何気ない一言。
先日、大学でできた友達に自分が難聴であること、補聴器をつけて生活していることを打ち明けました。
私が難聴であることが分かったのは小学生の頃。
難聴の中でも「感音難聴」という難聴で、レベルは中等度。
高校生の頃からは、補聴器をつけて生活しています。
ありがたいことに今まで出会って来た人たちはこの障害に対する理解がある人たちばかりで、私が難聴であることを知っても、打ち明ける前となんら変わらず普通に接してくれました。
先生の指示が聞こえにくい時は「今の聞こえた?大丈夫?」と声をかけてくれる人もいました。
そんな環境の中で成長することができたおかげで日常生活の中で難聴のせいで困ったこと、辛かったこと、諦めたことは今のところあまりありません。
強いて挙げるならば、まだ補聴器をつけていなかった中学生の頃「さっさと補聴器をつければいいのに」と同級生の1人が陰で言っていたことを知ったことと、今後就職活動を行う際に、難聴が理由で就職活動が難航するのではないかという不安があるくらいです。
自分が今まで出会った人たちはそんな理解のある、優しい人たちばかりだったけれど、みんながみんなそうであるとは限りません。
冒頭で述べたように、先日大学でできた友達に自分の障害について話すことにしたのですが、優しい子であると知っているとはいえ、打ち明ける時は少し緊張しました。
「実は...」と話の中で自然な流れで話すと、彼女は補聴器について
「コンタクトみたいな感じか!」
と一言。
「眼鏡」ではなく「コンタクト」と言うあたりが彼女らしいなと思いつつ、その一言になんだか心が軽くなりました。
何故その一言が自分の心を軽くしてくれたのかはうまく説明ができませんが、こういう一言がスッと言える人はなかなかいないなと思います。
今後彼女のような人がもっともっと増えることを、私と同じような境遇にある人たちが出会うのが彼女のような人ばかりであることを願った、そんな一日でした。
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