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究極の働き方改革に向けて俺たちが取り組むべきこと

AIが世の中をものすげぇ勢いで変えていくのを目の当たりにして、あんたはこれからどうやって生きていけばいいのかって途方に暮れること、あるかい?

AIという技術がもたらしている変化ってやつは、実に広範に渡っている。

音声認識みたいに、俺たちにもたらす恩恵がわかりやすい活用方法もあるし、検索エンジンの検索アルゴリズムみたいに哲学的な問につながるような活用方法もある。

検索アルゴリズムの何が哲学的なのかって?

だってそうじゃないか?
検索アルゴリズムは俺たちに最適解ってやつを提供してくれるようにビッグデータを解析してくれているわけだが、それって見方を変えると、俺たちは最適解に向けて「検索させられている」ってことになると思わないかい?

そんなふうに、AIって技術が俺たちの生活に与える影響ってやつは、広く、そして深い。

今回は、そんなAIが影響を及ぼしまくっていくであろうこれからの世界観において、俺たちがどうやって俺たちをアップグレードしていくのがいいのかってやつを考えてみる回だ。

ちっとばかし観念的なことになるかもしれないが、付き合ってくれよな。

働き方改革の究極の姿

同一労働同一賃金って声高に主張されることがあると思うんだけれど、この言葉が究極に実現される世界観ってどんな世界だと思う?

世の中の変化が指数関数的に早くなっていっている現代。
世の中のニーズに答える方法も同じ様に変化していくことが求められているよな。

実際、10年前のシステム開発と今のシステム開発を比べると、そもそものやり方から変わってきている。

エンタープライズアジャイルって言葉、聞いたことあるかい?

詳しく語るとそれだけで本がシリーズで出せるくらいの言葉なんだけれど、ざっくり一言で言えば、「システム改修の単位をものすごく細かくしてどんどんシステムを変えていくためのやり方」って思ってくれていい。

ポイントは仕事を「細かく分ける」ってところだ。

変化のスピードを上げるために、仕事の成果を得るための単位を細かくするってことね。

で、この仕事を細かくするってことが究極に進むとどうなるのか?

細かくなった仕事の単位で必要なスキルをその都度調達するって世界観が想定されてくるんだよね。

必要なスキルは細かくなった仕事ごとに違うので、まるで部品を取り替えるがごとくにヒトが割り振られていく。

今まではそんなふうに仕事を細かく分解して来なかったし、細かくすると言っても、ヒトが把握できる状態までしか細かく出来なかった。

ところがAIによってヒトのスキルの組み合わせの最適化が行われる世界観ならどうか?

どんどん仕事は細分化され、その仕事の組み合わせそのものはAIによって管理運営されている世界。
そして、全体としての最適化について、ヒトは結果だけを享受して、その過程についてはAIにアウトソースするって世界観。

どうだい?割とありえる世界観だと思わないかい?

細分化された仕事をこなすスキル

この世界観で必要になるスキルは、非常に狭く深いスキルってことになると思う。
なぜなら、そう言う尖ったスキルをAIが統合することが全体の効率を最大化するはずだからな。

ところが、そんなふうに尖ったスキルを取得する学習システムなんてものは今の世の中には無い。
そもそも、受け身の学習ではそんな尖ったスキルは手に入れられるわけがないとあんたも思うだろう?

なら俺たちはどうやってその尖ったスキルを手に入れられるのか。

ぶっちゃけ、方法は一つしか無い。
つまり、俺たちが「好き」と感じることを突き詰めるしか無い。

「頭」と「心」の違いって話がある。
ヒトは一般的に頭(理屈)で必要と思われることに合わせて心(感情)をコントロールしている。
これは学習においても同じことが言える。
理屈で必要とされる学習をするために感情をコントロールして、俺たちはスキルを身につけてきている。

でも、この学習方法ではスキルを尖らせることは難しい。
何しろ感情を抑え込んでいる労力の分、俺たちのリソースを100%学習に振り向けられていないわけだからな。

だからこそ、俺たちは感情を入口にスキルを手にしていく必要がある。
感情が入口にあれば、頭は感情に追随した理屈を作り上げてくれるからな。

ところが、ここに一つハードルがある。

俺たちはあまりにも理屈で感情を押さえつけるって動作になれすぎているってことだ。

「泣いてはいけない」「怒ってはいけない」

俺たちは物心つく頃には、この感情のコントロールってやつを息をするように自然に対応することを求められ続けている。
その結果、俺たちは俺たちの感情がどこにあるのか、迷子になっちまっている。

つまり、俺たちは「自分が本当にやりたいこと」ってやつを見失っちまいがちってわけだ。

尖ったスキルを手に入れるために必要なこと。
そいつは、俺たちの感情に目を向けるってのが最初にやることなのかもしれないな。

なあ、あんたはどう思う?

俺たちの感情と俺たちは向き合うことが出来るんだろうか?

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