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新NISAでS&P500に投資する際には要注意:ゆっくり積み立てると◯億円得か損をします。

自己紹介


皆さんはじめまして、らんすと申します。
僕は2021年4月に米国株投資を開始し、現在1150万円の金融資産のほとんどを米国株に投資しています。

新NISAのしくみについて


皆様は、2024年から「新しいNISA」が始まるのはご存知でしょうか。
株や投資信託を売却して得た利益や配当に対する税金が免除される制度であるNISAは、2023年までは「1年間の投資上限40万円×最長20年=トータル800万」あるいは「1年間の投資上限120万×最長5年=トータル600万」のみでした。
つまり、600万あるいは800万しか非課税の限度額がなかったわけです。
仮に月10万のペースで25歳~65歳までの40年間で4800万円を積み立てたとしても、そのうちの1/8~1/6の金額しか非課税(NISA)の恩恵を受けることができないという残念な制度になっていました。

ところが!!!

そのNISAが大きく拡充されたわけです。
具体的には下の図で説明されていますが、

①:年間投資枠(非課税限度枠)が360万円に増えた
②:非課税となる期間が一生涯に及ぶ
③:非課税の限度額が1800万円と大幅に増えた

こういった拡充がなされました。

新NISAに投資する上での戦略的な疑問


ここで、次のような疑問を抱く人が出てくるのではないかと思います。

非課税の限度額はすぐにいっぱいにしてしまった方が良いかどうか?
すなわち(A)5年で1800万円投資してしまうのが良いか、それとも(B)15年に分散して投資するのが良いか?

上記の疑問は私自身も抱いた疑問でした。どうせなので、と思い調べてみることにしました。

まずは結論から:

結論を先送りすると読む気がなくなってしまいそうなので先に言うと、S&P500(米国のメジャーな企業500社の銘柄を組み込んだ指数)に投資する場合に関しては:

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