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男性会社員が育休を取ってみた話

先月末に子供(第一子)が誕生したので、8月は育児休業+特別休暇(5日)で1ヶ月ほどお休みさせていただき、新生児の育児をしていました。

男性が育休を取るということ

大前提として私(夫)が育休を取得するのは子育てを「手伝う」ためではありません。

むしろ自分が子育てを担当することで出産後の奥さんに休養してもらいつつ、休んでもらっている奥さんに必要な場面で子育てを手伝ってもらうという立ち位置です。

育児に対する理解を深めつつ今後の家族での生活環境を整備していければなーという感じでした。

里帰り出産 or 育休

まずありがたいことに奥さんの実家は里帰り出産に協力してもらえそうでした。

また現在働いてる会社/チームでは今年子供が生まれたり育休を取得した先駆者パパが何人かいるので非常に育休を取得しやすい空気でした。

新型コロナウィルス全盛期だったので帰省自体が難しかったことと、いずれにせよ子供の受け入れや生活スタイルを確立する期間が必要だろうということで育休を取得してみることにしました。

親族に手伝ってもらえるならどんな形でも手伝ってもらったほうがいいです。

自分の親は遠方でサポートできない分、マネー的な面で支援してくれたので毎日UberEats連打で大人の食事は外注するという選択が取れました。

仕事(チーム)

関係メンバーにはほんとに感謝しかないです。

奥さんが安定期に入るまでは直属の上長のみに伝えていて、安定期に入ってからはチームにも育休を取ること含め伝えていたのでスムーズに育休に入れました。

担当するiOSアプリの開発についてはBitrise等でリリースフローの自動化など自分がいなくてもリリースができる状態にはしていたのでおそらく問題なかったと思っています。

あと育休中に会社の方々から出産祝いが届いたんですが、コロナ禍で内祝いをどうすればいいのか謎なので、これは出社後先輩パパたちに聞きたいです。

会社

私は現在株式会社ディー・エヌ・エーに所属しています。

DeNAでは男性社員もパートナーの出産前後に5日間の特別休暇(有給)が付与されます。

会社も社員の育休を積極的に支援してくれていて、育休も上記の特別休暇も絵に描いた餅になってるようなことはありませんでした。

むしろ出向中の子会社の社長や上長など、先輩パパたちがzoomでいろいろ教えてくれて背中を押してくれたので本当に助かりました。

(出産前から上長経由で連絡がいっていたとはいえ)人事チームの対応も迅速で出産後1営業日後に育休に入ることができました。

育休中は育児に専念できるよう、貸与されているPCを返却させるという徹底ぶりでした。

私の場合は育休期間が3週間と短めで、コロナ禍の影響もありPCの返却はしなくてもよいことになったのですが、その間はメールチェックすら絶対にしないでくださいと人事の方から念を押されました。

どうしても会社の人と連絡が必要な場合は個人のメールアドレスで人事を経由してすべてやりとりするようにとのことでした。

育児

やってみてわかったのは授乳以外は男性でも全然問題ないということです。

むしろ寝かしつけなんかは奥さんがやるより自分がやったほうが子供がミルクの匂いで興奮しないので良かったぐらいです。

最初はまとまって寝る時間が取れなくて、一人で育児していたら寝不足でどんどん心に余裕がなくなって追い詰められていくのが理解できました。

足りないものはAmazonや近所のスーパーに買いに走り、食事を作る気力すらないときはUberEatsでしのぎました。

1ヶ月だとまだまだ子供の生活リズムも安定しておらず、生活環境が整ったとは言い難いので、(先輩パパにアドバイスをもらっていたんですが)2ヶ月は育休取得すればよかったというのが正直なところです。

所感

結論から言うと育休を取ってよかったなと思います。

まずは奥さんの負担を減らすことができたこと。あと月並みだけど育児の大変さを身を持って理解できたこと。

人間って生まれたときは一人で寝返りもできない、げっぷも排泄も上手くできなくて泣いてしまう、本当になにもできないんですよね。

そして育児が大変だということを知っていてもその理解までは程遠い。

おむつを替えて、沐浴させて、泣いている子供をあやして、、、

子供が子供Lv1であるように自分もまた親Lv1であり、生まれたばかりの子供となにも変わることなく、周囲の人の助けがなければ立ち行かないという当たり前のことに気付かされるのでした。

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