俺たちの進歩はいじめをどうしてしまうのか
あんたのまわりにもいじめ、あるかい?
ヒトがヒトである以上、いじめってやつは消えることはないんだろう。
いじめは向社会的になろうとするヒトとしての本能みたいなもんらしい。
ヒトは集団で物事に当たることが出来るって点で地球上にあまねく広がった生き物だ。
そのヒトにとって社会の維持ってやつは、まさに本能に刷り込まれているレベルで正義だ。
※この正義ってやつも集団行動に必要な「虚構」らしい
でも、俺たちの感覚は「いじめ」ってやつを悪と捉えている。
今回は、このいじめってやつについてツラツラと考えてみる回だ。
うん、重苦しい話にはなんないと思うので、気楽に付き合ってくれよな。
いじめに対する制裁
今回、「いじめ」ってテーマを俺にくれたnoteはこいつだ。
春名風花さんのTwitterを入り口に、結構面白い考察が書かれていた。
中でもオモロイと俺がおもったのがこの部分。
クラスで、いじめをしている時、
あなたはクラス全員にあなたの本性を目撃されているんだドグ。(*´Д`)
出展:山田スイッチさんのnote
これ、オモロイ。
集団が個人の集まりである以上は、集団の中にマイノリティーが出てくるのは必然なんだが、そのマイノリティを無差別に許容してしまうと、集団としての機能が損なわれる。
そのためにマイノリティであることを「悪」とする感覚が人間の本能として備わっている。
そして、そのマイノリティを追い出そうとするためにいじめという機能が働く。
ところが、そのいじめをしたヒトは、いじめという突出した行動をすることによってマイノリティに転落する。
そして、あらたないじめの対象となるってスンポーだ。
社会を成り立たせるための機能であるいじめを実行したものを社会から追い出す要素があるってことだ。
何その輪廻転生っぽいやつ。
いじめを少なくするのに使える技術
で、その構造を自分の中でイメージ出来た時、俺はこう思ったんだよ。
いじめってブロックチェーンでなくせね?って。
ブロックチェーンって言うと、仮想通貨の技術でしょ?って思うやつはメジャーだと思う。
実際はブロックチェーンという技術が先にあって、それを使えば通貨ができますよって順番が正解なんだよね。
で、ブロックチェーンってのは分散型台帳技術ってやつがコアな技術として使われている。
ざっくり言えばそこにある情報を全員で共有しておけば、その情報の信頼度がめちゃくちゃ上げられるって技術だ。
例えば、「この箱にはキャベツが3玉入っている」って情報があるとすんじゃん?
で、その情報を10人で共有できるとすんじゃん?
で、その中の一人の田中くんが「いや、キャベツ5玉入ってるし」とか言ったとすんじゃん?
でも他の9人が「いやいやいや、みんな3玉だって言ってんべ?」ってなるじゃん。
これが共有する範囲が世界中に広がったら、情報の改ざんなんてものが実質的にできなくなるって理屈だ。
で、いじめ。
いじめの実態を改ざんされることのない情報として世界中が共有されたら?
極めつけの監視社会ってわけだ。
でもIoTやら5Gやらで俺たちの情報は採取され続ける状態になってきている。
そこをAIで分析することによって「いじめ」が検出できるような状況になるのは、まあ想像出来る未来だ。
検出されたときの対応もシステム化されていく。なんなら本人にも気づかないように人間関係をコントロールされるような世界も普通に想像できる。
そんな風に人間はいつしか人間すらもシステムの一部として効率化し始めてしまうのかもしれない。
いじめは無いけれど、遊びも無い社会。
いじめはあるけれど、遊びもある社会。
俺たちはどちらがより幸せな人生ってやつを満喫できるんだろうな?
どちらかは今は分からない。
でも一つだけ言えることがある。
俺たちは想像したことを実現するように動いてしまう生き物だってことだ。
ほんの数百年前までは、俺たちの生活はぶっちゃけ代わり映えのしないものだった。
でも、この百年の進化のスピードはそれまでのヒトの歴史からは考えられないスピードで進んでいる。
なぜか?
それは「俺たちは世の中の多くのことを知らない」ということを知ってしまったからだ。
俺たちは知らない部分を想像する。
そして、そのことを実現し続けた。
それはこれからもどんどんスピードを上げて行くんだろう。
それが幸せなことかどうかは、全く関係なくね。
なあ、あんたはどうする?
俺たちはいじめのない社会ってやつを想像すると思うかい?
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