『ボクのうた』

健太です。
もうそろそろ一週間になるけど、10/2に、D.W.ニコルズの新しい作品『ボクのうた』がリリースとなりました。

今までたくさんのリリースをしてきたけれど、毎回毎回本当に嬉しい。初めてリリースというものをした時のようなドキドキは、残念ながら、ない。でもその時とはまた違ったよろこびが生まれて、今もリリースはとにかく嬉しい。
そして心の底から喜べているのは、今現在の自分として、納得のいく作品を作れているからだと思う。

さて『ボクのうた』。色んなところで作品の話をしているけれど、『ボクのうた』はライフソング集。
ライフソング、人生賛歌ってどういうことかと言うと、つまりは、今こうしてここに存在していること、その喜怒哀楽、そして感謝を歌っているということ。
書いているのはだいすけであって、だからその歌詞の内容を僕があれこれ語るのもなんなので、ぜひ、だいすけがラジオ等で話している声で、聴いて欲しい。

でも、そうは言っても、僕は、ニコルズの歌は自分の歌だと思って生きている。
どの歌にも心底共感しているし、わからないことがあれば、だいすけととことん話して、理解を深めてから曲の制作に入っている。だから、他人が書いた曲という感覚は全く無い。おかしな話かな?いやそれがバンドってものだ。

この作品は『キミのうた』と対になっていて横並びのコンセプトを持つ。『キミのうた』と『ボクのうた』は最初から構想が同時に出来上がっていて、順に仕上げていった感じだ。

だから『ボクのうた』が最新作。『キミのうた』からちゃんと先に進んだ作品でもあって、一歩踏み込んだ挑戦もしている。

もしかしたら、作品を作るときに、新たな挑戦なんてものは必要ないのかもしれない。挑戦より、とにかく磨いていけばいいだけなのかもしれない。
でも僕は、どうしても挑戦したい。
一歩引いて考えたとき、その挑戦が必ずしも良い結果を生み出しているとは限らないのではないか、という思いもよぎる。もちろん実際どうなのかなんて、そんなことは自分ではわからないけど。

だけど、やらなきゃ気が済まないみたい。
最近やっと自分のことがわかるようになってきた。
日々挑戦して、それを作品に落とし込んでいく。それが音楽を作ることだと思っている。そしてそれこそが音楽のよろこびの大きな大きな要素の一つだと思っている。
もちろんその挑戦には、パッと聴いてわかるものもあれば、パッと聴いただけではわかりにくいものもあるのだろうけど。どれも自分にとっては、バンドにとっては大きな挑戦だ。

正直言ってしまうと、この部分は自己満足に近いのかもしれない。
でも、自己満足がなかったら、音楽は続けられない。
僕は音楽を、ニコルズを続けていきたい。
そのための日々の挑戦なんだと思う。
毎作品、挑戦し、形にしていく。
この『ボクのうた』は、僕にとってもタイトルに相応しい作品になった。

自信を持って届けていきたい。

#dw25 #dw25_kenta

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