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🎍お正月におすすめのお花🎍

12月も半ばになってきましたね。
クリスマスまでもう少しですが、今年のnoteはこれが最後という事で、今回はお正月のお花についてご紹介します。

お正月に使われる代表的なお花


お正月に飾る花や植物は、伝統的に日本の文化や習慣に根ざした縁起の良いものが選ばれます。それぞれの植物には特別な意味や象徴があります。

1. 松(まつ)

お正月と言うと、松のイメージが強いのではないでしょうか。門松をはじめ、お正月飾りや花束、アレンジメントなどお正月にはかかせないものです。
松は、「長寿」や「不老不死」を象徴する縁起の良い植物です。寒さに強く、常緑樹のため一年中青々としていることから「永遠の繁栄」を表しています。1年を通して緑色を絶やさない松を見て「生命力が強い」と感じ、子孫繁栄を願う植物になったと言われています。


2. 竹(たけ)

門松などに使われている竹は「成長」「繁栄」「節度」の象徴とされています。
常に青々として成長が早く曲がらずに真っ直ぐ伸びる様子が由来とされています。大きく曲げても折れることがなく、しなやかなのが特徴です。
また、竹は筒状なので切って器にするのも良いですね。


3. 梅(うめ) 

梅の開花時期は地域によって差はありますが2月~3月とされ、早春に花を咲かせます。まだ寒い早春に咲く花として「厳しい環境の中でも強く生きる力」を象徴します。また、香りや美しさから「高貴さ」の象徴でもあります。
梅は「松」「竹」とともに「歳寒三友(さいかんさんゆう)」と呼ばれ、縁起物として重宝されています。


4.菊(きく)

菊は、日本の伝統的な花で、「長寿」や「高貴さ」の象徴があり新年にふさわしい花です。
9月9日の「重陽の節句」がある様に現在でも菊は長寿を願う縁起の良い花として定着しており、邪気払いとされてきました。また、他の花よりも花持ちが良く、長期間きれいな姿を楽しむことができます。菊ときくと、お供えのイメージがあるかもしれませんがピンポンマムや洋菊など、今は色々な種類があり菊には見えない品種も沢山あります。


5.南天(なんてん)

南天の実は、「難を転じる」という語呂合わせから「厄除け」や「幸福」を呼び込む象徴とされています。
江戸時代には、「南天を庭に植えれば火災を避けられる」という言い伝えがあり、南天は火災避けの効果があると信じられていたようです。 赤い実が良いアクセントになり、華やかさをプラスしてくれます。


6.千両(せんりょう)

南天と同じく、赤い実を楽しむ植物です。「金運」や「豊かさ」の象徴とされており、一本の枝からたくさんの実がなる様子が「お金が増える」という様子から「商売繁盛」の縁起の良い木とされています。赤色以外にも黄色の実も流通しています。



7.葉牡丹(はぼたん)

葉牡丹は、菊の仲間で、キャベツのような形状と独特の色合いが特徴です。見た目から「花のようなキャベツ」とも呼ばれ、鮮やかな紫や白、緑の葉が特徴で、新年の華やかさを引き立てる存在です。縁起の良い植物としても知られ、特に「繁栄」や「吉祥」を象徴するお正月の定番アイテムです。

生花ではないですが、こちらもおすすめです。

8.花餅(はなもち)

花餅は、正月飾りとして親しまれる伝統的な餅飾りです。柳や桜などの木の枝に紅白やカラフルな小餅を飾り付け、「豊作」や「健康」を祈願します。特に岐阜県の飛騨地方や東北地方などが有名です。雪国の為、冬になると木々の葉や花がなくなってしまいます。そこで枝に餅を花に見たて、家の中や玄関、神棚などにります。その鮮やかな色合いと独特の形が新年を華やかに彩ります。

私事ですが、飛騨地方出身で
小学生の頃、学校の授業で作った思い出があります!


こちらでも、お正月について少しご紹介してます。


お正月に飾られるお花は、縁起の良いものばかりで、新しい年の門出を華やかに彩り、希望と幸運を運んでくれるます。また、お客様を歓迎する為だけでなく年神様を歓迎するためのものでもあります。今年のお正月は、縁起の良い花を飾って、花とともに素敵な一年を始めてみてはいかがでしょうか。


本年もありがとうございました。
良いお年をお迎えくださいね。