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【消費反落】2020年1月14日からの戦い方 成人の日から急落するであろう、1月後半からの売上確保のためにすべきこと

おはようございます!年末商戦も残すところ4日となりました。
もちろん年明けには正月商戦が待っていますが、みなさまご商売はいかがでしょうか?
10月に消費増税があっての年末。お客様の消費に対するメリハリは、ますます顕著で「使う時・使う所に使っても、使わない時・使わない所には一切使わない!」というマインドが強くなっていると感じています。
そこで今回ですが、先のようなお客様マインドに際して、年が明けて成人の日が過ぎてからどう戦えば良いか?についてお話していきたいと思います。

①成人の日から反落していく売上

今は各店、忙しいことでしょう。
しかし、年が明けた成人の日(1月13日)から一転します。
通常の生活に戻り「ハッ!」っと気づいたお客様は、開けていた財布を閉じ「節約モード」に入るからです。

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飲食店に限らず、この成人の日からの反落は毎年のことですが2020年は特に厳しいのではないか?と予想しています。
この影響を受けて、当然ながら客足は鈍ります。いくら店内が「美味しい料理」と「素晴らしいサービス」を用意して待っていても、こればかりは、お客様側の懐都合ですので仕方がありません。

②「バラ撒き系」販促は費用対効果が見込めない

そんな中、毎年この時期になると、チェーン店を中心に多くの店が折込チラシやポスティング、あるいは広告掲載といった「バラ撒き系」の販促をしますが、私はこれをあまりオススメしていません。
なぜなら景気が「下がりトレンド」だからです。

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そんな中でのバラ撒きは、いわば「誰彼構わず閉じている財布をこじ開けようとするアプローチ」になりますので、それだけ(出血を伴った)インパクトの強い割引やサービスを付加せざるを得なくなります。
こうなってしまうと費用対効果を見込むことが難しくなりますし、割引目当ての「アルカラ客」が一時的に来店するだけで終わるだけになってしまいます。(私の経験上、店内も少なからず荒れます
※「アルカラ客」についての参照記事:【繁盛のカギ】「アルカラ客」と「ナクテモ客」を見極める!

さらには、この時期に限ったことではありませんが、バラ撒きによる販促は、お店(企業)のブランドを落とすデメリットもあるため、中長期的に利益体質を遠ざけてしまいます。

③店内の質を高め、お礼状で1ヶ月以内の再来店を促す

では、ただ「嵐が通り過ぎるのを待っていれば良いのか?」といっているのではありません。このような状況でも、打つ手はあります。
まず注目すべきは店内です。売上は落ち着きますが、客数がゼロではないはずです。

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そこで、来店したお客様の1人1人に再来店(リピート)を促すために退店後に手書きの「お礼状」を送って1ヶ月以内の再来店を促します。
そのためには、お客様の連絡先(個人情報)が必要ですので積極的にアンケートを取得しましょう。
アンケートを書いてもらうには「満足が大前提」となりますので、しっかりと「美味しい料理」と「素晴らしいサービス」を提供するよう心がけてください。(あるいはアンケートによって課題が見つかったら、早急に改善します)
お礼状は「手書きのメッセージ」「(次回来店の)来店特典」「(特典の)有効期限」の3つの要素を含めたものを送付すれば、そのハガキが「(期限つきの)再来店チケット」になります。有効期限は来店日からピッタリ1ヶ月というルールにしてください(※○月末とはしない)
またお礼状は、スタッフの手が空いた時間に書いてもらえばムダがありません。

④「接近戦」と「空中戦」で認知アップに挑戦!

では、お礼状の次に取り組むべき施策は何か?といえば、私は新規開拓のための「外回り営業」による対面認知活動「プレスリリース」によるメディアへのアプローチ、この2つをオススメします。

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外回り営業活動は「接近戦」です。
1件1件、お店の人間が近隣の企業や商店などに訪問して顔を出して頭を下げる「汗を流す活動」。手間暇はかかりますが、確実に相手の印象に残る「鉄板施策」といっても良いでしょう。(もし来店してもらえたら、アンケート→お礼状の流れに乗っていただきます)
プレスリリースは「空中戦」です。
上手く地元メディアに取り上げてもらえるような企画を文書にして送る「当たるも八卦の活動」。もちろん100%取り上げられるわけではありませんが、しっかりと企画を練って「狙い」を定めれば精度は高められますし、もし取り上げてもらえれば高い認知を獲得することができます。(こちらも来店してもらえたら、アンケート→お礼状の流れに乗っていただきます)

1月後半からの戦略(まとめ)

この2つに共通すること。それは「(外注)費用をかけないこと」という点です。費用をかけないということは、つまりはその分、利益の確保を意味しますので経営的に余裕が持てます。

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店内はお礼状によって「ピンポイント(点)」で1ヶ月以内の再来店を促し、そして外回りによる「接近戦」やプレスリリースによる「空中戦」で認知を高める―この戦略で臨めば、この時期でも無理なく手堅く乗り越えられるはずですので、本稿を参考にチャレンジしてみてください。

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