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世界が分断されつつある時に考えること

アメリカのトランプ大統領が本格的に中国製アプリの排除を始めたってニュース、あんたも見たかい?

まあ、そもそも中国側はすでにfacebookやらtwitterやらを排除して使えなくしているので、その裏返しでしょ?ってな感じで思ってたんだけれど、ちょっと考えてみると、これってインターネットっていう「つながり」が国によって分断されるって状態なんだよな。

今回は国によってネットが分断されるって状態を考えてみる回だ。

ちっとばかり思い込みも入るかもしれないけれど付き合ってくれよな。

Tik Tokの排除

トランプ大統領がTik Tokの排除をするってニュースを聞いた時に、あんたはどう思った?

またあのオジサンやらかし始めたんか?って俺は思っちまったんだよね。

ただ、ちょっと調べるとなかなかなことが起きているらしい。

この記事によると中国の「インターネット安全法」ってやつが曲者らしい。

このサイトでざっくりとインターネット安全法について以下のように説明してくれている。

この法律では、インターネット関連商品およびインターネットサービスを中国の基準に適合させることや、中国で収集したデータは中国で保存すること、海外に持ち出す際には当局による審査を受けることなどが義務付けられており、米国をはじめ日本や欧州の企業から懸念の声も聞かれる。
出典:上記サイト

要するに中国を経由したデータはなんもかんも中国政府が管理するぜ!って話なんだな?
いやいや、どんだけ強欲なんだ、おい。

これをやっちまうと、金の流れ、ヒトの流れ、情報の流れそのものを中国政府に首根っこ抑えられかねない。
しかもこの法律はすでに施行されていて、中国との情報のやり取りそのものがリスクになっているってことらしい。

すでに中国側では多くのインターネットサービスに対してグレートファイアウォールなる仕組で利用を物理的に規制している。

これによって、GoogleだとかTwitterだとかのサービスを遮断しているんだね。
中国国内に暮らしているヒトは俺たちが当たり前に触れている情報にふれることすら出来ない。この事実はワリカシびっくりするやつだよな。

この逆のパターンをアメリカはやろうって話なわけだ。

中国とそれ以外で分断されるネット

こう言うふうに多分中国とそれ以外の国でネットは分断されるってのが現実何だと思うんだ。

そのことを事実として受け止めた上で、俺たちの住む日本はどうするのが良いんだろうな?

おそらくだけれども、中国の経済力はアメリカを凌駕することになると思う。
何しろ、民主主義と言う制度が実現できるスピードと独裁国家が実現できるスピードでは桁が違う。
その気になればその都市に住んでいるヒトを追っ払って新たな都市を作ることだってできる独裁国家は経済的に考えたら最強だもんな。

だとすると、日本は中国とどうやってうまく付き合っていくかってのは避けて通ることの出来ない命題だよな。

こいつがとても難しい。
中国に寄り添うということは、俺たち個人が受け取ることのできる権利を明け渡すことで成長していこうっていう、いわば劇薬だ。

とは言え、中国と事実上ネットでのつながりが断絶することは、俺たちが経済活動を続けていくって事実を踏まえた上で、現実的に経済活動をともにできなくなる可能性を秘めている。

となると、俺たちは個人の権利を守りながら衰退するアメリカとともに衰退するか。
個人の幸せを無視して成長し続ける中国とともに生きるべきか。

そんな残酷な二者択一を迫られているんだろうか?

SDGsという可能性

この究極の二択に従う以外の選択肢は何かないのか?

多分、落合陽一さんが言っているSDGsのような枠組みを使った新しい価値ってのがポイントになってくると思うんだ。

ものすごい端折って言ってみると、枠組みを作って、それに従わないことのデメリットを共有して、その枠組に従うことを利益に変えていくって感じだね。

具体例は前にnoteに書いてみたんで合わせて読んでみてくれよな。

要するに、アメリカのようにイノベーティブなサービスを提供するのでもなく、中国のようにイノベーティブを真似っ子して利益を得るのでもなく、ヒトとして守らないといけないことをきちんとやっていくことで利益を生む枠組みって感じかな。

なあ、あんたはどう思う?

俺たちは、分断されつつある世界で生き残っていけると思うかい?

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