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混ぜると危険:石の洞窟(ストーンケイブ)からの脱出(SCRAP:日本)

そもそも一人でプレイするのは無理があったか。

石の洞窟からの脱出は、最近増えてきた随時スタートの公演。グループ毎に受付をして、随時スタートするシステムです。タブレットを渡されて、カウントダウンが終了するまでにクリアするシステム。時間いっぱいになったらコンティニューして10分間追加するかゲームオーバーになるかを選べます。

参加人数は1~3名と比較的少なめです。ソロでもプレイできるということで、今回は一人で遊びました。流石にコンティニューを繰り返しましたが、ゲームの全てを体験できるのは嬉しいですね。

公式サイト

感想

謎とストーリーとミッションと空間が不協和音を奏でていて勿体ないなあと感じました。

この公演は原作付きのイベントで、会場の雰囲気や物語は原作の雰囲気が良く出ていると感じます。公式サイトでもポイントとしてあげられている、「実際に科学実験を行って謎解き!」というのも面白い。子供は喜ぶ内容であるだけでなく、大人でも良い感じに楽しめると思います。

この実験というのは原作でも見せ場でもあるのでかなりちゃんとしています。また、特に終盤の展開は原作のドクターストーンのらしさがあって好きです。

出てくる謎を見てみると、丁寧に作った感があり、謎単体で見ると良い問題であると思いました。

ただこれが一堂に集まり公演となると、奇妙な不協和音を奏でます。

実験もちゃんとしているがゆえに、それなりに時間がかかるため列ができてしまうのですが、タブレットが時を刻みを続けている中での列待機は落ち着きません。これは通常の公演ならもう少し落ち着けるかもですが、1秒1秒減っているのがみえるだけに、なんか落ち着かないですね。

謎もストーリーや雰囲気がしっかりしているが故か、逆になんなんだろうと違和感がでてしまい、状況を考えるフェイズもロジック自体は分かるのですけれども、じゃあこうなってないとおかしいんじゃないかなというところが謎都合で変に歪んでいるように見えたのが残念でした。

終盤などはドクターストーンっぽくって面白いので、最後までやりたいところなのですが、途中で終わって出てしまうと特に残念になりそうです。

一人でやってしまったが故に全体が見えてたが為の弊害なのかも知れませんが、それぞれのパーツで見ると面白いのに合わせるとなんだか合わなく感じるところがもったいないなあと感じました。

おわりに

もしかしたら列渋滞にも引っかからず一気に駆け抜けることができたら爽快感あるコンテンツなのかも知れません。繰り返すようですが実験は面白いですし、最後はワクワクするので、3名揃えてかけぬけるのが良いかも知れません。

作品情報

タイトル:石の洞窟(ストーンケイブ)からの脱出

制作団体:SCRAP(日本)
制限時間:40分(解説含む)
プレイヤー人数:チーム戦 1チーム最大3名
価格:
トリオチケット:前売2,400円/1名(当日2,700円/1名)
ペアチケット:前売2,600円/1名(当日2,900円/1名)
ソロチケット:前売3,600円/1名(当日3,900円/1名)
※土日祝&ハイシーズンは+200円
コンティニュー:前売800円/1名(当日2,700円/1名)
目的:石の洞窟からの脱出

面白い記事を書いていけるよう頑張ります!!