離島医療編 序文
東京都心から船に揺られること数時間
エメラルドグリーンの海が見えてきた。
船を降り立つと梅雨真っ盛りのため曇天模様だった。
それでも季節は夏に差し掛かろうとしているため、背中を照らす太陽の視線は熱い。
青い海と降り注ぐ太陽の力を感じて私のこころは幾分か浮き足立っていた。もちろん遊びにきたわけではなく、仕事のために来ている。
1ヶ月という短い期間ではあるが都心から離れ、離島医療を通じてじっくりと今後の医療について考えることが出来たら良いなと思う。
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