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ブラック企業と私

私はブラック企業との訴訟の数年後に
セラピストの仕事で再びブラック企業にハマりました。

 以前のブログ記事「私の中の陰陽図」の時は相手の会社とは
契約社員で雇用関係でしたが、今回は個人事業主として契約してました。
そこでの事をまず、お話ししたいと思います。

個人事業主として仕事を始めたのですが、
面接時と仕事の段取りが激しく違うのにも関わらず、
現場に入る直前に半年以内に辞めたら、10万円の罰金を払えと。

そして払った人がいる、とも言って辞めたら絶対払わせる的
ニュアンスを醸し出していました。

 無料研修を受けているとこういう縛りはありがちですが、
ここでは無料研修は受けていませんでした。
(無料研修については実態、悪質度によっても解釈が変わるので専門家の確認が大事です。)

私のこの件ではホテルでの夜の施術で3件のホテルを行き来するのですが、
募集要項では車の送迎があるとのことでした。

現実は深夜含め車の送迎は天候関係なく一切なく、
終電までは電車も手段の一つですが、タイミングも難しく
ほとんど無いに等しい手段でした。

片道30分程を重い施術道具と現金を持ったまま
夜通し歩いて移動という状態、そして2カ月、私も歩きました。

 現場に入ってから、その事実を知ったとういう事と
お客さんがいい方達が多く、3件ともホテルの従業員の方の

 対応もとても良かったから、改善を模索しながら出来れば
仕事を続けたいと思っていたからです。

このケースでは私達スタッフはホテルとの契約ではなく、
リラクゼーション業者との契約でした。

現場のスタッフ達に話を聞くと
全員、車の送迎があるものだ、と思って仕事に入ってビックリ。
ほとんど騙し討ち。
 

ホテルは有名ホテルが含まれていたので、そこでキャリアを積みたい、
罰金があるので我慢して半年は働いている、という状態でした。
半年で使い捨てのような感じでスタッフが大量入れ変え。

おかしいとは思っても生活もあるし、
上に物申して事を荒立てたくない、という感じでした。

私が入ったのは真冬だったのですが、私は寒暖差アレルギーがあり、
寒い所での待機などもあって、体調がどんどん悪くなっていきました。
なので弁護士さんに相談し、個人事業主という立場ですが、
どういう風に改善等、求めたらいいのか相談しに行きました。

弁護相談は大体の相場は30分5,000円くらい。
この時相談した弁護士さんは別件で市役所での無料相談でもお世話になった方で無料でも親身になってくれてたので名刺を頂いておいて
所属事務所に予約して相談しました。
30分5,000円内で要点を分かりやすくアドバイスして頂きました。

 私の場合は個人事業主でも雇用の形態にとても近いので
労基法(労働基準法)が適用されると思われるとのこと。
明らかにおかしくて防犯上の危険もある状態なので
まずは労働基準監督署での相談を勧められました。
 無料弁護相談についてですが、混みあいますので早めの予約と
 大体30分までなので予め、要点を紙などにまとめたもの用意した方がいいと思います。

有料無料問わず、契約書等は持参必須です。
弁護士さんも有料無料問わず、色々な方がいると思うので残念だった場合も
諦めず、他の門を叩いて頂きたいと。

 いい弁護士さんに出会えたら連絡先、必ずGetです。
私も残念経験あります。打ちひしがれますが、自分の人生は自分が諦めない限り何かしら光がさす可能性大です。しかも予想外の所から。

で、労基署(労働基準監督署)に行きましたが、しかし、です。
最初に相談した労基署職員の方から
「明らかにおかしいと思うけど、こっちもメンツがあるし、難しい。」
と会社との交渉等を断られました。
弁護士さんの見解も伝えて、上司の方にも一応お伺いをたててましたが、

 結局断られました。この時は。
メンツ?!


