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難聴大学生の留学日記。

2月下旬に韓国に入国し、早くも留学生活の折り返し地点を迎えました。

語学堂に通いながら、留学先の大学の授業も受けているので、語学堂→大学の授業→予習・復習・課題等をしていると気付けばそろそろ就寝時間…という生活を送っています。

忙しい毎日ではありますが、様々な国籍の友人らと切磋琢磨し合いながら充実した日々を送っているなと感じています。

韓国に来て3ヶ月が経過しましたが、今のところ難聴が原因で困ったことは特にありません。

強いて言えば、銀行で口座を開設する際にアクリル板越しの窓口の方の話がよく聞こえず、何度か聞き返してしまったことくらいです。

自分の周りにいる韓国人だけなのかはわかりませんが、ハキハキと大きな声で話す方が多く、「声が小さくて聞こえづらい」と感じることがあまりないように思います。

語学堂の授業も少人数で行われているため先生やクラスメートの話も聞き取りやすいですし、大学の授業もなるべく前の方の席で授業を受けているので、前回の記事で説明した「音の歪み」の問題を除けば健聴者と同じように授業が受けることができています。


クラスメイトの疑問と衝撃

先日、語学堂のクラスメイトとの会話の中で衝撃を受けたことがありました。

クラスメイトの1人とペアワークをしていたところ「耳に何つけているの?」と補聴器について聞かれました。

「ああ!これ補聴器だよ。一番最初の授業の時に自己紹介でも少し話したけど聴覚障害があってさ…」と話したところ

「補聴器…?」と不思議そうに聞かれました。

その後補聴器について少し説明をすると「へぇ、そうなんだ!」と理解してくれたようでしたが、クラスメイトの反応が引っかかり、授業後にクラスメイトの出身国における補聴器について調べてみたところ、どうやらクラスメイトの母国では補聴器の使用どころかしっかりとした聴覚検査すら行われていないということを知りました。

医療体制が十分に整っていない国や日本以上に補聴器使用率が低い国が数多く存在することはもちろん認識していますが、そのような状況下では、そもそも補聴器が何なのかすら知らない人も多く存在するのだなと改めて気付きました。


留学生活もあと3ヶ月。
様々なものに触れ、沢山の事を収穫し日本に帰ることができればいいなと思います。










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