2021年年間ベストアルバムTOP10(洋楽編)
来ました!2021年アルバムランキング総決算!
2021年にリリースされたアルバムから、TOP10をご紹介します。
音楽にランキングを付けるなんて超ナンセンスと思いながらもランキングを考え、友人たちとあーだーこーだ話すのが楽しすぎるんですよね笑
という事で早速いきましょう。楽しんでもらえたら何よりです。
前座として。惜しくもTOP10圏外だけど
個人的2021名盤洋楽アルバムを紹介します😀
TOP10圏外だけど2021年名盤アルバム
Noa Mal/Nerve Damage
フィリピンのオルタナシンガーソングライター。
けだるい感じがとてもよかった。
Twenty One Pilots/Scaled and Icy
個人的Liveに行きたいバンド断トツ1位のTwenty One Pilots
今までリリースしたアルバムの中で一番明るくPOPな仕上がりに。
個人的にはダークな空気感が好きだったので少し戸惑う。
My Chemical RomanceのDanger Days聴いた時と同じ感覚に近い。
Pale Waves/ Who Am I?
今年は例年以上にUKバンドが良かった。完成度とか抜きにして、めちゃくちゃ好きなアルバム。アルバムアートワークは多分Avril Lavigneのデビューアルバムのオマージュかな。↓似てる笑 雰囲気も初期のアブリルっぽい。
aespa /Savage
ミニアルバムだけど結構聴いていたので。「Oh my gosh!」というセリフから始まる、Savageという曲は日本でも有名だと思う。 BLACKPINKとか好きな人は確実にハマる!
2CELLOS/DEDICATED
こちらカバーアルバムですが、めちゃくちゃ良かったので紹介します😀
チェロのデュオで、ジャンル関係なくチェロで幾多の名曲たちをカバーしているのですが、今回も Billie EilishやBon Joviをカバーしています。筆者は弦楽器の中でチェロが一番好きで、日本だと新倉瞳さんのアルバムとか良く聴いているのですが、2CELLOSも違うアプローチでチェロの素敵な音色を奏でてくれています。 このアルバムでもガンズのSweet Child O' Mineをバッハの無伴奏チェロ組曲と組み合わせていて鳥肌ものでした。
The Offspring/Let the Bad Times Roll
オフスプ9年ぶりの新作!デクスターの声は健在で、音も良い意味で全く変わりなく、控えめに言って最高だった。
Lucy Dacus/Home Video
アメリカのシンガーソングライター、Lucy Dacus3枚目のアルバム。
曲を聴いて色々思考がぐるぐる回るタイプの作品。夜中に聴くとより良い笑
Secret Sphere/Lifeblood
イタリアのシンフォニック(?)メタルバンド、10枚目のアルバム。良い意味で古臭く、そこが気に入った。壮大なSEから始まるアルバムはまさにメロスピ。Helloween好きならハマる笑
Snail Mail/Valentine
正直、TOP10に入れようか迷ったアルバム。多彩ながらも纏まってて名盤という感じだけど個人的には粗削りな1stの方が好き。
Indigo De Souza/Any Shape You Take
アメリカのシンガーソングライターIndigo De Souzaの2nd。オルタナサウンドなんだけど粘っこく、深い感じ。⑤Real Painを最初に聴いた時、怖すぎて引き込まれるという、よくわからない感じに。
Olivia Rodrigo/Sour
グラミー賞で大注目のOlivia Rodrigo。 When We All Fall Asleep, Where Do We Go?をリリースしたBillie Eilish以来2人目の主要4部門制覇するのか楽しみ。この作品も女優上がりで舐めてたらデビューアルバム名盤だったというアメリカシンガーあるある笑 Ariana Grandeのように大スターになれるかな
任然/任然
Ren Ranとも表記される中国の歌手です。情報が少なく、アルバム名も合ってるか謎です。ちなみに今年はCPOPが結構良作な年でした。
声が凄くキレイで、特に飛鳥和蟬という楽曲がめっちゃめちゃ良い!アレンジやサウンド面が少し気になるので一流のエンジニアが手掛けたらどうなるんだろう?と妄想しながら聴くのも楽しかった。
ITZY/GUESS WHO
EP扱いになるけど、今年聴いた回数はかなり上位。こういうフックの系統というかダークなトラップサウンドに関してはBLACKPINKというKPOPガールズグループの絶対王者が居る訳ですが、そこに全身で体当たりしている感じ。
Turnstile /GLOW ON
USハードコアシーンで注目を集めているTurnstile パワーコードのリフが心地よかった。そして何よりド直球では無く少し変化球アプローチしてる所が凄く良かった。
Goat Girl / On All Fours
UK注目若手ポストパンクバンドGoat Girlの2nd
バンドとしての個性の使い方が上手だなと思った。前作よりエレクトリックな部分が増えて、守備範囲が広がった感じ。ドラムのアプローチ癖があって新鮮。ポストパンクでUKだとDRY CLEANINGのNew Long Legもめっちゃ良かった。
前座が多すぎて終わりそうにないので一旦ここで区切ります笑
いよいよTOP10です!
