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「国際協力のテーマパーク」をやめます。

こんにちは!
DREAM-Hack代表の菅です。

今日は皆様に重大な発表があり、noteをしたためております。

今回の発表に関してはDREAM-Hackに携わる皆様に改めて僕たちが目指していく姿(VISION)とその存在価値(MISSION)を再度認識してもらいたい、そしてまたこれは自分自身や組織がどうあるべきかというメッセージも込めています。

拙い文章ではありますが、想いを込めて書かせていただいておりますので最後までお付き合いいただけますと幸いです。

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まず初めに結論から申し上げると、僕たちDREAM-Hackは「国際協力のテーマパーク」をやめます。

なんやなんや急に!と思う方もいるかと思いますが、元を辿ると僕らははじめから国際協力がしたくてこの団体を立ち上げたつもりではなく、あくまでも国際協力は”手段”でした。

僕自身学生の頃から「世界を変えたい」と豪語し続け、ネパールで学校を建てる活動をずっとしてきました。当時は何に突き動かされて学生の時間の大半をその活動に充てていたかはわかりません。ただ目の前のワクワクに夢中になって、メンバーやネパールの人たちからの期待はもちろん、自分自身への期待に応えたいと必死でした。

何かに夢中になること、そしてそれが自分自身を輝かせること。
まさに”国際協力””学校建設””学生団体運営”という手段が
自分自身の生きがいや幸せのカタチに気づかせてくれました。

ただ僕はそれでもいいと思っています。
今自分がやっていることに夢中になること。
目標に向かって仲間と突き進むこと。
その中で喜怒哀楽を分かち合うこと。

誰しも人間の心には「利己」が存在します。
自分が幸せになれないで、他人や社会に対しても優しくなれません。

「利己」があって初めて「利他」が生まれるのです。

この共同社会の中で幸せを得るためには他者が必要になります。
一人で幸せになることはあり得ません。

そしてその「利己」の中にどれだけ他者を介入させることができるのか、それによって「利他」の精神が生まれると思うんです。



とまあ道草しましたが、軌道に戻します。

改めて僕たちはDREAM-Hackの存在意義を考えました。
誰のための僕らでいるべきなのか?何のために存在しているのか?

一番は隠しきれないので言い切ります。

「自分のため」です。

まずは自分がワクワクする場所でないと、存在する意味がないと思っています。


ではそんな自分のために存在しているDREAM-Hackの何に価値を感じるのか。それは目の前のゲストやクルー、ネパール、そして社会の幸せに貢献していること。つまりは「社会のため」に存在している僕(=DREAM-Hack)でいることが一番の価値です。

僕(=DREAM-Hack)は携わる全ての人と夢に向かってワクワクしたい。それが結果僕の幸せにつながること、そこにこそ1番の価値があることを改めて、最近再認識しました。



というのもちょうど1年前ぐらいから僕たちは「国際協力のテーマパーク」と銘打って、様々な事業を展開し、ワクワクを社会に届けてきました。

『国際協力は役割だ』

その考え方のもと、この「国際協力のテーマパーク」では誰もが自分の夢を実現できる世界を作って行きたかった。それはきっと、僕たちのVISIONやありたい姿を体現できるかのような場所だったかと思っています。


ですが、考え方に止まればよかったものを「国際協力のテーマパーク」と言葉にしたことによる弊害も起きました。


自分たちがやっていることを振り返ると、「国際協力」してへんやん!
そして「国際協力」がしたかったわけではなかったやん!


そんな矢先にコロナの状況もあり、いつの間にか団体としてゲストやネパールに目を向けられていない状況が続きました。その結果、ベクトルは徐々に内向きになり、何も自分たちが本当にやりたかったことをできていないと痛感しました。


コロナは僕たちに考えるきっかけを与えてくれました。

本当に僕たちが大切にしたいことは何か?
どんな状況でも、どんな時代が来ても変わらず大切にしたいことは何か?


それは目の前の人と一緒にワクワクする僕たちでいることでした。

そんな時間が何よりも楽しくて、何よりもやりがいで、幸せを感じる瞬間でした。


そう考えたときに、振り返ると僕は「国際協力のテーマパーク」を作りたいわけではなかったことに改めて気づきました。


何をしているか(=手段)はもちろん大切です。
ですが、なぜしているのか(=VISION)はもっと大切です。

これからは手段が目的にならず、指針をブラさないためにも僕たちはVISIONを大切にしていきたいと改めてここに宣言させてください。

そんな僕たちがこれから大切にしていく新しいVISIONとMISSIONはこちらです!

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<VISION>
DREAM-Hackに携わる全ての人が
夢に向かって「ワクワク」できる人生を歩み、
自分の可能性を信じられる社会の実現に貢献する。

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<MISSION>
誰もが夢や目標、ありたい姿を
想い描き、表現し、実現するために、
必要なソリューションを提供する。

僕たちにとって「夢」とは手段です。

将来のなりたい職業や身近な目標からやりたいこと、ありたい姿まで、自分が何をしてきたいのか、どうありたいのかを照らしてくれる指針だと思っています。

そんな「夢」「未来」に向かう道中では必ず「ワクワク」という感情に出会います。「ワクワク」には楽しいことばかりだけでなく、苦しいことも悔しいことも嬉しいことも喜怒哀楽すべて含めて、その人の人生の魅力が詰まっています。

それはきっと、その人の人生を明るくし、勇気付ける感情でしょう。

そんな感情を誰もが大切にできて、自分の可能性を信じられる社会の実現に貢献したい。


その為に僕たちは誰もが夢を想い描き、表現し、実現するためのソリューションを提供していきます。

きっと人によって必要なソリューションは異なると思います。

新しい何かに挑戦できるきっかけや勇気が欲しい人
踏み出す為に仲間が欲しい人
勉強できる環境が欲しい人

様々ある中で、僕たちは「夢への道を切り拓く」協力者として、寄り添い向き合い、そしていつでも、いつまでもその人の「ワクワク」のそばにいられるような存在であります。

長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

僕たちの覚悟と約束をここに記します。


2020.08.07
NPO法人DREAM-Hack 代表理事 菅勇輝

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