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ノルマギリギリのインディーズ演者へ

前回は集客(告知の基本)について語った訳ですが、今回は「告知はちゃんとしているのになかなかファンが増えない」演者に向けての話。
基本的にTwitterを活用した話となります。

こちらも色々なパターンがあります
1. 実力が足りて無い(要するに下手)
2. 同じ界隈のイベントばかり出てる
3. 共感されてない
4. 普段のツイートに音楽に対する想いが溢れてない

説明していきます。

1. 実力が足りて無い
練習してください。レッスン通ってください。
金払って素人のカラオケ見る方の気持ちにもなってください。会社の飲み会だけでちょっと歌ウマレベルじゃダメです。金取るだけの実力をつけましょう。

2. 同じ界隈のイベントばかり出ている
これ多いんですけどよっぽどのことがない限りファンが増えません。だって周りの演者だいたい同じ何だもん。他の人を目当てで来て人を引っ張るには、圧倒的なステージパフォーマンスに進化させるか(無論、こちらのステージもよく見ているのでグッと成長しないと厳しいです)、物販などの時間でのコミュニケーション濃度を増やしてファンを奪う方法もありますが全体的な母数は変わらない訳でイベンターやハコからしてみたらどっちでもいい訳です。それよりも新規参入のファンを増やしてくれる演者に声を掛けて少しでもイベント収容人数増やす方が大事になってくるんです。
色んなイベント(時にはストリートも含め)に出ることでアウェイ感はあるかも知れませんが、そこで新しく興味を持ってくれるファンを獲得していくことが大事です。
ただこの際に気を付けなくてはいけないのは「囲い」「がっつき」と呼ばれるファンよりも新規を重視することです。内輪ネタに走らないのはもちろんのこと、物販時にも新規ファンが演者に声をかけやすいような雰囲気作りが大事です。ケースバイケースではありますが、既存のファンが物販スペースを囲んでご新規さんが話しかけにくいような状況を作らないように待機列の形成だったり、既存ファンに一言伝えるなりして物販スペースに人が来やすい状況を作りましょう。新しいファン層は思っている以上にシャイです。既存のファンのグループの輪に加わるのは大変なプレッシャーです。ぜひ新規に優しいファンサービスを心がけてください(一部の古参ファンの協力も含めて)

ちょっと話題は逸れますがストリートの話が出たのでコツを少しだけ。(許可取れよ)
ただストリートライブやってもあまり意味は無いです。可能なら2組以上でやりましょう。やってない方はサクラになりますしフライヤーを配ったりTwitterのフォローを促したりと宣伝スタッフとしても使えます。お互い交互にその役を務める事で足を止めてくれる人はきっと倍増すると思います。歌詞カード配るのもいいでしょう。ストリート程度の音質だとちゃんと言葉の意味まで理解してもらえないことも多いですから。

さて話は戻して、類似行為に「ファンが増えにくいイベントばかり出ている」があります。
そもそもイベントとしての集客が弱い平日早めのイベントや、自分の音楽性と合わないイベント、女性演者中心イベントにでている男性シンガーなどです。語る必要もないと思いますが、客がそもそも少ない、自分に興味を持ってくれる層が少ないイベントに出るのはほとんど得がありません。人付き合いの延長ならともかく、そうでない場合は今一度自分の出るイベントを絞ることも重要です。

3. 共感されてない
普段のツイートやMCでの話ですね。
自身の音楽に対する姿勢が問われています。一昔前に共感マーケティングなる言葉が流行りましたが、音楽はこの共感マーケティングが今でも重要なファクターを占めています「ステージがいいから」だけでなく日頃の音楽に対する思いの丈が共感を呼びライブハウスに足を運んでくれる訳です。
やる気あるのかわからない発言が多い、音楽以外の発言が多い(告知やリプ、ネタ発言は除く)と音楽に対する姿勢が見えないですし告知も埋れてしまいます。
「共感マーケティング」についてはググると情報が出てきますので、興味ある方はぜひググってみてください。
あといいから歌ってみたでも弾いてみたでもいいから、動画あげましょう。ライブいかなきゃどんなジャンルかわからないなんてナンセンスです。オリジナルあるならバンバンYouTubeやTwitterで公開しましょう。知らない曲聞くよりも予習して知ってる曲聞く方が絶対楽しいんだから。変に出し惜しみするくらいなら全部アップした上で、それでもCD買ってくれるステキなファンを大事にしましょう(優劣つけろという話では無い)
ライブ後のファンのツイートへの反応も大事です。いいね!だけでなくリツイートして「ファンの満足度」が高いんだ!というブランディングをしましょう。

4. 普段のツイートに音楽に対する想いが溢れていない
3.と内容はほぼ一緒です。ただ普段のツイートで「これが出来なかった、悔しい」で終わりではなく「これは出来なかったけど、ここまでできるようになった」では同じでも大きく印象が違います。常に向上心があるタイプは後者の書き方になります。そこにファンやまだ見ぬファンは期待を抱くのです。
たまに良いもの食ってメシテロツイートするのもいいでしょう。ただそれすらも「うまそー!」と書くのと「毎日食えるように売れてやる!」と書くのでは大きく受け手の印象が変わりますよね。
大事なのは「なにを目指しているか」「その為に何をしているのか」「どれだけストイックに向き合っているか」です。遊び半分と思われたらファンは増えません。むしろ離れていきます。
別に100%音楽のことを呟けというのではないので要注意を。普段のありのままを晒け出すのもまた大事なことです。同時に自身の演者としてのキャラクターを出していくのも大事です。
必要なのはそのバランス。無駄にプライベートな事ばかりになってませんか?読む人が喜びそうなツイートを心がけてますか?ちょっと胸に手を当てて考えてみてください。
あ、演者どおしの絡みのツイートはとても大事です。「あ、あの子と繋がってるんだ」「あの子と仲いいんだ」と思われて興味持ってもらうことは非常に多いのです。もちろん共演して仲良くなった人の告知ツイートは拡散してあげるようにしましょう。跳ね返って自分のツイートも拡散してもらえるようになります。

安定して10人以上呼べるようになったら

これはまた続きを書きますね。
これまでとは違った話になっていくので。

最後に

とりあえずまずはファンを増やすための道具としてTwitterをまずは有効活用してください。インスタでもいいですが音楽的な内容を選びますのでご注意を。リンクも貼れないしね。
あと簡易で良いので自分のサイト使ってディスコグラフィーとライブ予約くらいはすぐにわかる導線に置いて置きましょう。
とにかくユーザに「次のライブいつなんだろ?調べてもなかなか出てこないなー」と思われたら負けです。「こいつら本気で音楽やってんの?」って思われても負けです。
負けないツイートを心がけましょう。

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