レジ袋有料化の意味
あんたはレジ袋有料化が日常に取り入れられた世界観についてなんか感じることがあるかい?
ぶっちゃけ、レジ袋が有料化されたことで世の中で何かが改善されたかって聞かれちゃうと、なんも良いことないって言いたくなっちゃうやつなんだよな。
なに?レジ袋のごみの量が減るだろって?
それ、ホントか?
だってよ。レジ袋もらって、そのレジ袋を単体でごみとして捨ててることってあんまなくないか?
それこそごみ袋として再利用してたじゃんか。もともと。
今回はレジ袋有料化ってのがなんで決まったのかってのを想像してみる回だ。
ちっと、俺らが何に踊らされているのかってのを考えてみようぜ。
レジ袋有料化でプラスチックごみは減るのか
まず大前提として、レジ袋有料化の建前ってのを眺めるところからだよな。
このサイトによれば、一番の理由は環境問題だって書いてある。
なるほど。プラスチックごみが海に流れ出してマイクロプラスチックとして魚が食べちゃって、有害物質としてヒトに取り込まれるって流れはいかにもよろしくない。
そこではたと考える。
うん?
レジ袋を川や海に捨ててるやつがいるってこと?
ああ、燃えないごみを包むのにレジ袋とか使っていると、そいつが集積されるところから河川に流れ出すってことか?
………いやいやいや。おかしいだろ。
だって、レジ袋を使わんとしても、ごみ袋に入れて燃えないごみ捨ててんだろ。
ごみ袋はバイオマスだから大丈夫だろって?
そんなん法制化されているわけじゃないんだから、いくらでもレジ袋と同じ素材で作られてんだぞ。
そしたら、レジ袋がごみ袋になるだけなんだから、プラスチックごみの削減って建前は成立しないことにならんか?
レジ袋有料化で売り上げを生む
じゃあ、そんなに意味が見いだせないレジ袋有料化ってのをなんで小泉環境大臣(導入当時)は実施したんだ?
利権が絡んでいるってことなのか?
ぶっちゃけ、レジ袋が無償提供されないってなったら当然のようにごみ袋が売れる。
小売りの会社にはレジ袋って商品とごみ袋って商品が売れることになる。
ごみ袋を製造している会社は当然売り上げが向上する。
まあ、ごみ袋を製造しているような会社はもともとレジ袋も作ってるだろうから、メインは小売り系の会社なのかな?
でもなあ、そんな細かい売り上げのために個別に環境大臣に働きかけるとかあるのかね?
全国に出回っているレジ袋の数は1年で300億枚くらいなんだそうだ。
1枚4円として1200億円の売り上げだよな。
結構な金額だと思いつつ、小売店舗数ってのを眺めてみる。
ざっくり全国142万店舗くらいあるらしい。
割り算してみるとざっくり1店舗辺り84,500円くらい。
………この売り上げのために業界が政治家になんか圧力かけるとかありえるか?
ねえだろ。
政治家としてのメリット
となると、メリットを実態として受けているのはだれか?
まあ、政治家だよな。
プラスチックごみを減らす努力をしましたよってアピールをすることで、次の選挙の票をゲットできるってスンポーだ。
でも実態としてはその根拠であるプラスチックごみは減る理屈がない。
もうちっと言えば、地方公共団体がケアしているごみ処理施設に対して、プラスチックごみに対応できていない施設は0じゃない。
そう言う施設をアップグレードしなきゃならないんだけれど、地方自治体としてはそこにお金を突っ込む余裕がない。
なので、本来は国が補助金等でケアをしていかないとまずいんだけれど、緊縮財政によってそこもままならない。
環境省としても、なかなか予算をとることが出来ない。
そう言う、行政の都合ってのもあるのかもしれないな。
でもさ。
レジ袋以外のプラスチックごみを普通に「燃やせるごみ」として俺たちは処理してもらっているじゃんか。
納豆パックとか。
いろんな包装材とか。
やっぱ、レジ袋有料化って、シンプルにスケープゴートにしか見ることが出来ないって思わんか?
なあ、あんたはどう思う?
レジ袋有料化ってやつを肯定できるように思えるかい?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?