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マギレコは、もはやまどマギではない?

マギレコ、ことマギアレコードのアニメ化が今年の1月にありましたね。皆さん見ましたか?私は1月は日本にいなかったので、このあいだやっと見ました。

マギレコの位置づけは、魔法少女まどか☆マギカの外伝。まどマギの製作陣が作っていて、まどマギの続編ではなく外伝という位置づけ。これは、本編とはまた違ったおもしろい作品になるんだろうなあ、と思って見始めて、だんだん首を傾げてしまう…。

あれ?なんか…、まどマギっぽくない…。

それが正直な感想でした。何故そう感じたのか。全13話を全部見終わって考えてみました。

・キャラがとにかく多い。特にストーリーに関わりのないキャラも出てきて、ちょっと面食らう。
・キャラの個性が濃すぎる。一人称「僕」「俺」などなど…。

この2点に尽きるのかな、と。

そもそも、まどマギの魅力は、キャラの個性が強すぎない、ストーリー重視のアニメだった点にあると思うんです。もちろん、5人それぞれのビジュアルは可愛いし、魔法少女ものなのでカラフルで派手ではあります。ただ、それでも私はまどマギのキャラクターは、個性としては控えめだと思うのです(もちろん良い意味で)。

みなさん、まどマギの5人はこういうキャラ!と一言で説明できますか?私はできません。これは悪いことではなくて、型にはまった強いキャラクター性がない代わりに、等身大でリアルなキャラクター性をもっているからだと思います。実際の人間も、一言では説明できませんよね。そして、そんな親近感を覚えるキャラクターが、たったの5人。アニメの登場人物としては、少ない方だと思います。

こういうアニメや作品、私は「萌えキャラはいるけど、キャラ萌えはしない」と個人的に言います(シュタゲとかも、個人的にはそうですね。ルカ子やフェイリスたんは萌えキャラではあれど、それぞれのキャラに萌えるアニメ、というよりはストーリーを楽しむタイプのアニメだと思います)。

それに対してマギレコは、元がスマホゲームということもあり、かなりキャラ数が多いです。その数、一期だけで10人以上。少人数の登場人物で魅せていたまどマギとは対照的です。

また、キャラクター達1人1人の個性もかなり強めです。典型的ツンデレ、粗野な姉御キャラ、俺っ娘、僕っ娘、ルー語を操るデザイナー系魔法少女……。

スマホゲームというのは、利用者の課金が命です。だから、魅力的なキャラクターを出して、課金してもらう。それは分かります。当然だと思います。ただ、このスマホゲーム色のあるキャラクターデザインが図らずも、まどマギの魅力を殺してしまったかな、と思います。等身大でリアルな少女たちを描いたまどマギに、真っ向から対立する形になってしまっているんですよね。

もちろん、マギレコのキャラは可愛いと思います。ただやっぱり、あの素朴なキャラクターが好きだった身からすると、個性が強すぎて、なんだかなあと思います。

ストーリーで魅せるまどマギ、個性的なキャラがたくさんのマギレコ。それぞれの良さがあると思います。でも、個人的にはマギレコからはまどマギらしさがなくなっちゃったかなあ…。

個人の見解ですけどね!二期楽しみ!

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