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「福井と公共デザイン」アーカイブ動画を公開しました。

「福井と公共デザイン」アーカイブ動画を公開しました。

福井県は今、Publicを問い直す、大きな転換期を迎えています。

もともと「つくる」という文化を背景に、個からPublicへ、主体性が滲み出すような市民による実践が連綿と行われてきた福井県。その市民からの姿勢に応答するようにいま、公共セクターのなかで、大きな変革が脈動しています。

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2019年度より構想された「長期ビジョン」は、なんと5000人を超える市民と協働的にデザインされ、今でも、目指す福井像を考える「未来構想ワークショップ」や、学校へ出向いての出張講座などが頻繁に開催されています。

また、新たに福井県がはじめる「ふくい政策デザイン」では、政策構想段階からデザイナーが携わり、事業のリサーチ・アイディエーション等を行いながら、本質的で効率的な政策実装をしていこうとする試みが始まっています。

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Re:RENEW2020では、そんな長期ビジョン策定やふくい政策デザインに関わってきた、福井県地域戦略部副部長の藤丸伸和さん、およびアーチザン&パートナーズ代表のデザイナー・景山直恵さんをゲストにトークイベントを実施。現在福井県で営まれている実践を詳らかにしながら、福井におけるPublicとDesignの意義やその可能性について探索しました。

なんとトークイベントのなかでは、Public Design Lab. Fukuiを作ろう、という提言も。福井ではじまっている、個とPublicが近接していくうねりをぜひ感じてください。

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【ゲスト】
景山直恵(アーチザン&パートナーズ代表)
1992年、出産を機にデザイン事務所アーチザン&パートナーズを設立。2013年に「paper glass(ペーパーグラス)」がグッドデザインBEST100特別賞、アロマ和ろうそく「灯之香(ほのか)」がグッドデザイン賞を同時に受賞。現在は、デザインコンサルタントとして幅広い分野で活躍。

藤丸伸和(福井県地域戦略部副部長(未来戦略))
1989年福井県庁入庁。2013年県民サービス室長、2015年女性活躍推進課長、2017年地域交流推進課長、2019年から現職。「新たな仕組みをつくる」をモットーに、長期ビジョン、政策デザイン、SDGs、広域連携等を担当。

【ファシリテーター】
森一貴(プロジェクトマネジメント/サービスデザイナー)
1991年山形県生まれ。東京大学教養学部卒(専攻は地理学)。コンサルティング企業を経て2015年に福井県鯖江市に移住。福井県の産業観光イベント・RENEWのPMとして、職人、行政、デザイナーといった主体を相互翻訳しながら、3日間で3万人を集客するまでのDevelopmentを担当。産地企業の内発的動機をデザインし、結果として5年間で産地内に20社を超える工房や店舗開設/改装を導いた。その他「社会に自由と寛容をつくる」をテーマに、ゆるい移住全国版コーディネーター、田舎フリーランス養成講座・鯖江地域統括、生き方見本市HOKURIKU立ち上げ等。現在、福井県庁「ふくい政策デザイン」においてサービスデザイナーとして伴走。

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