HRBP担当が語るAcompanyらしさ 〜初開催のアカンオフ会編〜
はじめまして!AcompanyでHRBPマネージャーをしている鉄崎です。
Acompanyには4月に中途で入社しました。本来であれば、入社エントリーがあった上で今回のような記事を書くのが普通だと思うのですが、個人的な思いもあり、それはそれでまた近いうちにちゃんと書こうと思います。
これまでnoteもXもやってこなかったので、自分を紹介するソースが全くないのですが、Podcastだけはカルチャー担当のとださんが誘ってくださって一緒にやっているので、もし良かったらこちらもチェックいただけると幸いです。
この記事では、先月実施した『アカンオフ会(社内イベント)』を中心に以下の観点で話を書きます。これを読んでくださっている皆さんに、少しでもAcompanyらしさが伝われば幸いです。
(1)アカンオフ会ってなんぞね?
<そもそもアカンオフ会とは>
今回が初開催だったので、今後バージョンUPしていく可能性は十分ありますが、今回の実施内容を踏まえて端的に説明するのなら、まさに文字どおり『オフ会』という感じの社内イベントです。
ネーミングについては、毎月第一営業日に有志がオフラインで集まる『アカン交流会』を踏まえて『アカン”大”交流会』にしようかと思っていたのですが、「普段オンラインで繋がっている人たちが、オフラインで集まってワイワイやるって、まさにオフ会っぽいよね〜」という話になり、最終的には『アカンオフ会』というネーミングとなりました。
<アカンオフ会を始めた背景>
Acompanyは、カルチャーの源泉とも言える『Value(行動の方針)』と『Guardrail(行動指針)』がAcompanyらしさとして深く馴染んでいる会社であり、フルリモートという働き方を選択しながらも『チームとしての一体感とスピード感』を持って、事業を成長させられているという強みを持っています。
そういった部分に一定の自信がある一方、事業拡大に伴いメンバーがどんどん増え(直近1年で社員数は2倍に!多分、来年の今頃は100名を超えていると思います)、コミュニケーションの複雑性と難易度が上がっていった結果、Acompanyらしさが薄れていってしまうことを事業成長に伴う一つのリスクとして懸念していました。
今後の更なる事業成長を見据えると、これまで以上にチームとして一体感とスピード感を持つことが重要となります。だからこそ、人と事業に向き合えるような土壌を整える場が必要だと考え、『チームAcompanyとしての繋がりの強化』に特化して企画したのがアカンオフ会となります。
<アカンオフ会では何をしたのか?>
上記のような背景や狙いで企画した『アカンオフ会』ですが、これだけの情報では何をやっているのかわからないと思うので、当日のアジェンダと写真を参考情報として記載します。
①開会の挨拶
②チーム内での自己紹介
③ITO(カードゲーム)
④知ってて当然!?アカンクイズ大会
⑤トマトさんからの挑戦状
⑥閉会の挨拶
⑦記念撮影
⑧懇親会
うーん、こうやって改めて見てみると、仕事感ゼロなのがよく伝わってきますね(笑)。まさに狙い通り!
とはいえ、この形に着地するまでも二転三転あったので、少し話を深掘っていきます。
(2)新米社員がイベント企画で困ったこと
<仕掛けに対する反応が読めない>
今回のイベントを企画するにあたり、一番苦労したことが「仕掛けに対する反応が読めない(Acompanyらしい雰囲気が分からない)」ということでした。当然といえば当然なのですが、入社したばかりで大半のメンバーの顔と名前も一致しなければ、それぞれがどういうキャラクターなのかも不透明な状態でした。その中で、仕掛けに対する反応を想定しつつジャーニーやストーリーを組み立てていくというのは非常に難しかったです。
この問題に対するアプローチも会社によって様々だと思いますが、私の場合は以下2つの方法で対応して解決しました。
【解決策①】とにかく社長の高橋さんといろんな話を沢山して、そこでの言語化された情報からAcompanyらしさに対する理解を深める
(このアクションは、一人目のHRとして考え行動していくにあたっても非常に有効だったのですが、その話はまた入社エントリーで書こうと思います)
【解決策②】素直に社内のメンバーに助けを求める!
今回の場合で言うと、自分一人では解決できないことが早々に分かったので、その時点ですぐにPJ組成の相談を高橋さんと担当役員にして、社内ヘッドハンティングをさせていただきました。もし今回のPJが大成功だったと評価いただけるのであれば、その1番の要因はやはりこのPJメンバーそれぞれの力量によるところが大きいと思います。
PJメンバーそれぞれが違う部署で働いており、職種もバラバラではあったのですが共通して持っていた素養としては『社内(人)をよく見ている』『Acompanyらしさを熟知している』、そして『Acompanyらしいユニークさを持ち合わせている』という点があったと思います。そのおかげで、私が出す的外れな企画案やコンテンツ案を都度適切な方向に修正してもらえました。(改めて、ありさん、おすえさん、トマトさん、にーとさん、本当にありがとうございました!!!みんなマジで超最高でした!!!!)
