【クラフトビール探訪】ONE FOR ALL.ALL FOR ONE
ラグビーW杯の盛況を受け、自社の求人アピールにやたらラグビー用語を使う会社が昨年末急増したように思う。「ワンチーム」「ワンフォーオール、オールフォーワン」その節操のなさや没個性ぐあいに正直辟易することがあった。しかし、それがビールの製品名であれば話はまた別である。
黄桜酒造といえば日本酒メーカー。その黄桜がクラフトビールも作っていることを知っている人はどれだけいるのだろう。
パッケージにはスクラムを組むラガーマン達のイラストが施され硬派な黒背景。「ONE FOR ALL.ALL FOR ONE」これは飲まずにいられようか。きっと濃厚な男臭い味わいに違いない。
口に含んだ瞬間はするすると入っていく感覚だが、胃に落ちる頃にはそのコクのある苦味に口腔がピリピリ刺激されているのがわかる。後味はすっきりとした清涼感があるが、苦味はかなり引っ張るビールだ。
甘みはほぼなくどっしりとした味わいはまさにオス。とはいえ清涼感も非常に感じられるのでラグビーというスポーツのイメージはうまくはまっている。雑味がなく一途な感じもラガーマンを思い起こさせるように思う。
ビールの種類:アンバーエール
製造会社:黄桜酒造株式会社
http://kizakura.co.jp/
購入場所:マルフジ千ヶ瀬店
http://www.marufuji.net/shop/list/shop_6.html
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?