私は納得出来ず、労働関係の別の組織、人に手紙や面談で相談しました。
罰金については『賠償予定の禁止』(働く事を条件に違約金、罰金を課してはいけない)という労基法第16条もあり、前の訴訟の時にも重要な労働者を守るポイントだったのでこの点は突っ込んでもらわらないと、訳の分からんメンツで諦めるわけにはいかん!と。
労働問題を扱っている団体にメールで相談したところ、
労基署の上の存在、労働局に相談してはどうかと
アドバイスを頂きました。

この時はじめて労働局の存在を知りました。
そして労働局に面談で相談し、やはり、明らかにおかしいとの判断でした。
契約書やその他の諸々の資料を確認し、個人事業主とは言っても
この実態は雇用状態とみなされるとのことでした。

労基署がなぜ指導等を断ったか労働局の方は首をかしげてました。
個人事業主とうたっていても実態が雇用状態ならば、
雇い主は働く人間を危険にさらしてはいけない義務があります。
まずは労働局の方のアドバイスを受け、出勤して私と本部の上司的な人と電話で募集要項であるはずの車の送迎がなく、深夜に現金の持ち運びもあり
危険だと伝え、体調も悪くなってきた為、改善を求めました。

でも、上司的な人は今までそうやってやってきている、とのことで
その日の日給は払うので今から帰ってくれないか、と言われ
私は今後の事を労働局の方と相談すると伝え、他のスタッフの事も考慮して帰りました。
そばに社長的な人がいたような気配でした。
あくる日、本部から私の事は出入り禁止にしたと電話で伝えられました。

 さすが、ブラック!

私は自分で最初は会社に話をしましたが、
最初から職員の方に話をしてもらう事も可能です。
ブラック企業は個人事業主として働く人達に
「労基法ではあんた達は守ってくれないから。」
とか言いますが、実態が重要です。

この件でも、突然出入り禁止にされて私物が置き去りだったので
引き取りたいと本部に電話した時、
社長とは名乗りませんでしたが、実質社長らしき男性が電話に出て
個人事業主には労基法は関係ない、とか言ってきましたが
 労働局の方から連絡がいくと思うのでその方と話してください、
と伝えました。

 そしたら、
「うちはホワイト目指してるんで。」って言われましたけど…


じゃ、今はブラックに間違いないです、ってことでいいですね、って
 言ってみようかと一瞬思いましたが、
笑えちゃってもマズいかなって
 バトルになってもラチあかなくなりそうだな、と思ってやめました。

 それについてはノーコメントで電話切りました。
前の訴訟の時もそうでしたが、法に基づいてないのに、
ブラック企業は適当に自分達が有利だと話をします。
ま、ウソもつくでしょうし、ちゃんと法律を把握してなくて
好き勝手言ってる事も多いのでこちら側から知識のある第三者を通して
法律にのっとって話をしだしてから慌てる事も多いかと。

ブラック企業側の弁護士たちは自分の顧客有利にするため、
真実など関係ありません。

ブラック企業側の弁護士の言う事は鵜呑みにしないでください。
働く人間を基本的にナメきっている事が多く、チョットおどしたり大声だば
つぶせると思っているようなので。

 会社には労働局の職員の方が指導。勿論、罰金を課すのは×
それに契約書に捺印していても違法であれば無効になることがほとんどなのでその点で恐怖心煽られても専門家に確認を取るのが大事です。

各地、労基署、労働局での相談は無料です。
HPに相談窓口のってます。
担当地区間違えないよう注意が必要です。

基本的には本社の所在地で労基署、労働局の管轄が決まってます。支店など県をまたぐような時は要注意です。
中には現場の設備次第では変わる事もあるらしいので

 よく分からない場合は事前に
電話で問い合わせた方がいいと思います。

罰金以外の事は会社の代表者を労働局に呼出し、
職員の方が交渉、指導をする予定でしたが、会社側が応じませんでした。
通知を確認してなかったので予定があり行けないと。

退職するなら損害賠償を請求する権利があると職員の方から言われました。
ブラック企業のほとんどは指導くらいじゃお金は払わず、
訴訟までいって逃げ切れないと分かるまで、お金は払わない事が
ほとんどです。

その時の私は迷いましたが、
体調が悪くなっていた私は罰金は払わず、損害賠償を請求することなく退職し、体調回復に専念することにしました。

一応、辞める時に連絡のつくスタッフには罰金は払わなくていい事と
労働局の相談窓口、私を担当してくれた方の名前を伝えておきました。

 その情報をピンチにあってる人がいたら知らせてほしい事も伝えて
退職しました。

基本、訴訟にはお金がかかります。

 神奈川県は本社が神奈川県にある場合
労働関係の訴訟は労働者がお金を負担する事なく
争えるケースもあります。(私は本社所在地が該当しませんでした)
それぞれの地方で労働問題への力の入れ具合が違いますので
該当地域の情報を調べる事は大切だと思います。

