Kindleのスクショを撮る際の法的リスクと利用ガイド:2024年版
Kindleのコンテンツのスクリーンショット(以下スクショ)は利用されている方も多いのではないでしょうか。
実際に非常に便利で印刷することも可能です。しかし、その利用には注意する必要があります。
Kindleでスクリーンショットを撮ることが便利なのは分かっているけれど、法的に問題がないか心配な方も多いのではないでしょうか?
今回は、Kindleのコンテンツのスクショの利用について合法性とリスクについて確認していきたいと思います。
私的利用の範囲とスクショ
基本的には、私的利用の範囲のスクショは問題ありません
これは著作権法30条1項に基づく「私的使用のための複製」によって認められています
SNSでの公開や、営利目的での使用は違法行為となる可能性が高いです。
また、コピープロテクトがされているコンテンツのスクショも違法となります。
違法な利用はペナルティ
違法なスクショ利用が発覚すると、アカウント停止や購入済みのコンテンツを失うリスクがあります。
スクショのPDF化について
私的利用で非営利目的の場合はスクショは問題ないのですが、
スクショをまとめてPDFにした場合、ほとんどのケースで問題となる可能性が高いと考えられます。
以下、その理由を示します。
Kindleストアの利用規約
Kindleストアの利用規約のコンテンツに関わる部分を引用します
Kindleストアの利用規約では、コンテンツの配布や共有が制限されています。違反行為が発覚した場合、サービスの利用停止やアクセス無効のリスクがあります。
Kindle Unlimitedの利用規約
つぎにKindle Unlimitedの利用規約を引用します
当サイトの裁量により解除することができるとあります。
Kindleのコンテンツは指定された対象デバイス上でKindleアプリケーションまたは本サービスに許可される形でコンテンツを閲覧、使用、表示する使用権が付与されるとあります
そのため、スクショをPDF化したものを他のアプリケーションで利用するとなると規約違反にあたる可能性があります
そして規約違反と判定された場合は、契約解除に加えてアカウントアクセス不能、これまで購入したコンテンツをロストすることになってしまいます。
垢バンのリスクが高い危険な行為
調べると以下の行為でアカウントバンになる危険が高いです。
SNSへのスクショのアップロード
アプリ起動中のスクリーンショットは非常に危険です。
これらの行為はアカウント停止のリスクが高いため、避けるべきです。
スクリーンショットを自動でとる方法
私的な利用・非営利であれば対応することができます
こちらの記事で詳しく解説していますのでよろしくお願い申し上げます
まとめ
Kindleのスクショは私的利用・非営利であれば問題ありませんが、まとめてPDFを作成したりSNSにアップロードすることは規約違反となる可能性が高いです。規約違反が発覚した場合、アカウント停止のリスクがあるため、利用には十分注意しましょう。