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柿で喉の渇きを癒す

秋は肺を労わろう

空気が乾燥してきましたね。私は急に喉の痛みや空咳が出始めました。漢方を勉強してから、自分は「肺」が弱いんだということに気づかされました。

漢方の五臓でいう「肺」が弱い人は、ウイルスなどの「外からの敵」を防御する力が弱いので、風邪をひきやすかったり、花粉症や皮膚のかゆみなどが起こりやすかったりするんですって。まさに当てはまる。
逆にいうと、肺を強くすれば、免疫力がつくってことですよね。

肺は乾燥を嫌います。なので、空気が乾燥する秋に弱りやすい。肺が弱ると免疫力も落ちてしまうのだから、秋には肺を労わってあげないといけないということになります。
肺を乾燥から守ってあげるためには、肺を潤す食材を毎日の食事にプラスすることが大切です。

【肺を潤す食材】
なし・りんご・柿・松の実・白きくらげ・はちみつ・ゆりね・豆乳・白ごま・いちじくなど

辛いものや刺激の強いものはカラダを乾燥させてしまうので、控えめにしないといけません。

今回は私は柿を買ってきました。肺のため、そして1個98円だったので(笑)
昔は柿なんていただくものだと思っていたけど、田舎を出たら買うしかないですもんんね。


柿の効能

買ってきた柿

柿は肺を潤し、喉の渇きを止めたり、二日酔いを解消したりする効果が期待できる食品です。

五性:寒/五味:甘/帰経:心・肺・胃・大腸

漢方っておばあちゃんの知恵袋ですよね。
小さいころ、いっぱい柿をもらっても「食べ過ぎたらカラダ冷やすから気をつけな」って言われてたけど、柿は「寒性」だから、カラダを冷やして熱を取る働きがある。本当だったんですね・・・冷え性の人は食べすぎないようにしましょう。

※干し柿の場合、五性は「平」なので、冷え性の方も安心して食べられます。



糖尿病の方の適量

今回はそのままおやつにいただきました。
ちなみに糖尿病の方の1日の果物の量は基本、1単位=80kcalです。

柿 1単位:150g(皮・種含めて170g)

150gは小さめの柿 1個分くらいでしょうか。
この日柿だけを食べるのであれば、1個くらい食べられます。わが家は朝食にバナナを半分ずつ食べたので、おやつの柿も半分ずつになりました。

半分量なので0.5単位=40kcal

お菓子を食べずにカロリー内で果物を食べれば、ビタミンやミネラルもとれるし、満足感を得ながら血糖値も上がらないので一石二鳥です。その上柿や梨は肺を潤すだなんて・・・神⭐

詳しい栄養計算はこちらの記事で紹介しています↓

私は柿を使ったお料理も大好きです。
大根なますやかぶらの酢の物、うの花や白和えなんかにちょっと入れても甘くて美味しいですよね。お砂糖減らせるし。

ただ、柿とカニを一緒に食べると腹痛や下痢を起こすと言われています。⇒漢方的に
食い合わせっていろいろあるけど、本当かな・・・
柿とカニでつい「さるかに合戦」を思い浮かべてしまった私(笑) 
ま、やめとけと言うものはやめておきましょうね。

ウイルスに負けないように養生しましょう♪
では。


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みんと/漢方養生栄養士
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