カワイイ寿命との戦いー25歳永遠説ー
最近、自分のファッション・メイクの傾向が変わりました。
それだけであれば何ら問題は無いのですが、目下の悩み事は、それが所謂「量産型ファッション」「地雷系ファッション」に分類されるものであることに由来します。
<量産型ファッション>
「量産型」ファッションは、ファストファッションの流行などによって女子大生(JD)世代を中心に浸透してきましたが、JK世代にとっての「量産型」ファッションは、より狭義なジャニーズファンの方を中心に広がったいわゆる「量産型オタク」ファッションを指しています。フリルやリボンのついたアイテムやミニリュックが定番で、色合いはベージュや白、ピンクを中心とした可愛らしいフェミニンなスタイルで、10代を中心に支持されています。
<地雷系ファッション>
「地雷系」ファッションは、モノトーンを中心とした黒系のアイテムと、赤系のアイシャドウで涙目と涙袋を強調する地雷系メイクが特徴です。「闇かわいい」と表現され、「一見可愛いけど、中身は病んでいる人」を表現するスタイルで、「メンヘラファッション」とも言われています。「ラクマ」のJKユーザーにインタビューしたところ、「『地雷系』は、地下アイドルファンの間で広がったと思います。とくに、『病んでるアイドル』として人気の、元『ゆるめるモ!』のあのちゃんがブームのきっかけじゃないか」という声がありました。https://lab.fril.jp/jk_summer_fashion_2020
ひらひらのフリルやリボン、ミニスカート、厚底のブーツ、涙袋にキラキラのラメ、真っ赤なグラデーションリップを身につけることに、私は今すっかり夢中になっているというわけです。
25歳ー四捨五入すると30歳ーになってからしばらくが経ちます。
社会人になって3年が過ぎ、オフィスカジュアルもすっかり板についてきた今日この頃、自分の中にまだまだ”カワイイ”への未練があったことに驚きました。
しかし如何せん25歳。
周りでは同級生の結婚・出産などといった話題がちらほら耳に入る年齢です。
自分最優先でいられる“カワイイ”の寿命は、もうすぐそこまで来ているのではないかと感じてしまうのです。
つまり何を申したいかと言いますと、この路線のファッションに目覚めるには、少し遅過ぎたのでは!?と日々葛藤しています。
そんなある日、Instagramで下記の投稿を目にしました。
https://www.instagram.com/p/CJ21eVxhKnP/?igshid=fzszyt39mzc6
ハッシュタグ、まだ女の子でいたい。
正直痺れました。
ご存知の通り田中れいなさんは今年で31歳。しかし現役アイドル時代さながらのカワイさ、肌の綺麗さ、足の細さをもって”田中れいな”のファッションを貫いています。
自分が着たい服のためなら肩も脚も出すその姿勢に、とても勇気づけられました。
年齢なんか関係なく好きな服を着ればいいじゃないか、という意見も理解できます。
しかし私は、カワイイ服を着るにはそれなりの資格が必要なのだと(少なくとも自分が纏うことに関しては)思っているのです。
ウエストの細いミニスカートを履くためには、戦い続けなければいけない。ここで言う戦うとは、自分の外見を磨き上げることです。
誰のためでもない、私が私自身のために、毎日お風呂上がりにマッサージやトレーニングを行い、パックをし、サプリを飲み、着圧ソックスを履き、間食を控える。
それだけでほんの少し自信を持って、ときめくカワイイお洋服をようやく着られるのです、25歳は。
若さだけでカワイイを纏える年頃は、残念ながら終わってしまいました。
自分の中の”カワイイ”を錆びつかせないためには、日々衰えていく身体に抵抗するためには、今後さらなる努力が求められます。
まだまだカワイくありたい。まだもう少しだけ”女の子”であることを楽しみたい。そのためには何だってするぞ、という決意を新たにしました。
今日がこの先の未来より一番若いので、何かを始めるに遅すぎるということはないのです。
26歳も、職場には背伸びのヒールで、休日は竹馬みたいな厚底で、歩いていこうと思います。
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