今後、必要とされるリーダーとは~サーバントリーダーシップを発揮する人~
こんにちは、牧野肇です。
みなさんは、将来はどんなリーダーになりたいですか?
近年の必要とされるリーダー像が変わってきています。次々に新しい考え方や価値観・夢を持ち起業する若者が増え、ロックで自由な新しいリーダーが続々と出てきています。
逆によく聞く話で「部下がついてこない」「仕事に対して“やらされ感”が先行して目的意識を持たない部下が多い」という話も耳にします。
創業が長い会社ではそのようなこと改善するべく、
リーダーを新しい考え方や価値観・夢を持った若い世代に世代交代される会社も増えてきています。
今回は、今後はどのようなリーダーが求められているのか?というテーマで
今までのリーダーと世の中の流れをみながらお話していきたいと思います。
今までのリーダーとは
今までは、会社や世間の考え方にそう優秀な人材。
いわゆる「優等生型」の人材がリーダーになる傾向がありました。
その背景には、「優生優遇型」システムが強烈に残っていたからです。
大半の企業では「改良改善型」のビジネスモデルが優先され、
組織内部には「突拍子もないことをすることができない空気」ができあがっていました。
その空気になじむのが重要になってくると、当然、偉くなれるのはそれが得意な「優等生型」の人材です。
「和をもって尊し」とし、調整が上手で、皆が納得する案で急場をしのげるタイプのリーダーが優遇されていたからです。
私自身も会社員時代「優等生型」の上司が多く、
新しい意見などを提案した際は「それは違う。」と言われ、意見を却下されることがありました。
会社に従順な人がリーダーとなり、会社にあった指示をするというリーダーでした。
時代ごとの流れとリーダーシップ論
今までお話したリーダーが多くいたのには時代背景があります。ここからは、時代の流れによってどのようなリーダーが求められ変わって来たのかについて理論的にお話します。
『古代ギリシャ時代から1940年代~リーダーシップ特性論~』
優れたリーダーに共通する身体や性格、あるいは行動特性に関する研究。「リーダーは作られるものではなく、生まれながら持つ特質である」という考え方が前提。
『1940年代~1960年代~リーダーシップ行動論~』
機能・職能論ともいわれています。
有効なリーダーとそうでないリーダーを区別する行動を発見することで、どのような行動が有効なリーダーをつくり上げるのかを発見しようとする考え方。
『1960年代~1980年代~リーダーシップのコンティンジェンシー理論~』
すべての状況に適応する、唯一最善の普遍的リーダーシップは存在しないという考えに基づいて、リーダーの特性や行動と状況の関係を明らかにします。
たとえば、有効なリーダーシップは部下の成熟度に依存して変化していくリーダー。
『1980年代~1990年代~カリスマ的リーダーシップ理論~』
カリスマ的な才能を持ち将来のビジョンを描ける人間こそがリーダーであり、その才能を保持すれば部下から大きな支持、貢献を得る、という理論。
『1990年代~多様なリーダーシップ論~』
サーバント・リーダーシップ、リーダーシップ・シェアリング(二人以上でリーダーシップを共有)やフォロワーシップ理論といった一人のリーダーシップだけでなく、フォロワーなど他者との関係性も考慮した多様なリーダーシップ論。
このように時代によって、リーダーへの考え方も変わってきたのです。
今後の求められるリーダー~サーバントリーダーシップとは~
時代によってリーダーが変化してしてきたことがわかったと思いますが、
今後の求められているのはどんなリーダーなのか詳しくお話していきます。
今まで紹介してきたリーダーシップ論は、最近では当てはまりづらくなっている現実もあります。
よく聞くのが「若い部下に仕事の仕方を注意したら、辞めてしまった」
「コミュニケーションが取れない」といった話を聞きます。
そのような時に大切になるのが「サーバント・リーダーシップ」です。
権威的なリーダーシップではなく、仕事仲間をさまざまな形で支援し、下から支えるリーダーシップ。
これは、召使いになるという意味ではなく、1人ひとりの目線で考えるということです。
「仕事仲間はリーダーのために存在する」と考えるのが権威的なリーダーシップであるなら、「リーダーは仕事仲間のために存在する」という考えがサーバント・リーダーシップです。
仲間のために考え行動し、まずは自分自身が実践し行動をするということです。
まとめ
時代の流れから、今までのリーダー論、
今の時代に求められるリーダーについて話をしてきました。
時代はどんどん変わっていきます。
私の理想とするリーダーは、夢を抱きつづけそれを叶えるために実践し行動しロックに仲間が自由に夢を叶えられる土台をつくるリーダーです。
大切なのは、まずは自分が理想とするリーダーを今から実践し生きること。
仲間のために汗を流し、行動しさまざまな形で支援し続けるということです。
みなさんの理想とするリーダーはどんなリーダーですか?
その理想とするリーダーを今から実行すること。
それが理想とするリーダーになる道です。
資料:NPO法人 日本サーバント・リーダーシップ協会
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