太田英司

フリーのデータサイエンティスト。データ解析やアルゴリズム開発の仕事をしています。

太田英司

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    最近の記事

    フラクトオリゴ糖よりもイヌリンがいいかもしれない…

    最近 YouTube をよく見るようになって、イヌリンなるものの存在を知りました。その動画がこちら… いわゆる「ゆっくり解説」です。 この動画の中で、酪酸菌や食物繊維の重要性について触れているのですが、食物繊維を効果的に取るためのサプリメントとして、イヌリンが紹介されてました。 酪酸菌については、以前に小柳津先生という方の書籍を紹介したときに少しだけお話させて頂いたのですが、この酪酸菌は大腸のエネルギー源となる酪酸の産生だけでなく、アレルギー等の免疫の過剰反応を防ぐ制御

      • 生産しない人に価値はないのか?

        企業に勤めていた頃は、いつも「生産性」という言葉が頭の中にあったように思います。長いこと会社勤めをしているうちに、「生産性が高いことは良いこと、生産性が低いことは悪いこと」…そんな考え方が染み付いてしまいました。 しかし、改めて考えてみると、実は経済的な観点からは実は何も生産しような人が世の中では結構重要な役割を果たしているのではないか?と、最近段々と思うようになってきました。 実は何も生産しない人、消費するだけの人が、日本という国の強さを生み出しているのではないか?とい

        • 小太郎の自己紹介

          小太郎です。隣は友達のラブ子。最近知り合いました。 趣味は主に昼寝。 たまに、ヨガ。 チャームポイントは八重歯かな。 よろしく!

          • 画像分類(MNIST) - Haiku / Flax

            最近、NumPyro 関係のネタをいろいろと探しているうちに、Haiku や Flax のコードを読む機会がありました。 JAX を使った深層学習系のライブラリとしては、Haiku / Flax / Stax / Trax など幾つかあるかと思うのですが、その中でも特にメジャーなものは Haiku や Flax あたりではないかと思います。 GitHub の星の数でいうと Haiku は 1.8k で、Flax は 2.7k なので、単純に考えれば Flax の方が圧勝な

            Oculus Quest 2 体験記

            去年の冬に Oculus Quest 2 を買いました。ちょうど Amazon で 5000円くらいポイントが付くセールをやっていたので、そのセールに合わせて買ってしまいました。 相当なおっさんなので「もうさすがにゲームにはハマらんだろう…」と思っていたのですが、これが意外に楽しめています。最後に買ったゲーム機は PS3 だったのですが、PS3 のときはソフトをほんの数本買っただけでずっとホコリを被っていました。そんなこともあって「いまさらゲーム機は買ってもなぁ…」という気

            Pyro vs NumPyro - VAE での速度比較

            最近、VAE(変分オートエンコーダー)が個人的なブームです。去年ぐらいから、フリストンの自由エネルギー原理というものに興味を持ち始め、いろいろと勉強をし始めているのですが、そうした中で VAE に興味を持ち始めました。 自由エネルギー原理ちなみに、自由エネルギー原理というのは「人間の脳が自由エネルギーを最小化するという形で様々な情報処理を行っていると考えると、脳の働きを統一的に理解できる」という仮説(原理?)のことで、いま脳科学者の間で非常に注目されているものです(間違って

            Udemy 講座に関する Q&A

            なぜ自分が Udemy の講座を作ろうと思ったのか?などを Q&A形式でまとめてみました(誰にも聞かれていないけど…)。 Q1. なぜ講座を作ろうと思ったのですか?一言で言えば、自分が知りたいことがネット上などになかったので、自分が見たかったり、聞きたかったりしたことを講座としてまとめようと思いました。情報をまとめて、動画やスライド・コードとして提供するだけでも特定の分野の人に取っては時間の節約であったり、その分野についての理解を深めることに役立つ情報になるのではないかと考

            仕事依頼

            コンサルティングや勉強会など、データサイエンスに関わるさまざまなご依頼をお受けできればと思っています。お問い合わせ窓口は、当方の「双葉数理技術」というサイトにてご案内させて頂いております。 こちらのアドレスに直接メールを送信頂いても大丈夫です。 お気軽にお問合せ下さい。

