実家に感震ブレーカーcoco断がついていた
お正月に実家に帰った時、見慣れない機械がコンセントに付いていました。変な契約してないよね、、、と親に聞いてみると「電気屋さんが来て、無料だからと設置していった」とのこと。
調べてみるとこのcoco断という機械は、地震の時に電気ストーブなどの給電を切り火災を防ぐ機械のようです。
ただ、自治体(足立区)のホームページを見ると「希望者のみに配布」「設置業者が手続きを代行することも可能」となっていた。
なんかあやしい、、、、
高齢の親は、この機械がどういうものかもよく分かっておらず、自発的に申し込んだとは思えない。しかもこのcoco断の先には蛍光灯が1本しか繋がっておらず、万が一大地震が起きた時に火事を防止する効果は無いだろう。
ちなみに価格は本体が19,800円!え?これが??
さらに数千円の出張設置費用がかかっている模様。
つまりこういうこと?
・近所の電気屋さんが訪問してきて、無料だから勧めていった
・実家は電気ストーブを使ってなかったので、仕方なく蛍光灯に接続
・電気店は代理で申請し、設置工事費をゲット
こういう感じじゃないかな。個人の申請だけでなく、設置業者に代理申請を認めたことにより、こういう事例が起きているんじゃ無いだろうか。
実際に地震が起きた時につけっぱなしの暖房器具から出火したり、停電が復旧した際に暖房器具の電気が入ってしまい出火したという話は聞く。
このcoco断もきちんと暖房器具に繋げれば一定の効果はあるだろう。
ただ、うちの実家のように無意味に設置されているケースも多いのでは無いだろうか。それは一言で言えば「税金の無駄遣い」であるし、「とりあえず設置して申請すればお金が入ってくる」という電気屋さんの行動もどうかと思う。
さらに調べてみると、この感震ブレーカーについては経済産業省が促進しているようだ。詳細は下記のリンクより。
https://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/oshirase/2015/10/270105-1.html
この件、もちろん電気屋さんも悪いのだが、こういう抜け道が出来るルールでスタートしてしまう経済産業省、自治体にも責任はあると思う。
決して安くないこの機械。配布するならするで、きちんと効果がある使われ方をしてほしい。