世界で一番美味しい!?🇻🇳ベトナムコーヒーとの出会いとカフェインの秘密を深掘り【医師監修】
ベトナムコーヒーとの出会い
世界一おいしいとも言われる、
ベトナムコーヒーの魅力に取り憑かれた話です。
わたしDr. クレヨンは、
「もし無人島に1つ持っていくなら?」
と尋ねられたら、
食い気味に
「コーヒーメーカー!」
と答えるくらいにコーヒー愛好家。
自宅では豆から挽いて楽しんでいます。
Local Saigon Cafe
ベトナムはホーチミン、
2日目の出来事。
この日私は、助手パステルとともに、
昼過ぎからホーチミンの中心街を
ぶらぶら観光しておりました。
最高気温35℃と猛暑日。
途中スコールも降り、
ムワッとした熱気に包まれる
東南アジア独特のあの感じ。
10分歩くだけで全身汗だくとなり、
休憩休憩ー!という勢いで
近くにあったカフェを訪ねました。
その名も『Local Saigon Cafe』
メニューは上記の通りシンプル
私クレヨンは甘さ控えめのLocal Special V2(ベトナムコーヒー)、パステルはもの珍しさに塩コーヒーなるものを頼みました。
コーヒーに練乳!?本当に美味しいの!?
Okay calm down!
正直、私もそう思ってました。
なにこれ…美味しすぎる!
いわゆる練乳感は全くありません。
濃厚で苦味の強いコーヒーに、
砂糖を加え濃縮した牛乳を混ぜ、
甘くてクリーミーな仕上がりとなっています。
しかし後味はしっかり苦味が効いており、
甘ったるさは不思議とないのです。
そして更に衝撃は、パレットの頼んだ塩コーヒー。
これがまた美味すぎる。
ふわっと塩の風味が抜けますが、
ベースはベトナムコーヒー。
塩味、甘味、苦味が絶妙なバランス。
汗をかいて疲労感がたまった身体に染み渡る、
そんな至極の一杯でした☕️🍃
カフェインの秘密
さて話は変わり、
今度はカフェインの秘密について
医学的に深掘りしていきます🔥
特に「眠気防止にコーヒーを飲む」
という人は少なくないでしょう。
東京福祉大学の論文では、
50mg以上のカフェイン(コーヒー換算で1杯分)は、
覚醒度や注意・集中力の維持、さらには
有酸素運動のパフォーマンス向上に有益である。
と報告しています。
コーヒーの覚醒作用は、
カフェインの影響だったんですね!
主な飲料のカフェイン含有量
色々な飲み物のカフェイン量が気になったので、
ざっくりまとめちゃいました!
コーヒー中のカフェイン含有量はやはり多く、
ドリップ式で一杯で135mg。
ドリップだとインスタントの約2倍量も
カフェインを含みます😳
玉露も含有量は多いですが、
通常一杯50mL程度なので摂取量は多くありません。
烏龍茶や午後ティーなど、
気軽に飲んでいるペットボトル飲料は、
容積が 500mL と多いため、
意外とカフェインを多く含みます。
また缶コーヒー中のカフェイン含有量は多く、
1缶でなんとインスタントコーヒー2杯分です。
缶コーヒーは飲み切らないわけにはいかず、
過剰摂取になりがちです。
エナジードリンク中のカフェイン量には
幅がありますが、日本で販売されている
栄養ドリンク中のカフェイン含有量は、
大部分が 50-80mgです。
個人的にエスタロンモカがエモい。
大学受験時にドーピングばりに
内服しまくってました。
「カフェイン錠剤で飲む俺かっけえ」
と本気で思ってました(黒歴史)
「コーヒーを飲むと確かに集中力が上がるような気はする…」でもそれって医学的に証明されているの?折角ならコーヒーひいてはカフェインについて、
もっと知りたいですよね。
ここでは内容を絞って、
①カフェインの作用機序
②カフェインと集中力の関係
について順番に解説していきます!
どうしても内容が難しくなるので、
化学アレルギーの方は流し見してください(笑)。
①カフェインの作用機序
カフェインの構造式
化学式ドーン!
はい、まだ諦めるのは早いですよ。
このカフェインの構造式ですが、
あるものに似ています。
それがこれ。
見比べてください。
青丸で囲った部分が似てますよね。
似て…ますよね?
これは アデノシン の化学式です。
カフェインの化学構造はアデノシンと類似しています。
つまりカフェインの薬理作用は、
アデノシンの機能と関係しているのです。
それでは次に知りたいのは、
アデノシンの作用!
となりよね。うん、きっとそうでしょう!
興奮性神経伝達物質のグルタミン酸、
ドーパミンなどのシナプス間隙への放出を抑制し
神経活動を安定化させます。
つまりアデノシンは、
鎮静作用(心拍数低下、眠くなる etc…)を発揮します。
あれ?ここで疑問が生まれます。
「カフェインがアデノシンと構造が似ているなら、コーヒー飲むと眠くなっちゃうの?」
Okay, calm down!
カフェインはアデノシンと構造は似ていますが、
神経終末には作用しません。
(専門用語でアンタゴニストといいます)
なのでカフェインが結合した場合は神経活動は抑制されず、興奮性神経伝達物質がシナプス間隙に放出され、神経細胞は興奮します。
つまりカフェインは
"結果的に"神経興奮作用を有している
と言えるのです。
②カフェインと集中力の関係について
カフェインと集中力の関係について、
興味深い論文を見つけたので紹介します!
さて結果はどうなったでしょう!
例えるなら、
「この書類、誤字脱字ないか確認しておいて〜」
みたいな答えがある単純作業は、
カフェイン摂取で処理スピードUP!
一方、「 青春 を油絵で表現して〜」
みたいな創造的なお題にはあまり効果がない、
ということになります。
あとはカフェインの作用時間や睡眠に与える影響なんかの論文も調べたんですが、あまりにも内容が盛りだくさんになってしまうので今回はこの辺にしておきます(泣)
まとめ
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Dr.クレヨン🖍️
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