来店したくなるDM(ダイレクトメール)の書き方のポイントは?パターン別の例文もご紹介
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来店したくなるDM(ダイレクトメール)の書き方のポイントは?パターン別の例文もご紹介

個人顧客向けの営業担当のみなさん、お客様に店舗に来店(リピート)いただくためにどんな工夫をされていますか?

ネットに広告を出したり、SNSで情報を発信したり、店舗でイベントを開催したり……。

来店促進のためにはいろんな手法があり、郵送DM(ダイレクトメール)もそのひとつです。

「いまはインターネットが発達しているから、DMは使ったことがないなぁ」という方もいらっしゃるかもしません。

インターネットを活用した販促は低コストで始められたり、多くの潜在顧客に見てもらえたりといったメリットは多くありますが、DMにも負けないくらい紙ならではの良さがあるのです。

たとえば、カタログを同封して雑誌感覚で楽しんでもらったり、普段インターネットを利用しない顧客とも接点がもてたり、お客様によって送る内容を変えたりできるのはDMならではのメリットと言えますね。

また、直接お客様とお会いすることが難しくなったコロナ渦のいまだからこそ、DMの特性を活用して集客に成功した例文も出てきています。

ここでは、来店促進のためのDMの活用法を詳しくご紹介しています。

パターン別の文例集も掲載していますので、「DMを作るのが初めて」という方もぜひ参考にしてみてください。

DM(ダイレクトメール)のメリットを紹介

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1 開封率が高い

DMメディア実態調査(参照:2019https://www.jdma.or.jp/upload/research/20-2020-000016.pdf)によると、「自分宛て」のDMの場合の開封率は74.0%に上るそうです。

ちなみに、宛名のないDMの場合は、そもそも「受け取りたくない」方の割合が45.2%もいます。DMを作成する際には、誰宛てのものかが一目でわかるような工夫が必要ですね。


2 たくさんの情報を一度に発信できる

インターネット上の広告は多くの場合掲載枠が決まっているため、一度にたくさんの情報を載せることは難しいです。
しかし、DMなら情報誌やカタログを同封することでお客様により多くの情報を提供することが可能です。
ネット広告から商品ページに遷移しても、一度閉じてしまうと検索する手間がかかるため、お客様がそのページに戻ってくることはほとんどありません。
紙のカタログなら一度目を離しても気軽に後で見返すことができるので、その点もメリットと言えそうですね。


3 お客様ひとりひとりにあわせた情報発信ができる

たとえば、新規のお客様、既存のお客様、そしてしばらく来店されていないお客様など、お客様との関係性に応じて情報を変えて発信することができます。
また、商品を購入した後や、お客様の誕生日といった記念日にお祝いのDMを送ることで、一方通行の情報発信ではなく信頼関係を築くことも可能です。


4 人気(ひとけ)を出せる
文字を手書きにしたり、お客様の来店時のエピソードを盛り込んだり、通常の広告にはない「人気(ひとけ)」を出せるのもDMの強みです。
差出人も、会社名や店舗名ではなく担当者名にすることでより人気がでますね。


5 保管してもらいやすい
「クーポン券付きのDMは自宅に保管しておく」という方は多いですよね。特に、「期間中何度でも使えるクーポン券」が付いていると、その間大切に保管していただける可能性が高いですね。


6 オリジナリティを出しやすい
前述したように、インターネット広告の場合は掲載枠が決まっていることが多いため、オリジナリティを出すことは難しいです。

しかし、DMの場合はハガキの形を変えたり、インクや紙の材質を変えたりすることで比較的容易にオリジナリティを出すことができます。
形や素材のほか、写真やデザインなどいろんな面で工夫をして、お客様の目に留まるDMを作りたいですね。


