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2拠点生活のススメ|第327回|ご機嫌ナナメ

寒くなってきたので、夕方から銭湯へ。

駐車場が一杯だったので、とりあえず無理矢理に通路に車を突っ込んで、番台のオヤジに車の鍵を預ける。こんなことができるのも、お互いの信頼があってこそ、こういう関係って嬉しいものですよね。

土曜日ということもあって、風呂には子ども達も多く混雑している。ここの銭湯は水風呂が井戸水を掛け流しているので、肌触りが滑らかで心地良い。温冷浴といって、いつもお湯と水を交互に繰り返すのだが、子ども達が水風呂で遊んでいて、なかなか思うようなタイミングで繰り返せない。

それでも、幾度かの温冷浴を楽しんだ後、脱衣場に上がってくると、どういうわけか番台のオヤジが待ち構えていた。

「車を動かしたら鍵が掛からんようになってしもた、壊したかなオレ」とオヤジ。

確か前にも一度そんなことがあったので、

「多分大丈夫、車内に何も置いてないし、気にせんといて」とワタシ。

・・・とは言ったものの銭湯に来るまで何も問題無かったので、だんだん気になってきて急いで着替える。受け取ったリモコンキーを車に向けてボタンを押すが、確かに反応無し。何度か繰り返しているうちに、いつの間にかオヤジが心配して見に来てくれていた。

「やっぱりオレが壊したんかなあ」とオヤジ。

「多分そうやな(笑)」とワタシ、苦笑いするオヤジ・・・。

とりあえずエンジンは掛かったので、

「大丈夫、何とかなりそうやわ」とワタシ。

「なんやビックリするやん、てっきりオレが壊したんかと思ったわ」とオヤジ。

「ありがとう」と礼を言って銭湯を後にした。

このところ、古いランクルをカスタムするYOUTUBEにハマって、毎日のように見ていたので、乗り換えられるかもと車が機嫌を害したのだろうか。不思議なもので、車というのはそういう所があって、やはり大切にしてやらないとご機嫌が悪くなるということが起こるものだ。

原因はリモコンキーの電池切れではないかと考え、スグその足で近くのコンビニへ。電池を交換すると何の問題も無く動くようになった。300円程度で解決して良かったと胸を撫で下ろす。

心配しなくても、まだまだお前を手放す気なんてないよ(笑)。

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