さんぽみち〜舞鶴編〜
仕事に福井県、ほぼ舞鶴の方に来ていて、
緊急事態宣言で県外から出ちゃいかんって会社の方針から為3駅先の小浜にまで行かないと髪とかも切れなくて何も出来なかった。
緊急事態宣言がやっと解除されて久しぶりに服とか買いたいって思ってズット行きたいと思っていた舞鶴に辿り着いた。
僕は京都出身で三条河原町、四条大宮あたりで遊ぶことが多かったんだけれど、舞鶴に降り立つと大門三条とか白鳥七条とかあってドラクエのデスコッドみたいな裏京都に感じた。
パチンコ屋はマスクをしていないと入店出来ないように徹底していて素晴らしいなってなった。
僕はする人なので、ふらっと入ってなんか凄い勝たせてもらった。
その後、流れで商店街とか行ってみた。
人の多さがずっとちょうど良かった。
ずーっと人多い目の昼間の公園みたいなイメージ。
急いでないしのんびりしてんな〜。って感じ。
肉うまビールうま
ニックビアーってステーキハウスに入って緊急事態に仕事以外は壁薄民宿に籠もりきった自分へのご褒美に200グラム量り売りのステーキとビールを昼間からご馳走になった。
「焼き加減よく分からないんでおまかせで!」
って伝えたら
「うちのおすすめミディアムレアが旨いよ!」
って教えてもらった。
肉って大体美味いけど、休日の満足度でまた全然気持ち違うもんな〜。
旨いよ!って出た肉がちゃんと美味しかった。
常連さんと店員さんが
「朝から食べてないんです〜。しんどい〜。」
「すら辛ぇなぁ。今日忙しそうやもんね。」
って会話してるのを見て、人の日常に触れながら飲むビールは美味しいなぁ〜と。気持ち悪い感想を思ってしまった。
来てるお客さんも来られてる店員さんも楽しそうで素敵なお店だった。
また来よう。と気付けば一人孤独のグルメごっこをしていた。
あ、孤独のグルメはもともと一人だから孤独のグルメごっこで良かったのか…。
戦艦娘の推しを避けて服屋へ
微笑ましくなりながら店を後にしたあと、やたら萌えっ子を推してくるお店を発見。
艦コレ関連なのかな?戦艦の名前の萌えパネル達がお出迎えする中、向いにある服屋さんに逃げる様に入ってしまった。
全然買う気は無かったけれど、なんか適当に見繕うかな〜。
茶髪のフェス好きそうなおじちゃんが話しかけてきて
「上の方が上等なの揃ってるよ!見てって下さいね!」
って教えてくれた。
僕の名前はYESマン土田。言われた内容はすぐにクエスト化し、誰かに操られたドラクエの操作キャラのみたいに言われるがまま2階の商品を見に行った。
やっぱりおじちゃんは絶対にフェス好きなんだと思う。
やたらフェスパンツを買ってほしいと勧めてくれる。
紫やピンクや蛍光緑。サカナクションとかPerfumeのライブのレーザービームで使われそうな色ばかりだ。
「着回しが楽なんが良いです!」
とフェスおじを静止させると、めっちゃ僕好みのベージュや白を基調とした無難なTシャツと短パンと帽子を勧めてくれた。
なんか久々に店員が楽しそうに勧めてくれて楽しく買い物が出来ていて、そういえば自分がアパレルにいた時もこんな気持ちで目の前の人を楽しませる事を考えて仕事してたなって思い出した。
なんだろう。さっきの店もそうだけど商売というよりも生活の感覚で接客を受けていたからか口元もお財布もゆるゆるになってる気がする。
僕は気付けばそれらを購入していた。
お会計のときにふと、
「おいくつなんですか?」
って会話から、
「33歳です。」
って言ったら
「いや〜若い!」
おじさんがおじさんにお世辞を言われてもなぁと思っていると
「僕なんてもうすぐ50ですよ。」
って予想してたより11歳も多い年齢の解答が飛んできた。
「結婚もしてなくて楽しく過ごしてます。家族とかはいます?」
って飛んできた質問に、
「別れてしまって子供が一人いました。小さいから覚えてないだろうし、もう会わない方が良いって思ってて…。」
と、不意に僕が人に乗って貰いたかった相談事が吐露した。
このフェスおじに相談するのかって途中で思いながらも、フェスおじは友達のお兄ちゃんみたいな事を返してくれる。
「僕の周りも3回バツ付いてるやつとかいて、息子が急に会いたがって、尋ねて来たときにめっちゃ嬉しそうでしたよ。そんな日がきっと来ますよ。」
そんな言葉を聞いてすごく暖かい気持ちになれた。
確かに僕も親が離婚していて、中学生の時、3ヶ月だけ父親の家から学校に通っていた時期があった。
会わせたくない母親に切望して父親と生活してみたいと思っていたなぁ。
調度言われた子供と同じ気持ちを確かに抱いていた。
※20歳の時に父親に5万盗まれて疎遠になったのですが、それはまた別の機会に。
「そうだと嬉しいな。ありがとうございます。」
そんな会話をした。
僕は人と話したかったんだなぁ〜って改めて思わされた。
その後少し雑談をして
「そこのパチスロ勝ったらまた寄ってくださいね!」
と約束をした。
また来たい店が出来るって事はとても良い気持ちになる。
そう感じたいい休日だった。
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でわでわ、アデュー!
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