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ポインセチアの育て方

クリスマスまでもう少しとなりました🎄
街中やお花屋さんでポインセチアを良く見かける様になりましたね。
今回はポインセチアついて書きたいと思います。

ポインセチアの特徴
トウダイグサ科の植物で常緑性低木で、赤と緑の色合いはクリスマスの定番です。
ですが、原産地がメキシコなので基本的には寒さに弱く、乾燥を好みます。
また、赤い所が花だと思っている方が多いかもしれませんが、じつは赤い所は苞で中心の粒々した所が花です。

選び方
・色づいた苞と緑の葉のバランスが全体的に良い
・苞や葉が折れたり、傷がついていない
・枝が太くしっかりしていて、グラグラしていない
ポインセチアは折れやすく、傷つきやすいのでこの3点に気をつけながら選ぶのがオススメです!
持ち帰りの際も葉や枝が折れないよう気をつけましょう。

育て方・置き場所

基本的には室内に置きます。
耐寒性がない植物なので、長く楽しむためには最低でも5〜10℃で管理しましょう。

お客様から「葉っぱが全部落ちました。どうしたらいいですか?」と聞かれる事があります。
葉っぱが落ちる原因は、温度不足がほとんどで、夜に冷え切ってしまっているのかもしれません。

日中は、日当たりの良い暖かい室内がベストです!
窓ぎわなどに置く場合は、夜の冷え込みに注意し、日が暮れたら暖かい場所に移動させます。
また、暖房の風に当たる所や、加湿器の側には置かないように気をつけましょう!

水やりについて、土の表面が乾いてから、鉢の底から水が抜けるまであげるのが基本です。
冬は水が乾きにくく、毎日あげると根腐れを起こしやすいので、2〜3日経ってから土の表面を触って乾いているのを確認してから水やりするのが良いです。受け皿にたまったお水は捨てましょう。ポインセチアは乾燥を好むので少し乾かし気味でお手入れするのがオススメです。


ポインセチアが色づく条件
ポインセチアは短日植物という性質を持っています。
短日植物とは、日の光が短くなった事を葉っぱが感じて花を咲かせようとする植物のことです。
ポインセチアの場合は、10月頃から花芽をつけて12月頃に花が咲きます。それに伴い短日処理をおこなう事で苞も鮮やかに色づかせます。
短日処理とは、ポインセチアをダンボールなどの箱で覆い、光が当たらない時間をつくることです。苞が色づかないときは、光の当たらない時間をつくると良いでしょう。


折れてしまったら…
一般的に鉢物で飾る事が多いですが、茎が折れてしまったら、切り花で飾ることもできます。
ポインセチアは茎や葉っぱを切ると白い液が出てきます。白い液には毒性があり、かぶれたりする事があるので触ったり、口に入れたりしない様に注意しましょう。液に触ってしまったら、速やかに洗い流してください。

茎を切ると白い液が、、、

ポインセチアはそのまま活けると直ぐにクタッとしてしまいます。
そこで、ポインセチアの水揚げ方法を紹介します。

①ポインセチアの花の部分をしっかりと新聞で巻く
②茎の切り口が黒くなるまで焼く(炭化させる)
③炭化させた状態で数時間水につける
※炭は水を良く吸収すると言われているので、炭化させた状態で水につける事で水があがります。 
活ける時には水の中で炭化させた部分を水切りをしてから活けましょう。そのまま活けてしまうと茎が腐りバクテリアの発生原因になります。

ポインセチアは水やりや置き場所には気をつけてお世話すると長く楽しめます。
素敵に飾って、楽しいクリスマスをお過ごし下さい♪
Merry Xmas🧑‍🎄