見出し画像

テレコンテンツ アプリケーションあれこれ

 テレコンテンツを支えるアプリケーション、一杯ありすぎて何がなにやらとなってしまいます。クリエイター側も色々と試行錯誤をしている段階で、まだ何が正解だかわかりませんが、今回はよく見かけるアプリケーションについてまとめてみました。

Zoom ミーティング

■Zoomミーティング の特徴(無料でできること)
・音声会話機能:あり
・チャット機能:あり
・最大グループビデオ通話人数:100名(有料プランで最大500名)
・一度のグループ通話は40分まで(有料プランで制限解除)
・画面共有:あり
・背景ぼかし:あり
・バーチャル背景
・ブレイクアウトルーム
・挙手機能 等々

 コロナ禍で一気に話を聞くようになったアプリ。テレワークへの利用などで使い始めた方も多いのではないでしょうか。

 謎解き公演でも日本ではリーディングカンパニーのSCRAPがリモート公演で利用していたりで、定番になりつつあります。世界のテレコンテンツでもでもよく使われているのを見かけるアプリです。

 セキュリティインシデントがあったことで心配する人も少なくはないですが、段々とデファクトになりつつあるのではないかと思います。

Skype

■Skype の特徴(無料でできること)
・音声会話機能:あり
・チャット機能:あり
・最大グループビデオ通話人数:50名
(Skype for Business(有料) では最大250名)
・画面共有:あり
・背景ぼかし:あり
・電話番号へ発信:別料金で可能 等々

 音声通話といえば前から有名なアプリ。固定電話への発信もできますね。ただ最近は日本だと別のアプリに押されているような印象です。

Google ハングアウト

■Googleハングアウト の特徴(無料でできること)
・音声会話機能:あり
・チャット機能:あり
・最大グループビデオ通話人数:25名
・画面共有:あり
・背景ぼかし:なし(他のソフトを追加で使うことで可能)
・電話番号へ発信:米国・カナダはほとんどの地域で無料/日本国内有料
 等々

Googleのアカウントを持っている人は多いと思います。その割には国内のテレコンテンツで見かけることは少ないアプリです。

 ですが他のアプリと比べて大きい利点があります。それは、事前インストールが不要なこと。ソフトウェアのインストールの必要が無いことは、大きな利点に繋がると思います。

LINE

■LINE の特徴(無料でできること)
・音声会話機能:あり
・チャット機能:あり
・最大グループビデオ通話人数:200名
・画面共有:あり(パソコン版のみ)
・背景ぼかし:あり
・電話番号へ発信:別料金で可能(LINE OUT)

 チャットツールで現在のデファクトは、日本だとやっぱしLINEですね。みんな既に使っているので、新たにインストールする必要が無いのは使う上で大きなポイントです。まだチラホラとではありますが、LINEを使った公演も出てきています。世界的に見るとどうしてもアジア圏が中心のアプリケーションですが、国内ならデファクトなのでこれを使うのは便利だと思います。

WhatsApp

■WhatsApp の特徴(無料でできること)
・音声会話機能:あり
・チャット機能:あり
・最大グループビデオ通話人数:8名
・画面共有:なし
・背景ぼかし:なし
・電話番号へ発信:基本なしだが、相手がWhatsAppを入れていれば事実上可能

 アメリカやヨーロッパで主に使われているチャットツールがWhatsAppです。世界的に見ると利用者数はLINEをはるかに上回ります。IDが電話番号なので、相手がWhatsAppを入れてさえいれば電話を掛けるように連絡が取れるのは大きな利点です。実際に海外の電話を使う公演では使われているのを散見します。

その他のアプリ

上記以外にもポテンシャルが高いアプリは沢山あります。いくつかご紹介しますね。

Discord

 ゲーマー御用達のチャットツールで有名なアプリです。同時通話・チャット・動画や画像の共有など基本的な機能は揃っています。4月13日(現地時刻)にはグループ内で通話できるサーバビデオ機能(最大接続10名)も公開。今後大きく伸びる可能性があるアプリです。

Google Meet

Google ハンドアウトとは別にGoogleが提供しているビデオ会議ツール。元々はビジネス向けのG Suiteの機能の1つですが、コロナ禍の受けて5月7日に無料版が公開されました。無料版はG suite版より機能が落ちたりGoogleアカウントが必要だったりしますが、インストールの必要が無いのは大きな利点です。

おわりに

 テレコンテンツに関するグループ会話可能なツールをいくつか上げてみました。これらについては、制作者側の視点と参加者側の視点でいろいろと見え方が変わってくると思います。今回はざっとしかご紹介できていないですが、また改めて比較などできればと思います。

お問い合わせ等

 まだまだ良いツールは沢山あると思いますので、ぜひご存じでしたら教えてもらえると嬉しいです。

 ご連絡はこちらまで。
  山肩大祐 yamakata@cc.rim.or.jp
 よろしくお願い致します。


面白い記事を書いていけるよう頑張ります!!