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DXはバズワードなのか?No.3

こんにちは、自称ITコンサルタントとーかーです。

前回、DXの必要条件は以下と書きました。

1. 第4次産業革命技術を活用して、新しいビジネスを創造(イノベーション)すること
2. 新しいビジネスの主戦場は、リアルよりは、バーチャルの世界であること(もしくは、バーチャルの世界での活動に重きを置いていること)

これを必要十分条件にしたいですが、その前になぜ必要条件といえそうなのか、自分の考えを書いていきたいと思います。

まずは、1番目の「第4次産業革命技術を活用して、新しいビジネスを創造(イノベーション)すること」についての考察です。

第4次ということは、当然、第1次から第3次まであるわけで、そのときのイノベーションを振り返ると、現在の第4次の技術とは何か、発生しているイノベーションは何か、がわかりやすくなるはずです。

第1次産業革命

では順番に見ていきましょう。第1次産業革命の基本技術は「蒸気機関」です。その技術をベースにしたインベンション(発明)は、蒸気機関車、蒸気船などです。ここでイノベーションではなく、インベンションと書いているのは訳があり、二つの言葉は違います。「イノベーション インベンション 違い」などでググると多くのページがヒットしますので、詳細はそちらを見ていただくこととし、ここではインベンション、およびイノベーションを以下のように定義します。

インベンションとはモノやサービスを発明し新たな価値を創造すること
イノベーションとは見方を変えたモノやサービスの提供で新たな価値を創造すること

蒸気機関車や蒸気船は、インベンションそのものです。それらを利用したヨーロッパからアメリカへの旅を提供することはイノベーションです。

南米への旅の代表的な物語が『母をたずねて三千里』ですね。『ペリーヌ物語』と同じくらい好きでした。(年がばれてしまいますね。脱線してすみません)

北米は、物語が多すぎるくらいですが、その中でも多そうなのが、西部開拓や、ゴールドラッシュ関係ですね。

イノベーションをもう少し詳しく書きますと、蒸気機関車や蒸気船というインベンションにより、旅は「徒歩か馬車などで長期にわたってするもの」から、「短期間で遠くに行けるもの」と見方が変わった(イノベーションがおきた)と言えるわけです。

このインベンションとイノベーションの違いは、第2次産業革命以降の話しでも重要ですので、理解していただけると幸いです。

第2次産業革命

第2次産業革命の基本技術は「内燃機関」と「電気」です(石油化学もありますが、第4次の理解にはつながりにくいので割愛します)。「内燃機関」は自動車・飛行機などの大発明(インベンション)につながります。そして、特に自動車によって人々の生活は大きく変わります(イノベーション)。

電気の最大の発明は、エジソンの電球でしょう。これにより、人々の夜の生活が変化しています(イノベーション)

また、電気は応用範囲が広く、電話、ラジオ、テレビのような大発明にもつながっています。

さて、蒸気機関車・蒸気船・自動車・飛行機などの発明と、電話・ラジオ・テレビなどの発明には大きな違いがありそうですが、それは何かわかるでしょうか?

蒸気機関車・蒸気船・自動車・飛行機は、ヒトの手足の延長となり、『行動範囲を広げるイノベーション』、電話・ラジオ・テレビは、ヒトの目、耳、口の延長となり、『コミュニケーション範囲を広げるイノベーション』につながる、と言えないでしょうか?
(異論・反論があればぜひコメントへ。第4次の話しにつなげるため、この議論を活性化したい、と考えております)

それでは、少し長くなりましたので、第3次産業革命以降は次回に書きたいと思います。

#DX #デジタルトランスフォーメーション #第4次産業革命 #イノベーション #インベンション #産業革命

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