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Blackflower blossom

#みんなの文藝春秋

ひとり文春

「たとえば」、の話だけど

もし大金持ちで孤独な老人だったらこれからを考える時、自分が男で女好きでもトシがトシなら毎回バイアグラの力を借りても女に飽きてくる。

金にモノを言わせて若い美人を嫁さんにして周りからはまだまだ男でイケてると思わせつつ、じつは逃げられない状態にして自分がボケ老人になった後「専属介護士」にするつもりなら月に100万ぐらいの小遣いをやるのはべつに高い買い物じゃない。それなら血の繋りのある親族身内よりアカの他人のほうが遠慮なくていい。

それで美人を探すなら自分の人生を捨てていないいろんな欲求のあるぴちぴちしたお魚のような活力に満ちたタイプが食いつきが早いと思う。

相手は年の離れた年寄りなんだから少しの間我慢すれば大口の保険に入ったようなモノ。

でも「大金持ちのやってきたこと」を知らなさすぎるならやっぱり逃げられないようにされるだろうし確かにすべてが手に入る頃にはもうその美人は若くない。

健康に気遣っている金持ちは病院で管につながれても100歳ぐらい長生きする可能性のほうが高い。

これはひとりの人生の値段の話ではないかと思う。

ゴシッププレス/self portrait

私の話にもどるけど

最近本屋で見かけなくなったハリウッドセレブのゴシップ満載のゴシッププレスが愛読書だった。パリスヒルトンやハリウッド女優のゴージャスなゴシップが好きだった。もちろんファッションが先に目についてトレンドを知る上で役にたつ。ドレスアップとかみたらもう日本のマスコミのなんて見れない、ダサすぎて。

ゴシッププレスから得たモノは大きい。

パリスとキャサリン妃のドレスがバッティングしてるのとか好き。これ、ワザと?みたいな。キャサリン妃がフロントに深いスリットの白ドレスなんて「えーッ!」って思うンだけど、やっぱパリスでしょう?これはって。selfportraitじゃないよね?ぜったいおかしい!しかも最近のメーガン妃のファッションってコンサバすぎ!ロイヤルファッション意識しすぎなのかもしれないけど

それって私がHarrodsどう?っていわれて「お願い、もう少しマシなのない?まるでレリアン!あんまりなんですけど」「横浜で日当1万円以上出すのここぐらいだしとにかく行ってみたら?」

それがはじまりだった。

ラグジュアリー雑誌発

/社交ドレス

私がずっとやってきた職歴の中では20万円以上ユルッと稼げるのはアパレル販売ということになっている。これはもう変えられない事実でそれ以下では考えられない。それで「つなぎの仕事」感覚で派遣にTELした。なんでもいいといったわりにあれはイヤだ、これはちょっと、と言いたい放題。派遣コーディネーターは交通費べつに出すから、とぐいぐい迫る。それで行ってみたらけっこうよかった。コンサバすぎるかと思っていたらこういうの着る人いるんだ的な世界観がなかなか悪くなかった。いつもスタイリッシュなインポートのこなれ感を見慣れてるとそうなるけど。ラグジュアリー雑誌の25ansにもがっつり載ってる。「社交ドレス」。

昔から雑誌掲載商品に弱い私だった。

とにかくパーティーに着ていけるような高級な洋服をなん着か社員販売で安くゲットする。人からいわれる「ステキですね!」心の中がどれだけ辛く荒れていてもハタからはそう見えないらしい。

つい最近までどんな目にあっていたのかハタからみるとわからないというこの不思議。これが私の40年近くの生き方

そして週イチでブライダルのバイトもはじめた。どうせ派遣なんてやってるんだからなにやって稼いだって誰も気にしやしない。でも社歴のある時のほうがもっと奔放だった。

日本の経済に間違いなく貢献している。

もっとリスペクトされてもいいと思う。これも「たとえば」の話になるけど
目には見えない精神科の症状の薬。

あれの被験者はどのように集められるのだろう?
治験を重ねなくては製薬会社は儲からない。そういえば生前の船井幸雄さんのYouTubeで「これからの未来図は精神病患者が一気にものすごくふえる」
その時はなぜ?と思ったけど
精神科医と解剖医は医者の中でも儲からない。
点数を上げるには
薬を売るしかないからだった。


saloonfreak