7 反応率を調べやすい
クーポン付きのDMの場合、商品購入時にクーポンを回収することが多いでしょう。
そのため、DMをきっかけに購入されたお客様の割合を、簡単に計測することができます。
簡単に数字が出せるので、検証もしやすいです。
「今回出したDMはいつもより反応率が悪かった。あいさつ文の内容を変更したことが原因かもしれない」など、結果を踏まえて次のアクションにすぐに移ることができますね。

お客様がDMに求めるもの

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DMメディア実態調査によると、お客様が企業から受け取ったDMの内容の上位3位は「新商品・サービスの案内(32.1%)」、「特売・セール・キャンペーンの案内(22.2%)」、「商品・サービスの利用明細・請求書(11.4%)」となっています。

一方で、お客様がDMに求める内容の上位3位は「クーポンの案内・プレゼント(51.3%)」、「試供品の案内・プレゼント(42.7%)」、「特売・セール・キャンペーンの案内(41.2%)」となっています。

この結果から、お客様がDMに対して「お得感」を強く求めていることが伺えます。新商品、新サービスの案内時にDMを利用する場合は、お客様の目に留まるよう上手に「お得感」を盛り込めると良いですね。

お客様の目に留まるDMを書く「5つ」のポイント

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DMメディア実態調査によると、1週間に受け取るDMは約7通。他のDMに埋もれずお客様に読んでいただくためには、「挨拶文」が鍵となります。

挨拶文は自己紹介の役割を果たします。このDMを送ってきたのは誰で、どんな理由でこの商品・サービスを紹介しようとしているのか。まるで手紙のような、人気を感じる挨拶文から始まるDMを受け取ったら、じっくり内容を読み込んでしまう方も多いはず。

ここからは、お客様の心に響く挨拶文を書くための5つのポイントをご紹介していきます。

1 「あなた」宛てに書いていることをアピール
前述したDMのメリットにも記載しましたが、自分宛てのDMだと開封率は74%。一方で、不特定多数に宛てたものだと「そもそも送付してほしくない」と考えるお客様が半数近くもいらっしゃいます。

個人名もしくは「あなた」と呼びかけることで、開封していいただける可能性がアップします。

2 お客様目線でのメリットを盛り込む
たとえば「新商品が発売されたのでぜひ店舗にお越しください!」とDMに記載されていても、お客様の来店意欲を掻き立てることは難しいでしょう。

「新商品が入荷しました!お客さまが以前おっしゃっていた、○○な悩みに効果的です。ぜひ一度店舗にお越しいただき、商品を試してみませんか?」など、どうしてお客様にその商品を勧めるのか、お客様にはどんなメリットがあるのかをしっかり盛り込むと、来店意欲を掻き立てることができますね。

3 「あなだだけの特別感」を演出する
お客様の誕生日や、初めてご来店された日から○周年の記念日などは、特別感を演出できる絶好のチャンス!

お祝いの言葉が丁寧に綴られたうえで、「今月中のご来店で、ささやかながら記念日のプレゼントをお渡しいたします」などのひとことがあると、「わたしのためにお祝いしてくれている!」と嬉しく感じますよね。

4 お客様が興味のありそうな話題を盛り込む
おすすめしたい商品やサービスが、お客様に関係があるものだと認識していただけるとDMの読了率が上がります。

「もうすぐ入学式ですね。写真を撮ることも多いこの時期、お子様と一緒にヘアスタイルをチェンジしてみませんか?」、「ご出産おめでとうございます!ライフプランがガラッと変わるこのタイミングで、家計の見直しをしてみませんか?」など、お客様の興味感心と商品を結びつける工夫をしてみましょう。

5 手紙のような親しみやすさを演出する
手書きのメッセージを添えたり、お客様が来店された時のエピソードを盛り込んだり、差出人を会社名ではなく担当者名にしたり。手紙のような挨拶分は、お客様に「読みたい!」と思っていただけます。

ただ、すべて手書きメッセージにしたり、長文のエピソードを盛り込んだりするとコストも時間もかかってしまいます。ある程度テンプレートを用意して、お客様によって一部分だけ加筆・修正をする、といった対応ができると効率が良いですね。