前の私の訴訟は良心的な弁護士さんだったので

 長引かせず、10万円の弁護料を私側の弁護士さんに支払って
和解で終了しました。

 支払いは私が働けるようになってからコツコツ分割で無理の
ないように払ってくれればいいと。

 相手はそれより何倍ものお金を私に請求してきていました。
相手は自分たちのブラック具合を棚にぶち上げて

 簡易訴訟(50万円まで請求可能で詳細を調べる事のない訴訟)
で私からはこれで簡単にお金が取れると踏んで、訴訟を起こしたと思いす。

 しかし、弁護士さんが通常の裁判に切り替えてくれて
実態を明らかにした上で争う事にしました。

残業代未払い金額が私への請求額より上回っていた事が明確になりました。そして相手の弁護士から和解を申し入れてきました。

 弁護料はそれぞれが自分側の弁護士さんに支払って
他のお金の問題も相殺ということでと。

 本当は私は和解は受け入れたくありませんでした。
そっちが先に拳を振り上げといてウソの説明文まで作って
相殺で済まそう?ふざけるな!

私はその時、地方の地元に戻っていたので地元の弁護士さんに
お願いしていました。

 でも弁護士さんから長引けば判決にたどり着くまで東京での裁判に交通費もかなりかかるし、勝つ可能性が高そうでも裁判に絶対は無い事、

 ブラック企業だけにお金を払いたくない執念が強い事、
私の病状が良くない事などを考慮に入れて

 和解を受け入れた方がいいと説得されました。
その方が多分、早く元気になれると。

 結果は悔しかったですが、その通りだったと思います。
ケリがついてから体調は良くなっていきました。

 心底感謝しています。


最初の労基署での相談直後、私が労基署関連の別組織に
労基署で会社への指導等を断られた事の抗議の手紙を
ダメ元で送っていたのですが、
3カ月後くらいに、それを把握した労基署の別の職員の方が
再度私にヒアリングをしてくれて会社に改めて指導すると
約束してくれました。

私はもうとっくに辞めてましたが在職のスタッフの為にも
是非にとお願いしました。
同じ組織でも人によって対応が全く違ったりもします。
捨てる神あれば拾う神あり、ですね。
感謝の心を忘れないようにしなきゃとツクヅク思います。

ブラック企業との訴訟や今回UPした経験もふまえて
自分がちゃんと働いているなら、自分の尊厳、命を自分で守る為、
諦めず、挑むことも大切かと思います。

尊厳が傷つけらても その事にフタをして見ぬふりしていると
思った以上に傷を深めるかと。

 尊厳を傷つけた相手に立ち向かう事はとても勇気がいる事です。
私も強制的に挑む状況になり、かなりビビりました。

裁判所から訴状が届いた時は一瞬で全身の血が凍った気がしました。
もちろん、相手が強すぎて悪すぎて悔しいですが挑めない事もあります。

 私はアメリカ人の作家、ルイーズ・L・ヘイさんの本や
(幼少期から性的虐待など経験して波瀾万丈な人生を歩んで来た女性)

ラインホールド・ニーバの祈りの言葉からの学びで結構影響を受けていて(アメリカの神学者でアルコール依存症克服にも使われている)
問題を中々解決出来なくても自分の本心に向き合って
変えられる可能性がある事は勇気を出して変えていく。
本当にどうにもならない事は受け入れて
それに耐えてる自分を愛してほめたたえる。
闇も光も含めた自分を丸ごと受け入れる。

自分で自分を大切に扱って癒す事が大切だと。
好きな事をして こまめなストレス解消も。
苦境にマヒしてくるとストレスが想像以上に
溜まってしまっていても気づかなくなっていくので。

 やがて新たな気づきが生まれて
ベストタイミングで必要な情報がやってくると。
実践するのは葛藤したり、コッパズかしかったり、
中々、難しいと思います。
でも、やり続けるていると、それは本当だな、と実感しています。

状況は変わらなくても本心にフタをするのと
本心に向き合って自分を大切に扱っているのとでは
やがて雲泥の差を生むと思われます。
潜在意識がどうしたって本当の気持ちを刻み続けているので
逃げ切れません。
自分で本心にフタをして裏切り続けていると
心が傷だらけで無意識的に邪気を大量に生み出し、
ため込んでやがて爆発していくかと。