(3)今回のPJ運営を通じた学び
<アンラーニング(学習棄却)の重要性>
日頃、中途入社者向けのオンボーディングを実施する中でも『アンラーニング』の重要性については触れているのですが、今回のPJ運営を通じて改めて環境適応(≒成果を出すための土台を整える)にあたって、抑えるべき重要な点であるという気づきが個人的にはありました。
※アンラーニング:過去に得た知識や価値観を振り返り、取捨選択すること(忘れる、捨てるという意味ではない)
企画初期の頃ですが、社内にある情報を整理し、そこから見えてきた課題にアプローチしているはずなのに、企画&コンテンツ案に対しての反応が芳しくない時がありました。当時はあまり理解出来ていませんでしたが、今振り返ると『Why』や『What』はズレていないものの、『How』の方向性がAcompanyらしくなかったなと思います。
そして、そのようなことになってしまっていた原因は、突き詰めると『過去の経験から形成されたバイアス』にあることがわかりました。知らず知らずのうちに過去の経験に捉われ、視野が狭まり、新しい発想(と言うよりもAcompanyに合う柔軟性のある発想)が出来なくなっていたのですが、そのバイアスが良い意味で吹っ飛ぶ出来事がありましたので、少し紹介したいと思います。
実は、先ほど『当日のアジェンダ』と言う形で実施したコンテンツに触れましたが、その中に「開会の挨拶」というコンテンツがあります。社内イベントを実施する際に当然組み込まれていそうな内容ですし、当たり前すぎて特に何の期待もない(=別になくてもよさそう)ことが普通だと思います。私自身、全社員参加の社内イベントを企画する中で、当然組み込むべきコンテンツだろうということで、深く考えることなくコンテンツとして組み込んでいました。
しかし、当時このアジェンダを見た高橋さんからは、以下のようなコメントをもらいました。
「僕、学生の時からそうだったんですけど、入学式の時とかに偉い人たちが前に出てきて面白くもない話をひたすら聞かされるの苦手だったんですよね〜笑」
「これだと面白くないんで、 ”開会の挨拶を高橋さんお願いします” って言って、社内にいる違う高橋さんが前に出てきて話し始めたら面白くないですか?」
この日、私は妻に「高橋さんの笑いのセンスが凄すぎること」を興奮気味に話すとともに、こんな高次元な笑いのセンスを求められる環境で本当にやっていけるのか不安になったことを鮮明に覚えています。
結果として、この高橋さんの企みは実行に移されることとなり、当日期待以上に大いに盛り上がりました。(Acompanyの皆さん、あの仕掛け実は高橋さんのアイデアだったんですよ!)
話が脱線しました。元に戻すと私自身、これまでの社会人生活の中で蓄積されてきた経験からなんとか最善を尽くそうとしてきました。しかし、今振り返ってみれば、Acompanyという会社が過去の経験が適用できないくらいユニークであることを早めに理解すること。そして、その上で経験を超えた視点を持って柔軟に発想をすべきだったと思います。
苦戦はしましたが、今回のPJはオンボーディングの内容を自らも体感し、実体験を基に話ができる機会を得られたと思えば、非常に学びのある体験となりました。ありがたや、ありがたや。
(4)Acompanyらしさ
最後に、Acompanyらしさに軽く触れてこの記事については終わりにしたいと思います。(元々、触れる予定はなかったんですが、上記の件を書いている中で書きたくなってしまったので、そのまま勢いで書いていきます)
Acompanyらしさについては、他の方もnoteで書いてくださっているのでそれらもぜひご覧いただきたいのですが、個人的にAcompanyらしくて好きなところで言うと『期待することを実現するために自分が変わる(他責ではなく、自責で考える)』というスタンスがあります。
上記の『開会の挨拶って大体つまらない説』で説明すると、例えば学校の先生の場合、校長先生のありがたい話を聞かない生徒に対して、礼儀と言う観点を持って指導するケースもあると思います(それはそれでアプローチの一つとしては間違っていないと思います)。
これは聞き手である生徒にアプローチし改善を求めているわけですが、Acompanyの場合だと「話を聞かない生徒(受け手)」に行動を変えてもらうのではなく、聞き手が聞きたくならないような話をしている自分(話し手)を変えるべきという考え方が強いと思っています。
これぞ私たちが大切にしているValueの『Be Cool.』らしさだなと思いますし、その根幹には「面白さ(ユーモア)を追求するスタンス」がちょっぴりあったりするのが、個人的にはAcompanyらしくて好きなんですよね。
Acompanyの事業内容やCxOの人たちの真面目で爽やかな顔つきを見ると、固さを感じる社外の方も一定いらっしゃる気もしますが、安心してください。Acompanyは真面目なフリして、本気でふざける遊び心を忘れないユニークな会社です。
<最後に>
と言うことで、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。少しでもAcompanyらしさが伝わっていれば幸いです。もし、Acompanyの記事を読まれて「こんなチームで一緒に働いてみたい!」と感じられた方はは、ぜひ一度カジュアル面談でお話しましょう!
あなたにお会いできる日を楽しみにしています。ではまた!!ごきげんよう〜
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