来店したくなる!パターン別DM文例集

ここからは、「新規顧客」「既存顧客」「休眠顧客」とお客さまとの繋がり別にすぐに使えるDMの文例集をご紹介していきます。

新規顧客

新規のお客様の来店促進を目的としたDMを作る場合、冒頭部分のメッセージが鍵となります。

お客様はあなたの会社やサービスのことをまだ何も知らない状態。丁寧に挨拶をしても、「なんのDMだろう?」と思われてしまいかねません。

お客様の興味を引くためにも、冒頭で「あなたに関係があるサービスであること」また、「あなたにとって有益な情報が載っているDMであること」が伝わる工夫をしましょう。

【新規顧客向け文例】

保険屋:「春は環境が変わる季節。また、予期せぬ変化で出費が増えやすい時期でもあります。今こそ家計の見直しをしてみませんか?無料で診断いたします!」

美容室:「今度のお正月はクローゼットに締まっている着物を着て初詣しませんか?ヘアメイクから着付けまで、当店がサポートいたします!」

新規顧客向けのDMでは、上記文例のようにターゲットを明確にすることで、「わたしのこと?」と目を留めていただきやすくなります。ぜひお試しください。

既存顧客

すでに接点を持っている既存のお客様の来店を促す場合は、「親しみやすさ」と「特別感」が鍵となります。

たとえば、担当者の名前で送付するだけでも手紙のような温かみが出るので、お客様と親しくなるきっかけ作りになりますね。

さらに来店時のエピソードやお客様の感心事を盛り込んで、お客様から「担当の〇〇さんに会いたい!」と思っていただけるようなDMを目指しましょう。

【既存顧客向け文例】

先日はご来店頂きましてありがとうございました!
新しいヘアスタイルは○○様にとってもお似合いでした。
ご家族やご友人の評判はいかがでしたか?
裏面にはご自宅でできる簡単なケア方法も紹介していますので、
ぜひ参考にしてみてください。
では、また○○様にお会いできるのを楽しみにしています!

STAFF △△△△

P.S.
××の話で盛り上がれたのも嬉しかったです。
次回用に新しいネタを仕入れておきますね笑
(参照:https://dm-watch.jp/planning-of-direct-mail/writing-direct-mail-greetings/

先日はご来店いただきまして誠にありがとうございました。△△様を担当させていただいた〇〇です。

先日購入いただいた商品の使用感はいかがでしょうか?もしお困りのことがございましたら、いつでもご連絡ください!△△様にあった使用方法を提案させていただきます。

休眠顧客向け

以前は店舗に足を運んでくださっていたけど、しばらくお見かけしないお客様の場合は、再度来店したくなるような気付きを与えることが鍵となってきます。

【休眠顧客向け文例】
ご無沙汰しております、いかがお過ごしでしょうか?

お仕事柄、ネイルは派手なデザインができないとの事でしたが、その後ネイルはされていますか?

季節も夏に近づいてきましたので、フットネイルで楽しむのはいかがでしょうか?

夏限定フットマッサージ付きキャンペーンもございますので、是非この機会にお越しくださいませ♪

(参照:https://www.k-net-salontool.jp/user_data/dmhowto.php

〇〇様 昨年はお子様と一緒にご来店いただきありがとうございました。

あの時はまだ赤ちゃんだった△△ちゃんも、すっかりお姉さんになっているかと思います。

〇〇様も、少し自分だけの時間が持てるようになったでしょうか?

