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登録販売者(医薬品登録販売者)とは

こんばんは、医薬品登録販売者のケイタです。


5月からnoteを毎日更新してきましたが、とうとう100日目を迎えました。


毎回読んで頂いてありがとうございます。大変励みになりました。


そもそもnoteを書き始めたのはブログを立ち上げるにあたって、文章を書く練習とアウトプットの習慣付けのため、そして記事の内容に対する反応を確認するためでした。


noteの毎日更新も続けようと思えばまだまだ続けられるのですが、それだといつまで経ってもブログに移行できないので毎日更新は100日で一旦終わりにします。


書く内容を全て書いた訳ではないですし、需要に応えられているとも思ってないため、noteはこれからも書き続けます。


noteは薬だけにとどまらず、多少雑記的なものも書くかもしれません。


明日からはnoteに書き綴ったモノを精査し、構築し直してブログを立ち上げます。


今後ともよろしくお願いします!


では今日は、「結局お前は何者なんだ?」というお話で締めたいと思います。


ではいきましょう。


▼医薬品登録販売者とは?


最近は「医薬品登録販売者」と呼称が変わりました。


登録販売者だけでは医薬品の資格と分からない方もいらっしゃいますからね。


資格ができたのが2009年度なので、始まって10年の比較的新しい資格です。


登録販売者(とうろくはんばいしゃ)は、2009年(平成21年)の規制改革で改正された医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(改正薬事法)、で新設された一般用医薬品販売に関わる資格である。2019年(令和元年)日本チェーンドラッグストア協会は、名称を登録販売者から医薬品登録販売者(いやくひんとうろくはんばいしゃ)へと変更することを決定した。

※Wikipediaより引用


市販薬である「第2類医薬品」「第3類医薬品」を販売する事ができる資格ですね(第1類、要指導医薬品は薬剤師)。


以前は市販薬を販売できる資格が「薬剤師」か「薬種商」の2つだったのですが、薬種商に代わって設立されたのが「登録販売者」です。


ドラッグストアやスーパーの医薬品コーナーにいる、他の従業員と違う制服を着ているのが医薬品登録販売者です。これは法律で決まっています。


因みに医薬品登録販売者が国家資格に当たるかどうか、という話があるのですが、

資格種類として、文部科学省が発行する国家資格一覧は「都道府県が試験を行う国家資格」として記載し、厚生労働省の資格一覧には記載していない。都道府県知事から認定される国の任用資格とも捉えられる。

※Wikipediaより引用

という扱いとなります。

国が都道府県に試験を行わせる公的資格と言う事ですね(実は国家資格の定義はありません)。


なので、試験は毎年各都道府県で別々に行われます。複数の県で受験する事も可能ですが、試験難易度が毎年県によって違うので話題になります。


▼登録販売者の試験難易度


登録販売者の試験合格率は都道府県によって大きく変わります。


2019年度だと

北海道…64.3%
東京都…26.0%
愛知県…48.4%
大阪府…58.8%
福岡県…44.2%
沖縄県…30.9%


2〜3倍も合格率が違うんですね。

出題はヒトの身体の仕組みや薬の作用、法律等から幅広く出題されます(120点満点)。


どんな問題か、下のリンクがクイズ形式ですので見てみてください。平成29年度東京都の試験問題です(合格率42.7%)。




▼登録販売者の研鑽


登録販売者は資格試験合格後は「質の向上」を目的として外部研修を受けなければいけません。


資格を取ったらOKではないのです。


日々進化する医薬品について、医薬品登録販売者は常にインプットを行う義務があります。


▼医薬品登録販売者の活躍する場所


基本はドラッグストアですが、他業態でも医薬品を取り扱う動きは加速しています。


コンビニ、スーパー、家電量販店など、「急に薬売るようになったな…」という店舗は必ず医薬品登録販売者が複数人在籍しているはずです。


医薬品登録販売者が不在の時間帯は、売場を封鎖する決まりになっています。


医薬品は利益が大きい上に目的買いなので、会社からするとぜひとも確保したい人材でしょう。


▼誰でもなれる登録販売者


と、やたらとハードルが高いように見える医薬品登録販売者ですが、実は誰でも受験可能です。


試験に合格さえできれば、誰でも医薬品登録販売者となる事ができます。


ただ、合格しただけでは1人前の資格者とはなれません。


基本的に以下の実務経験が必要となります。

・過去5年間の間に2年分の実務経験
・実務経験は1ヶ月80時間以上
・もしくは5年以内に1920時間以上の実務経験


このハードルを越えると、1人で売場に立てるようになります。


それまでは「研修中」扱いとなり、他の医薬品登録販売者か薬剤師がいない時は医薬品を販売する事ができません(薬機法違反となります)。


月80時間だと社会保険加入ラインにギリギリ届かないため、短時間でのパートで働きたい方にはうってつけの資格だと思います。


あなたも、医薬品登録販売者になってみませんか?



ではまた。

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