、元の体重にまで回復することが出来ました。今では、自分で起き上がり、歩き、日常生活を自分でこなせるようになり、日帰り旅行にも行きたいと、実際に行けるほど、元気を取り戻しました。

この回復には、母の努力は一番ですが、食事に限定して言えば、タンパク質の摂取量を増やしたことと、筋肉を壊さないためにカロリーをしっかり摂取したことが、大きな成果につながったと感じています。

何度も言いますが、タンパク質は、身体はもちろん、精神の活力も回復させる素晴らしい栄養素と言えるのです。

具体的なタンパク質摂取のポイントとは?

では、どれくらいのタンパク質を摂取すれば良いのでしょうか?
手軽な目安としては、片手に乗るぐらいの肉や魚が約16g~17gのタンパク質を含みます。これを1日85g前後を目指して摂取すると、元気に過ごせるようになります。

正確に計算する方法もあります。
適正体重1kgあたり約1.5g~2.0gのタンパク質が必要です。
適正体重の計算方法は、身長(m)×身長(m)×22で計算されます。

例えば、身長160cmの場合、適正体重は約56kgとなり、1日に必要なタンパク質は約85g~112gです。

鮭1切れ80gには、17gのタンパク質が含まれますので、
これは、1日に6切れ食べる計算になります。

Mサイズの卵1個には約6gのタンパク質が含まれており、
1日に換算すると18個を食べる計算です。

しかし、これほど多くのタンパク質を毎日摂取するのは難しいですね。アスリートでなくても、私たちの体にとって、プロテインの栄養サポートは、おすすめの栄養補助となってくれるのです。


プロテイン製剤選びのコツは?

プロテインを選ぶ際には、ビタミンB群が含まれている製品を選ぶことが重要となります。これは、タンパク質のみの製品よりも消化吸収が良くなり、体内での利用効率(代謝)が向上するためです。

また、ホエイプロテインは筋肉を合成しやすい製品ですが、乳清が原料であるため、ソイプロテインより何十倍もアレルギーを引き起こしやすいのです。

飲用の工夫としては、ホエイプロテインを3日飲んだらソイプロテインを2日飲むように、交互に飲用すると、アレルギーを起こす可能性が低くなるのでお勧めの方法です。

また、メチオニンをしっかり含んだ、ソイプロテインであれば、ホエイプロテインに匹敵するアミノ酸バランスとなります。そのため、筋肉合成もホエイプロテインと同じくらい力を発揮してくれます。

また、アレルギーのリスクも低減されるため、長期間飲用することの多いプロテインなので、体に負担の少ない、安心のプロテイン摂取ができます。

さらに、注意しなければならないのが、プロテインには、人工甘味料が含まれていることが多いのですが、人口甘味料は体に悪影響を与える可能性があります。(参考文献1)

毎日摂取するものですから、人工甘味料を極力含まないプロテインを選ぶことが私たちの体を生涯に渡り、元気に保つための選択には、とても大事な要素となります。

これらのタンパク質やプロテインの摂取方法を取り入れることで、心と体の健康をよりよく保つことが出来るようになるのです。つまり、お受験を控えたお子様のやる気、元気、免疫力を作るためにもタンパク質はとっても大切となるのです。

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タンパク質 - オーソモレキュラー栄養医学研究所 (orthomolecular.jp)

参考文献1

アスパルテームに関するQ&A | 食品安全委員会 - 食の安全、を科学する (fsc.go.jp


保有資格

看護師
一般社団法人
オーソモレキュラー栄養医学研究所
オーソモレキュラーニュートリジョンプロフェッショナル
栄養療法カウンセラー
ウェルネスプラス認定アドバイザー

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