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こんな時だからちょっといい魚で家飲みを頑張ってみた


ある日、いつもお世話になっている対馬の漁師さんから「ヒラスズキ揚がったけど要らない?」のメ-ルが届いた。以前「ヒラスズキが揚がったら連絡をください」とお願いしていたのを覚えていてくれたのだ。すぐに「送って
ください」と返信。どんな料理にするかな?考えながら届くのを待つのも楽しいものだ。


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翌々日届いたヒラスズキは2.7kg、堂々とした体躯だ。スズキに似るが、スレンダーなスズキに対し、マッチョなヒラスズキと言えば何となく違いがわかってもらえるだろうか。


血抜きと神経締め済みの魚だから、下拵えをしてしまえば料理を急ぐこともない。洗った魚を丁寧に捌いていく。今夜の肴用に少しばかり切り分け、友人へのお裾分け用に1/4身を取り分ける。出刃包丁の先についた身のかけらを口に含む。いい体臭だ。脂ののりもいい。ようこそ、duoさん宅へ。続いて兜を梨割りにし、アラを取り分け、内臓も大切に保管する。


さて、その夜のこと。刺身と焼き霜造りに、茹でた肝と胃袋も一緒に盛り合わせた。テレビの前でくつろぐつれ合いに酒と肴を勧めると「あなた、この肴危険。飲め過ぎちゃうわ」。さもありなん。焼き霜の何たる破壊力。でもまだまだ。ほんの序章なのだよ。


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ハラモを塩焼きにし、三つ葉と焼きネギと合わせて酒塩煮を作り、粕漬け焼きを作り、潮汁用に出汁をとったヒラスズキのアラに付いていた身をほぐして味噌と合わせ、鯛味噌ならぬヒラスズキ味噌にする。梨割にした兜は清蒸魚、潮汁を多めに作り、そしてしんがりの湯引きで都合7品。刺し盛りの翌日から3日をかけて楽しんだ。


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そして締めはヒラスズキのまご茶漬け。濃口醤油とみりんの同割の漬けダレにすりおろし生姜をいれてヒラスズキのヅケを作る。そこから10分ほど置いておく。その間にシンクの汚れ物を洗っておこう。経過後、ごはんの上に白ごまときざんだ大葉、ヅケを盛り、先日のアラと昆布で出汁を取った熱々の潮汁を注ぐ。最後に三つ葉をひとつまみ乗っけて出来上がり。ん~~~、記憶だけで3合は飲める。


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そうそう、締めのあとがまだあった。大量に残るヒラスズキ味噌を使ってばら寿司を仕込んだ。この料理のポイントはひと言に尽きる。「冷蔵庫の整理」これこそが命だ。「どう考えても足を引っ張るだろ!?」の食材意外なら、何でも使ってみればいい。間違ってもこれだけのためにイクラやきぬさやを購入したり、以後おそらく台所の肥やしになるだろう桜でんぶなんか買う必要なし!!


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というわけで、食いも食ったりヒラスズキ。いつもの魚に比べれば高くついたけど、わが家ではここ2カ月ほど外食がなくなったし、ちょっとしたお出かけもない。それを考えればお釣りがくるほどだ。絵に描いたような貧乏所帯ではあるが、こんな時だからこそ自分を楽しませ、ポジティブにするための投資だと思えばいい。

メディアは視聴率や部数増に躍起になり、SNSは口角泡を飛ばす人で溢れかえっている。できることならば私は、そういう物事に心奪われることなく、静かに、穏やかに、自分であり続けようと思う。だけど私は弱い人間だから、青いカラ-タイマ-をキ-プするための投資が必要なのだ。



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よし、今夜はビ-ルをもう1本許す!!
8
肴と魚と酒菜が楽し
コメント (2)
うまそう、、お酒が飲みたくなってきました。。
なぐなぐさん、お酒が美味しく飲める。ありがたいことですね。
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