ぜひリフレッシュがてら来店いただけると嬉しいです!毎日忙しい〇〇様に、ささやかですがヘッドマッサージのクーポンをお付けしました。

小さなお子さんのいるお客様の場合、「お店に迷惑をかけてしまうかもしれないから、頻繁に通えない」といった理由で足が遠のいてしまうこともしばしば。

お子さんを預けるのが難しい方も多いので、店舗内にキッズコーナーを設置して集客力アップを図るのもひとつの手ですね。

記念日用文例集

お客様の誕生日といった記念日にお祝いのDMを送ることで、「わたしはこのお店にとって大切なお客様なんだな」と思っていただける可能性が高くなります。

企業から誕生日を祝ってもらった人へのアンケート(参照:https://www.fusion.co.jp/column/2020/01/post-261/)によると、75%の人がその企業にいいイメージを持つようになり、さらに88%もの人が再来店するきっかけとなったそうです。

お客様にとっての特別な日だからこそ、親しい人に手紙を送るような気持ちで文面を考えましょう!

【誕生日文例】

お誕生日、誠におめでとうございます!

先日の新メニューに対してのご感想ありがとうございました。食通の〇〇様ならではのご意見はとても勉強になります。今後の参考にさせていただきますね。

次回ご来店に向けて、改善点を見付けようと思います!

(参照:https://bp-guide.jp/AXDDUViX

〇〇様 お誕生日おめでとうございます。

日頃のご愛顧の感謝の気持ちといたしまして、ささやかではございますがプレゼントをお送りいたします。お気に召していただけたら幸いです。

今後ともよろしくお願いいたします。

季節別の文例集まとめ

季節の挨拶は、お客様との共通の話題として非常に使いやすいですよね。季節の話題から商品・サービスに繋げて、お客様の感心を引き出す文面に仕上げていきましょう。

【春の挨拶文例】

「寒さも日に日にゆるみ、本格的に春が近づいてきました」

「一雨ごとに暖かくなりました」

「春の日差しも心地よい今日この頃」

「桜の美しい季節になりましたね」

「春もたけなわとなりました」

「新緑の香りがすがすがしい季節になりました」

「衣替えの季節となりました」

「梅雨に入り、うっとうしい毎日が続いています」

「梅雨明けが待たれる今日この頃」

「初夏を思わせる陽気になりましたね」

【夏の挨拶文例】

「青空のまぶしい季節となりました」

「日ごとに熱さが増してまいりました」

「草木の緑も一段と濃くなってきました」

「いよいよ夏本番を迎えました」

「もうすぐ夏休みですね」

「うだるような暑さが続いていますが」

「寝苦しい夜が続きますが」

「暑中お見舞い申し上げます」

「残暑お見舞い申し上げます」

「夜風に秋の気配を感じる今日この頃」


【秋の挨拶文例】

「スポーツの秋(芸術の秋、味覚の秋など)となりました」

「朝夕はずいぶんと涼しくなってきました」

「さわやかな秋晴れの日が続いています」

「紅葉が美しい季節になりました」

「秋風が心地よい季節となりました」

「秋もたけなわとなりました」

「いよいよ秋も深まってきました」

「朝晩はめっきり寒くなってまいりました」

「落ち葉が風に舞う季節となりました」

「朝晩冷え込む季節となりました」


【冬の挨拶文例】

「寒さの身にしみる季節となりました」

「いよいよ本格的な寒さになってまいりました」

「クリスマスが近づいてきました」

「一年で最もあわただしい季節になりました」

「新年を迎え、新たな気分でお過ごしのことと思います」

「寒中お見舞い申し上げます」

「例年にない厳しい寒さが続いております」

「まだまだ寒さが厳しい日が続きます」

「ようやく春めいてまいりました」

「少しずつ春のおとずれを感じる今日この頃」


(参照:https://www.shinmail-kikaku.co.jp/topics/successful-dm/

おわりに

DMは集客はもちろん、お客様に店舗のファンになっていただくためのツールとしても最適です。

例文を参考にしつつ、オリジナリティのある心のこもった文をお客様に届けてくださいね。

また、こういった例文は店頭POPやチラシなどの文言にもオススメなので参考にしてみてください!



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