10位 Lou /Papillons
フランス人歌手のLou Musiqueの3rdアルバム(多分笑)
久しぶりに良質なフレンチポップアルバムを聴いた印象。ZAZが出したアルバムも良かったけど…! フレンチポップの知名度で言うとZAZの方が上だし、実力もあるけど、個人的にはLouの地中海のようなカラッと明るいポップアルバムが良かった。
9位 Willie Nelson/The Willie Nelson Family
カントリー界のレジェンド、88歳Willie Nelsonの新作。
We Are The WorldでDionne Warwickと哀愁あるバチバチきれいなコーラスかましてたおっちゃんと言えばわかる人もわかるでしょう。タイトル通り、Willie Nelsonの姉、そして娘息子も参加し、賛美歌などのトラディショナルソングのカバー、ジョージハリスンのカバーも収録。音楽以上の匂いみたいなものが伝わるアルバム。幼少期にカントリーを聴いた覚えは一切ないけど懐かしいと錯覚してしまう名盤。
8位 Måneskin /Teatro d'ira: Vol. I
イタリアのロックバンド、Måneskinの2ndアルバム。Eurovision 2021で優勝、そして世界的にブレイクしましたね。世界規模でロックバンドがここまでブレイクするのは久しぶりかな?Arctic Monkeys好きな人とかにおススメ。ビジュアルも完璧なのでまだまだブレイクしそう。来日したら日本でも更に人気爆発しそう。とりあえずロック好きは聴いた方が絶対良い。
7位 Japanese Breakfast/Jubilee
Little Big Leagueのフロントマン、Michelle Zaunerのソロプロジェクト、Japanese Breakfastの3rdアルバム。音楽評論家からも軒並評判が良いこのアルバム。韓国系アメリカ人でアジアンテイストな空気も混ざりながら、アルバムの起承転結というか流れがとても良い。② Be Sweetは2021ポップソングでも断トツ上位に入る名曲。
6位 Julien Baker/Little Oblivions
アメリカのシンガーソングライター、Julien Baker3rdアルバム。今年出るアルバムの中でも特にリリースを楽しみにしていた作品。
このアルバムをギリギリまで受け取れる感受性が欲しいなと思った。
音の粒一つ一つに感情がある感じ。
ほとんどの楽器をJulien Bakerが弾いている点も良かった。
Julien Bakerは先ほど紹介したLucy Dacus、去年、KYOTOが大ヒットしたPhoebe BridgersとBoygeniusというグループでも活動していて(日本でいうと、あいみょんと阿部真央とカネコアヤノが一緒に組んでる感じ?笑)
とにかくそのBoygeniusも良いのでおすすめ。
5位 EMMA-JEAN THACKRAY /Yellow
ロンドンのトランペット奏者兼、音楽プロデューサー、EMMA-JEAN THACKRAYのデビューアルバム。ジャンルを一言でいうとUKジャズ?様々な要素があって音楽への造詣の深さが凄そう。ファンクもあるし、クラブミュージック要素もあるし、ゴスペルっぽさもあるし、MVみると明らかにカードコバーンのマネしてるし笑 ホーンセクションはBrecker Brothersの空気を感じる。
よっぽど音楽好きじゃないとこういうアルバムは作れないと思う。敬服する一作。
4位 Black Midi/Cavalcade
来ました、衝撃の一枚。Black Midiをジャンルで言うとプログレ+マスロック。わかりやすく言うとZAZEN BOYS好きなら多分聴ける笑
これに関しては聴いてみてほしいの一言です。 MVもすごい。
ポリリズム最高過ぎる
3位 박혜진 Park Hye Jin/Before I Die
ここからベスト3です!!
韓国人DJ・ラッパーのPark Hye Jinのデビューアルバム。
前提として韓国といえばKPOPが超有名ですが、一方でミニマムなクラブミュージック、テクノやハウス、DJラップシーンも激アツです。ちなみに筆者は2020年の年間ベストにもYaejiというDJアーティストの作品を選びました。
Park Hye Jinのこのアルバムは曇り空のようなけだるい空気感でローファイ・ミュージックがベース。そこにハングルラップの相性が超絶バシっとはまりながらも絶妙な浮遊感を残していて、、聴き心地がめちゃくちゃ良かった。
このアルバムも今年めっちゃ聴いた。
2位 Little Simz/Sometimes I Might Be Introvert
UKで活動するラッパーLittle Simzの新譜。このアルバムを年間1位に挙げる人もかなり多いみたいです。アルバムを通してずっと楽しめたというのがとても印象的でした。かっけ~!と唸ってしまう展開がかなり多かった。
そしてアルバムも起承転結の流れが凄く良かった。内面的なリリックもかなり多い。人種という社会問題とリンクして漂う緊張感もアルバムの尊厳的な物を高次元に高めている気がする。リリックを読みながらしっかり重く受け止めて聴きこむ事も出来るし、さらっと、音の心地よさだけを楽しめる事も出来る名盤。
イントロのビート導入かっこよすぎじゃないか
1位 Maisie Peters/You Signed Up for This
1位はUKのシンガーソングライター、Maisie Petersのデビューアルバムに輝きました!
Maisie Petersのポップな歌声もとても良かったのですが、アルバムのディティールが細かい。すげぇ!!と詳細調べてみるとEd Sheeran主宰のレーベルからのリリースとの事。Ed Sheeranも制作にかなり携わっているみたい。多重ボーカルを使うタイミング、テイストとかまさにEd Sheeranだし、制作チーム全体にも拍手を送りたい。素敵なポップアルバム。
そしてなんといってもアルバム収録曲、Psychoの楽曲としてのレベルの高さ!2021年のベストポップソングだと思うし、ここまで聴き心地が良いメロディラインは中々出会えない。
以上!まだまだ良かったアルバムはありますが、キリが無いので以上になります。
お読みいただきありがとうございました!
次回は2021年年間ベストアルバムTOP10 邦楽偏でお会いしましょう😀
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