            自己紹介

            まずは概要から…太田と申します。フリーランスのデータサイエンティスト・アルゴリズム開発者です。 東京工業大学 修士課程(数学科)を修了しました。大学では位相幾何学・微分幾何学を専攻し、ゲージ理論を位相幾何学に応用したドナルドソン理論を学びました。 その後、シンクタンクおよびベンチャー企業にて、無線通信分野の研究支援業務に従事し、企業の研究者と共同で第4世代携帯のためのアルゴリズムを研究・開発を行いました。通信分野における複数の特許の共同発明者となっています。 2011年

            データサイエンスのオフロード

            これは極めて個人的な見解なのですけど、データサイエンスにも「オフロード」と「オンロード」のような区別があるといいのでは?と思っています。 つまり、データを「道」、学習器を「自動車」と考えたときに、いつも同じように舗装された道を走る場合と、必ずしも舗装されているとは限らない道を走る場合には、大きな違いがあるのではないか?ということです。 そして、次にカーブを曲がった先で、どんな道が出てくるかわからないようなコースを走る場合と、ひたすらサーキットを全力で周回する場合では、必要

            ベーシックインカムと消費税

            前から思っていることなのですが、実はベーシックインカムと消費税をうまく組み合わせると、所得の再配分…というか、お金持ちと貧乏人の差をうまく吸収できるようになるのではないかと思っていまして、この記事ではそのことを簡単に例を上げて説明してみたいと思います。 下の例では、消費税を 8% から 12% へ上げた場合に、同時に毎月1人に1万円ずつベーシックインカムを支給したら、各家族にどのような影響を与えるのかをさまざまなケースで計算してみています。 1年間に300万円を消費する独

            NumPyro vs PyStan

            Python でベイズ統計モデリングをするには幾つか選択肢があるかと思うのですが、今回は NumPyro と PyStan で比較を行ってみました。 世の中的には Stan が標準ではあるのですが、NumPyro もなかなか良い部分がありますよ…ということで、今回こうした記事を投稿しています。 今回は Eight Schools という有名な例題に関して、NumPyro と PyStan でコードを書いたものを Zenn の方にアップロードしています。 同じ例題を実装し

            Udemy講座 「PyMC3 で学ぶ統計モデリングの基礎」 の紹介

            こちらは、PyMC3 という python のパッケージを使って、統計モデリングの基礎を学ぶ講座です。 統計モデリングをこれから学ぼうとする python  ユーザーにお勧めの内容になっています。基本的には PyMC3 を使ってさまざまな統計モデルを実装していくことができるようになることを目標にしていますが、それ以外にも次のような事柄を理解することを特に重要視しています。 ・データサイエンスにおける予測分布の重要性 ・期待値による意思決定の考え方 ・事後予測チェックの方法

            微分方程式のパラメータ推定

            最近また新しく Udemy の講座をつくりまして、その中で微分方程式のパラメータ推定の話をさせて頂きました。要するに与えられた微分方程式のパラメータが未知であるとして、そのパラメータを観測データから推定するといった問題の話です。 講座の方では、ロトカ・ボルテラ モデルという微分方程式を扱っているのですが、講座用に作った例題が余ったので、zenn というエンジニア系のブログで紹介しています。 感染症の微分方程式感染症のモデル化に使われる SIR-model にデータをあては

            Udemy講座 「NumPyro で学ぶベイズ統計モデリング【応用編】」 の紹介

            以前「NumPyro で学ぶベイズ統計モデリング【基礎編】」という講座を公開したのですが、その続編にあたる「応用編」の講座を公開しました。 こちらの講座で紹介している主なトピックは次の通りです。 ■ ロバスト線形回帰 ■ クラスタリング / 混合線形回帰モデル ■ 変化点検出 ■ レイティング ■ 微分方程式のパラメータ推定 ■ 時系列モデリング(構造時系列モデルの基礎) 前回の基礎編では、モデルを比較的シンプルな線形のモデルに絞り込み、ベイズ統計の基本的な考え方の紹介

            人と自動車のための未来都市

            首都圏にかなり長いこと住んでいて思うのは、都市はもっと理想的な形にできるのではないか?ということだ。 自動車と人間の動線特に日本の都市で問題に感じるのは、都市の中で自動車と人間の「動線」が混ざり合っていることだ。自動車と人間が同じ「道路」という動線に沿って移動してしまうために、さまざまな痛ましい事故が起きている。 歩道を歩いている小学生の列に自動車が突っ込んだり、信号待ちをしている人たちが交差点での自動車事故に巻き込まれてしまったりして、人間よりも圧倒的に硬くて重い自動車