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検索データと別のデータを比較してみました

こんにちは、ヤフー・データソリューション カスタマーサクセスチームの辻井です。

本日は、検索データと別のデータを比較してみることで、よりはっきりと事象を捉えることができるのか、検証してみたいと思います。


今年も大変なことばかりですが、私のひそやかな楽しみは、メジャーリーガーの大谷翔平選手の活躍ぶりを観ることです。
バッターとしてホームランを量産しながら、ピッチャーとしても勝ち星を重ね、オールスターゲームに史上初の投打同時出場を果たしました。
そんなわけで、大谷選手の成績を検索データと合わせて見ていきたいと思います!

まず、大谷選手の成績を週単位で集計したのが下の表です。
スクリーンショット 2021-09-17 9.07.47

ホームラン44本、先発9勝(9/17時点)。すごすぎる。
開幕から半年近く経過しましたが、驚いたことに、週単位で見るとホームラン・勝利ともに0の週がありません!
必ず投打どちらかで結果を残していることがわかりました。
唯一、どちらの成績も空白の7/12週は公式戦がなく、先に書いたオールスターゲームが7/14に開催されています。

ちなみに成績データの出典はこちらです。
スポーツナビ 日別成績


では続いて、DS.INSIGHTで「大谷翔平」の検索ボリュームの推移を見ていきます。スクリーンショット 2021-09-17 9.46.28

大谷選手の成績と連動するように、ジワジワと検索ボリュームが伸びていき、ホームラン量産体制に入った6月中旬から急上昇。
この頃、連日テレビのトップニュースで試合速報を伝えるなど、報道が加熱してきた影響もあるでしょう。
オールスターゲームに出場した7/12週にピークを迎え、シーズン開幕時の10倍以上の検索数となりました。
オールスター以降は、勤続疲労とも言われていますが、前半戦の勢いに少しかげりが見え、成績が下降してきたのに合わせて、検索ボリュームもシーズン序盤の水準になっています。


ところで、検索ボリュームがピークとなった7/12週にだけ、ある変化が起こっていることを発見しました。
それ以外の週では性別割合で男性が多かったのに対して、この週だけは女性が多くなった逆転現象です。
「大谷翔平 身長」「大谷翔平 結婚」といった女性特有の検索キーワードも急激に増えており、それまで多少なりとも野球に興味を持つ男性の検索が多かったところに、好成績で注目を集めるようになったことで、普段野球を見ない女性が流入してきたのかと思われます。

もはや野球ファンのみならず、国民的関心事になっていたということが、検索データからも言えるでしょう。
ライバルたちの追い上げもあり、ホームラン王争いは熾烈になってきましたが、日本人メジャーリーガー初のホームラン王、そして年間MVPを獲れるか、引き続き目が離せません!!


野球ファンの私もつい今回の記事には力が入ってしまいましたが、いかがだったでしょうか?
今回お伝えしたかったのは、大谷選手がスゴい!ということと、検索データだけでなく他のデータも用いることで、よりはっきりと事象を捉えることができるということでした。

ぜひご活用ください!

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