 自爆してしまうか、自分以外にブっぱなすかは
性格次第と思いますが。

自分は自分に一番裏切られたくないんです。
決して自分以外は裏切ってもいいという意味ではありません。

 訴訟になった会社でもその後のブラック会社でも思いましたが、
幹部たちは自分の立場、生活を失いたくないという
恐れの糸であやつられてる人形のような印象です。

ボスに気に入られてなきゃ、と必死に演じてる。
イライラを放ちながら。

訴訟となった会社では貢献度の事実より、
経営者の好き嫌いで優遇されてました。

 中には気に入られてるからと調子こいてる人もいました。
でも気に入らなくなったら簡単に冷遇される。

思いやりもあるいい人だと思っていたのですが、
自分の保身の為に平気でウソもついて
相手がどうなろうが知ったこっちゃない的に
豹変した人もいました。

 私はそれで深刻めなピンチに陥りました。
正直、しばらくハラワタ煮えくり返ってました。

でも必死なんですよね、相手も自分の幸せを守ろうとして。
やり方はよろしくないですけど。

 これもルイーズ・L・ヘイさんの本からですが、
「ゆるす方法について知る必要はない。私達はゆるそうと思うだけでいい、あとは神様が引き受けてくれる。」と書いていて、私は これは今は許せないからといって葛藤しなくてもいい、

 ゆくゆくは許す的な感じで後は神様が引き受けてくれると
解釈して楽になれました。


私は恐怖の操り人形チームに転ばなくて良かったな、と思いました。
アドラー心理学のアドラーは臆病と勇気は伝染すると言っています。
今までは圧倒的に臆病菌のほうが感染拡大してたと思いますが

 最近は世の中も前よりかは勇気菌の伝染力を高めやすく
なってきてるんじゃないかと思います。

 おかしい事をおかしいと声を上げ、改善していけるよう、
誰の為にも勇気菌が沢山繁殖してほしいと願ってます。

 ブラック企業も恐怖で支配するより、本当の忠誠心で支えられた方が
業績も良くなると思います。
本当はその方が経営者も幸せなはずです。

自分も臆病菌に感染しないよう気を付けて生きていきたいと思います。


そして長丁場ではよろしくないですが、
怒りも時と場合によっては生きる原動力になる事もあると思います。

 訴訟の時の私はそうでした。
病気で体も弱り、心も弱って疲れ果てた感満載で
消えたいと思った事もありましたが、
「あんな奴らのせいで死んでたまるか!!!」
です。


病状が落ち着いてからは一人カラオケで吠えて荒ぶる怒りを
周りにまき散らさないように散らしてました。
後はお経、マントラ唱えてダブルの邪気浄化ですね。

訴訟もその後のブラックも今は貴重な学びだったと思っています。
しかしながら私の周りでも真面目な心優しい人が、
上に物申すなんていけないと思ってしまう人が
怒りの感情なんて持ってはいけないと思ってしまう人が、
自分が悪いと思ってしまう人が、
人の命を心を大切に思わない人達の犠牲に
なってしまう事がしばしばあると感じています。

 心が病んでしまったり、最悪の結果を招いたり…
そこから逃げ出してでも何でもほんの少し、魔の刻を避ける事が出来たら…

 行き場のない怒り、悲しみの邪気を他者を傷つけないように
自分に刺してしまった。


ここで一番言いたい事はブラック企業であれ、あらゆる人間関係であれ、
人の心や命を大切にしない人達の犠牲になってほしくない、
という事です。

そういう人達は卑怯な手段や残酷な仕打ちを取る事に躊躇がありません。
反省などしません。相手が死んでもです。

最近は人の命や心を大切に思わない人達が
あぶり出されやすくなってきました。
時代は前よりかは尊厳を踏みにじった者に声を上げるという事に
追い風モードになってきてると思います。

業種によって、コロナもあって色々な問題があると思います。
尊厳、命を踏みにじる権利は誰にもないので危機に直面したら
挑める時は挑み、命のあるうちに助けも求めて
やれることはやって生き抜いていこうと。
悪い事もあれば転じて必ず良い事もある。
せっかく生まれて来たんだから。

私は今、セラピストをしつつも色々作ってみたりと
やりたい事をやりながら幸せに暮らしています。
自分を許す事を含め、自分以外の人、事柄を許すことを学びながら
楽に生きられるようになってきました。
意識が大きく変化しました。
全ては転じていきます。
どん底の状態とは全く違う今、生きていて良かったと思います。

話変わって恐縮ですが、イラストACでの私のイラスト無料ダウンロードや
ポストカード、アートパネル等のネット販売情報もUPしていますので、
良かったら覗いて見て頂けると嬉しいです。

最後まで長々とお読み頂きありがとうございました<m(__)m>
今回はこの辺で。
何があっても龍の光があなたの幸せへ導いてくれますように☆彡






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