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新春ボルカルス迎撃まつり@特撮のDNA展

1/13(成人の日)に無事開催されましたこのイベント。ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました!あらためて貴重な機会をくださった発起人の伊藤和典さん、こころよく会場をお貸しいただいた特撮のDNA展さんへも感謝&感謝です。

実は事前の準備段階では、このイベントは二重に「読めない」ところがありまして。

まずひとつめに、わりと集客が読めないのが不安でした。いわば『ボルカルス』および『Kaiju on the Earth』シリーズの、特撮ファンへの初お目見えという側面があるので、普段のゲームファン向けのイベントとは違ってドロッセルマイヤーズやアークライトからの告知でどのぐらいの人が来てくれるものか、よくわからない訳です。会場環境も僕らにとっては初めてだし、いわばアウェイですから、「当日もしガラガラだったらゲストの方々に申し訳ないな…」という緊張感もありつつ、告知や準備をしていました。

そしてふたつめに、イベント自体の内容が読めない。ボードゲームの公開プレイというイベントの性質上、どんな展開になるのか?接戦で盛り上がるのか?アッサリ勝負がついてしまうのか?終了時間すら事前にはハッキリわからないわけです。そしてそもそも論ですが、「実際に遊んで面白いゲームでも、それを側から見ていて面白いとは限らない」というのもあって、実際にこの手のイベントって内容的に「すべってるな…」と思うこともしばしばあるんですよね。なのでわりと不安でした。

で、実際にやってみてどうだったかというと、まず集客面では数百席のホールが満員とはいかないまでも8割がた埋まっている状態で、なかなか健闘したと思います。何より嬉しかったのはボードゲームファンと特撮ファンが半々ぐらいのバランスで、どちらも参加してくれたこと。ステージから「ゲーム好きなかた〜」「特撮好きなかた〜」「両方なかた〜」とたずねて手をあげていただいたんですが、ベン図がキレイに当分で重なる感じでした。これは普段の僕らだけでは絶対に実現できないバランスで、ゲストの伊藤和典さん、開田裕治さん、ガイガン山崎さんらの怪獣業界での著名さに助けていただいたと思います。直前のトークイベント(平成ガメラ造形版同窓会)終了時点でガイガンさんのオリジナル怪獣「バラモンキング」が登場して呼び込みを手伝ってくれたのも良かった笑

そしてさらに肝心のイベント内容面ですが、これは想像以上に盛り上がりました!事前の説明として「正月に親戚の家で集まってスゴロクで遊ぶムードでやりたいので、客席の皆さんもどんどん雑談したりステージに声をかけてくださいね」とお願いしていたのですが、これも本当に良かった。ステージの人間チームと会場のみんなが一丸となって、最強怪獣の上杉さん(『ボルカルス』ゲームデザイナー)を倒そうと知恵をしぼる、というムードが最高でした。

新しくカードや怪獣の能力が解説される度に「おお〜」「ああ〜」「なるほど〜」というリアクションがいただけるのも一体感があって楽しかったですし、伊藤さん&開田さんがあまりゲーム慣れしてなかったのも、同じく初心者のお客さんが同じ目線で観戦できるという良さを生んでいました。途中途中で挟み込まれるガイガン山崎さんの特撮ネタもさすがとしか言いようがなくて、なにか新しいトークショーの形が生まれたな!という手応えを感じています。

ゲーム後のQ&Aコーナーでも、特撮ファンのかたにわりと突っ込んだゲームルールについての質問をいただいたり、逆にゲームファンの方に世界観や設定づくりの質問をいただいたりしたのが、スタッフ一同嬉しかったです。双方のファンが異文化に興味をもって混ざっていく感じ、最高ですよね。

思いのほか良い感じで特撮ファンとボードゲームファンの交流の場になった感もあり、今後もKOEシリーズを続けるなかでこのような公開プレイイベントは機会を見つけてやっていきたいなと思いました。今回参加できなかった方も、次回はぜひ足を運んでみてください!!

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