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イラストレーター:Kay Nielsen

はじめに

わたしがKay Nielsen(カイ・ニールセン)を知ったのは、たしか新橋SL広場の古本市あたりで購入したNielsenの絵集「Kay Nielsen (ed. Davido Larkin)」だった。

Nielsenは1957年になくなっているので、上の絵集は死後にLarkinが出版したものということになる。

Nielsenはイラストレーターであると同時に舞台美術家でもあり、この絵集には舞台美術家としての感性が存分にあふれ出ていた。

Kay Nielsenのプロフィール

まずは、Nielsenのプロフィールを紹介する。

・デンマーク出身
・20世紀前半(The golden age of illustration)に活躍したイラストレーター
・母親は女優で、父親は劇場のディレクター
・ディズニー映画で数多くのイラストスケッチを手掛ける

Nielsenの作品は、以下のサイトから閲覧することが可能だ。

好きなポイント

以下に、Nielsenの作品の好きなところをまとめてみた。

・宗教画のような厳かな雰囲気がある
・一方で物語の挿絵らしい親しみやすさもある
・特にドレスなどの衣装の柄やデザインが美しい
・人も物も縦長に描かれていて、より一層精密なタッチが印象強い
・教会の形やステンドグラスの形を想起させる構図が面白い

こんな感じだろうか。

とりわけ、布地の表現が細かいなという印象がある。なるほど、舞台美術家なわけだと妙に納得した。

最後に

日本ではあまり耳にする名前ではないが、William Morris(ウィリアム・モリス)や、不思議の国のアリスの挿絵でも有名なArthur Rackham(アーサー・ラッカム)とともに「挿絵の黄金時代」のイラストレーターであることは、作品を見れば分かる。

今後も、時々Nielsenを扱うイベントがないか確認しておきたいと思う。読者の皆さんも、ご興味があればぜひ。


Dr. モンブラン

◇自己紹介
https://note.com/dr_montblanc/n/n5fa8a3d1563d
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https://note.com/dr_montblanc/n/ne6a29d529408
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https://note.com/dr_montblanc/m/mbb0f811bdee5
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https://note.com/dr_montblanc/m/m81c359928444
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